おバカなチャイロ系ちゃんに代わって説明します。
わたくしは、この“思い川”にはお昼をいただきにまいります。
注文してから作るので、少し時間がかかるので、文庫本なんかを持参します。
たとえば、
忍ぶ川 (新潮文庫)三浦 哲郎 (1965/04)新潮社この商品の詳細を見る |
このような純文学を。
昭和35年第44回芥川賞受賞作です。
この頃の芥川賞は実にきれいです。今のように、風俗先取りみたいな物語ではありません。いつから、こんなことになってしまったのでしょうか。
そんなことより、お気づきになりました?
“思い川”と“忍ぶ川”
そうなんです。この店がモデルだったのですねぇ。
といっても、文中に出てくる小料理屋と、現在のものはかなり違います。
昭和30年代は、ああだったのでしょうか?
ご家族だけでやっている店なので、仕事は丁重です。
中は居心地がいい空間になっていて、お寿司屋さんのように緊張しなくてすみます。
お昼なのでお弁当を食べることにしました。
“思い川弁当”これで900円は……
ありえな~い!
おかずの右下にあるのは、チャイロ系ちゃんがムッチャ感動してたおから。
お弁当では、今切ったばかりの切り口が瑞々しい青竹におからが入っていました。
煮物にも、生湯葉が乗っていたりして、女の子にはうれしい心づくし。
こんな由緒あるお店で、「うわー、美味しい!お酒もう一本」とかはしゃいで飲むのは止めましょうね、チャイロ系ちゃん。
あくまでも厳かに。アテクシのように楚々とした風情で。
え、今誰か美しいって言った?
いや~ん!