”ヤセ尾根ルート”が見事な大山三峰山に登ってきた。
小田急本厚木駅から神奈中バス「宮ケ瀬行」でバス停「煤ケ谷」下車登山口へ。
丹沢山塊特有の「ヒル注意」の看板、この時期は心配ないが。
春ですね ・・・。
鹿除けの柵
「柵」が何重にも設置されている、元々は彼らのテリトりーだが・・・。
注意喚起の標識
大山三峰山の紹介だが、この辺りの登山道では、その意味が通じない。
落葉樹の目立つ、趣のある登山道です、いい天気でしょう。
「登山道崩落」の標識
山の崩落が顕著だ、「土留め」の対策はなされているが、自然には勝てない。
谷側はきれており、その谷も深い、崩れた岩が登山道にゴロゴロしている。
物見峠(熊の目撃情報も!)
11:00 約70分歩いて物見峠へ、ここからがいよいよ本格的な登りがはじまる。
急登の階段
急登の階段が設置されている、木の根も露出している、道も細い。
杉の樹間から、 ↑丹沢山 ↑蛭ケ岳 ↑丹沢三峰が見える。
このアングルで見る丹沢山塊は初めて、丹沢最高峰蛭ケ岳も確認できる。
11:45 階段の急登を登り、3~4回のアップダウンを繰り返し、正面に山頂が見える。
標高計も950mを指している、あれが三峰山(と勘違い)気合いを入れて階段を登る。
数えたら約200段、ピークと思ったら、ヤセ尾根・鎖場・岩場・木の根・キレットの始まりだった。
三峰山0.8km の標示は戦闘開始の合図だった。
ヤセ尾根を難所が続く、雨が降ったら歩きたくない場所だ。
鎖も設置されているが、その杭がグラグラ動く場所もいくつかあった。
三角点
12:10山頂へ、山頂というより「テラス」、眺望もなく、せまい。(信仰の山の痕跡は唯一あった!札のみ)
12:30昼食を食べて、「不動尻」へ下る。
下りも「いきなり」の急登だ。
足元は「ザレテ」おり、サポートする木も細く、条件が悪い。
大山 大山三峰山
梢越しに「大山」が顔をみせる、尾根道は大山に向かって伸びている。
高度感もあるし足元が不安定な場所が多い、下りだった。
急登が終わると、なだらかな尾根道、分岐(一部廃道)を過ぎると沢沿いの道。
こちらの斜面も崩落が目立つ、鎖場も4か所あった。
13:25大山への分岐を過ぎ、13:35 不動尻へ、あとは林道歩きで広沢寺温泉バス停へ
林道脇にミツマタが咲いていた、ネコノメソウも。
今日のパートナー
14:30 広沢温泉入口バス停へ、バスは出た後。
次は90分後、さらに県道を歩き、七沢温泉病院入口へ、ここで「愛甲石田」行のバスで帰宅に着いた。
県道から
左奥が大山三峰山、右は鐘ケ嶽
行程(登り標高差755m、約13km、4時間30分)
9:40 煤ケ谷バス停 ⇒9:45登山口 ⇒11:00物見峠 ⇒11:45鞍部
⇒12:10~12:30山頂 ⇒13:25大山分岐 ⇒13:35不動尻 ⇒14:30広沢寺温泉入口バス停
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大山三峰山:神奈川県愛甲郡清川村、標高953m。
丹沢山地北東部、大山の北東に続く尾根にあり、北峰・中峰・南峰からなる。
丹沢三峰(本間ノ頭・円山木ノ頭・太礼ノ頭の三つのピーク)と区別するために大山三峰山ともいう。
三峰山は全国に19ある(日本山名辞典より)その多くは信仰に関する山が多いが、ここ大山三峰山
にはその痕跡がない。石像、祠の類だ。唯一それらしきものは山頂の三角点におかれた「梵語」で
書かれた木の札だ。信者もあまりの山の険しさに近づかなかったか?
ちなみに「にせピーク」といったのは北峰で、三峰山が中峰、南峰も下りで歩行禁止になっている
ルートがあったので、その先にあるのかもしれない。
まずは明日からがんばってきまーす。
天気がよくて良かったですね♪
お疲れさまでした☆