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山名の由来(2)

2012年08月25日 | 山登り

今週、山登りは休み、山名の由来(2)です。

アイヌ語源の山を紹介します。

アイヌ(本来は人の意味)はサハリン(樺太)、千島列島、北海道や東北地方に多く住んでいたが、

明治以降減少の一途をたどり、現在では主に北海道に居住(約2万人)している。

また日本人と混血したアイヌ系日本人とでもいう人も多い。

これらの地域では、産業、習慣、衣食住の生活文化、宗教・文学・芸術などの文化の中に、

アイヌ文化が影響を与えた独特の地域文化が形成されている。

 その中でも地名は生活と結びついたものとして、アイヌ語を基としたものが多く残され使われている。

しかし、アイヌ語は元来文字をもたず表音のみであり、また、発音が難しく漢字にあてはめることが

困難なものがある。

漢字をあてたものの漢字そのものには意味のないものが多い。

北海道の地名の由来にはアイヌ語源のものが多い。(カタカナで表記したものが多い)

  :イワブクロ(羊蹄山)   :キクバクワガタ

まずは一般的な表現から・・・

アトサ(裸)・・・硫黄によって裸になった山。アトサヌプリ(硫黄山508m)

         阿登佐岳(1206m)など。

オンネ(大きい)・・・遠音別岳(オンネベツダケ:1331m)

カムイ(神)・・・神威岳(1322m)

ナイ・ベツ(川)・・・川の上流にある山に川名をつけることが多い。愛別岳(2112m)

ヌプリ(山・岳)・・・

ピリカ(美しい)・・・ピリカヌプリ(1631m)

ポロ(大きい)・・・幌尻岳(2052m)

ポン(小さい)・・・ポントムラウシ山(1247m)

ピンネ(雄の)・・・多くマチネ(雌)と対比する。尻別岳(ピンネシリ:1107m前方羊蹄山)

           後方羊蹄山(マチネシリ:1898m)

シャリ(アシの生えている所や、または湿地帯をいう)・・・斜里岳(1545m)

  :イワウメ   :エゾノツガザクラ

ウエンシリ(非常に大きな川の意味)・・・ウエンシリ岳(1142m)

シリベシ(大きい川の意味)・・・尻別岳(前述)

シレトコ(陸地の先端に意味)・・・知床岳(1254m)

チセヌプリ(枯れている山)・・・チセヌプリ(1135m)

トムラウシ(花や草木で覆われた山)・・・トムラウシ(2141m)

ニセコアンヌプリ(峡谷によりかかった山)・・・ニセコアンヌプリ(1308m)

ニベソツ(炎になって燃える山)・・・ニベソツ山(2013m)

フラノ(硫黄の臭いが強い所)・・・富良野岳(1912m)

ホロカメトック(魚の背鰭が遡上する川)・・・

レブン(低い山)・・・礼文岳(490m)

  :ウコンウツギ   :イワツツジ   :エゾリス

少し北海道の山の名前が理解できたと思います。

                     (日本山名辞典:三省堂より引用)

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早池峰山・・・ハヤチネと聞いただけで、可憐に咲き乱れるハヤチネウスユキソウを思い浮かべる。

日本のウスユキソウの中では早池峰のものが、ヨーロッパアルプスに咲くエーデルワイスに一番

近い形をしている。

   :ハヤチネウスユキソウ

早池峰山は(1914m)は、岩手県稗貫(ヒエヌキ)郡と下閉伊(ヘイ)郡の境にあって、北上山地では最も高い。

早池峰山の意味だが、まずこんな話から。

山頂の開慶水という霊池は、観音経をとなえれば、どんな干ばつでもたちまち霊水が湧き出して、

常に枯れることがないと伝えられる。

く水が涌くのあるだから早池峰という。

次は前述したアイヌ語説から。

昔はここ東北も蝦夷(えみし)が住んでいた。 アイヌ語の「パヤ(東)・ヤ(陸)・チニカ(脚)」つまり、

「東の陸の脚」とする説がある。

山麓には大償(オオツクナイ)小償(コツクナイ)来内(らいない)栃内(トチナイ)のように、アイヌ語で

沢や川を意味する「ナイ」の地名が残っているし、六角牛山(ロッコウシヤマ)、附馬牛(ツクモウシ)

の「ウシ」は北海道の羅牛(臼)と同じく「~のあるところ」と同系に思われるから、アイヌ語説も

無視できない。   (山名の不思議:谷有二から引用)

  :槍ヶ岳 

  名前の由来いいろあるようです。

    わかりやすいやつがいいですね、そのまんまというやつです。

 

           



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