(原題:SPY_N )2000年作品。犯罪組織の陰謀を追う中国警察の捜査官たちの壮絶な戦いを描くアクション映画。藤原紀香、アーロン・クォック、マーク・ダカスコ、クーリオetc.というヘンなキャスティングの香港製活劇だが、ストーリーラインは非常に荒っぽく、その点では話にならない出来だ。まあ、監督が「ファイナル・プロジェクト」や「レッド・ブロンクス」などの大味なシャシンを手掛けてきたスタンリー・トンなので、元より期待できないのは確かだが・・・・(^^;)。
タイトルとセリフがすべて英語、しかも舞台が香港ではなく上海なのは、香港映画の市場を超えたマーケティングを目論んでいると考えられるが、内容が従来の香港B級アクションのルーティンを一歩も出ていないのは御愛敬だろう。
しかし、アクション場面ははそれなりに見応えがある。オープニングの人質救出シーンの壮絶なバトル、中盤での公道をフォーミュラ・カーが激走するシークエンスは同手法のアメリカ映画「ドリヴン」より遙かに迫力がある。
そしてクライマックスの宙吊りアクションには目眩がした。同様のことをハリウッドでやろうとするとCG合成でお茶を濁すところだが、ここではスタントマンなしの体当たり演出。香港映画の“人を人とも思わない外道な映画作り(笑)”は健在といったところだろうか。
なお、本作の共演によって藤原紀香とアーロン・クォックとの間に浮いた噂が立ったらしい。それが発展しなかったのは確かのようだが、後に某お笑い芸人との結婚と別れを経験するよりは、藤原にとってアーロンとのカップルの方が少なくとも“絵的には”サマにはなっていたかもしれない(爆)。
タイトルとセリフがすべて英語、しかも舞台が香港ではなく上海なのは、香港映画の市場を超えたマーケティングを目論んでいると考えられるが、内容が従来の香港B級アクションのルーティンを一歩も出ていないのは御愛敬だろう。
しかし、アクション場面ははそれなりに見応えがある。オープニングの人質救出シーンの壮絶なバトル、中盤での公道をフォーミュラ・カーが激走するシークエンスは同手法のアメリカ映画「ドリヴン」より遙かに迫力がある。
そしてクライマックスの宙吊りアクションには目眩がした。同様のことをハリウッドでやろうとするとCG合成でお茶を濁すところだが、ここではスタントマンなしの体当たり演出。香港映画の“人を人とも思わない外道な映画作り(笑)”は健在といったところだろうか。
なお、本作の共演によって藤原紀香とアーロン・クォックとの間に浮いた噂が立ったらしい。それが発展しなかったのは確かのようだが、後に某お笑い芸人との結婚と別れを経験するよりは、藤原にとってアーロンとのカップルの方が少なくとも“絵的には”サマにはなっていたかもしれない(爆)。



