Chris's monologue

二匹+ONE?のクマンズとChris(謎の生命体)の怠惰な生活

秩父錦 VS 武甲正宗(其の三)

2007-09-26 11:29:05 | 旅ぃ~ゆけ~ばぁ
お腹も満たしたし、これで飲めます。(て、既に地ビール飲んじゃったけど)
西武秩父の駅前にある仲見世通り。
そこの中央付近の広場では、昨日の日記に載せた、こんにゃくは是非食べてみてね。4種類ぐらいのこんにゃくが楽しめるよ。しかも美味しい。七味たっぷりかけて。ビールのお供には最高!

よ~し、飲む蔵!飲んでやる蔵!飲みまくる蔵!!

まずは“秩父錦”を完全制覇。
タクシーに乗り、

やってきたのは“酒づくりの森”。

勿論、タクシーの運転手から、居酒屋情報もGET!。
しかし……
運転手さんによると「最近そんな酒場はなくなったなぁ……(回想の為、暫しの間)いや、昔はたくさんあったんだよ、この辺も。だけど、もう無いなぁ。今は大型店(フランチャイズ形式)ばっかり流行って、ちっとも面白くねえ。かといって、カラオケなんか流れてるような所じゃ飲みたくねえ。嗚呼、つまらねえなぁ。昔はさ、地の物を地の酒で楽しましてくれる、安くていい店がたくさんあったさ。大学教授も、あたしらのようなヒトも一緒になって飲めるような店がね。だけど、今は無いなぁ。昔は、そんな店があったから、いろいろ勉強になったなぁ。だってあんた、庄○みたいな店で、そんな勉強できると思う?ほんと残念でならないね。どうして無くなってしまうのかねぇいい店が…………」
とまあ、こんな感じで相当語ってもらいました。
運転手さんは大の酒好きとみえて、酒の話をふったら嬉しそうに語ってくれました。
「じゃあ運転手さんは、今はどこで飲むんですか?」
「もっぱらうちよ。外じゃ、面白くもなんともねえや」
「そうですかぁ……いい店がないんですかぁ……」
「……ん!あそこならまだあるぞ」

と、いうことで、店の名前は覚えてないようでしたけど、その小路を教わりました。よし、夜行ってみよう。
これで、今夜の行動パターンは完全に決定。

しかも……
前日、我らが名誉隊長、居酒屋のオヤジさまから、究極の奥の手を聞いてきたので今回は間違いがないはず。

ともかく、ここでは秩父錦を堪能してみることにしましょう。
まずは、

資料館から。

大きな釜がありました。

昔の酒造りをガイドのヒトから教わりました。
酒を発酵させる貯蔵庫の中を見せてもらった時は、堪りませんでした。
だって米麹の香りがぷ~んと鼻腔をくすぐり、もう「飲ませろぉ!」と悲鳴をあげそうになってしまうぐらい。

でも、大丈夫。
ここでは無料で試飲ができるんです。

さ~て、飲むぞ。
原酒に、純米酒に本醸造、吟醸酒もあれば、ええ!焼酎まであるんですかぁ!?
がしかし……
確かに美味しい。けれど……
昨夜、オヤジさまが言ってたことを思い出しました。
「飲んだことあるけど、憶えてないなぁ」
なるほど。そう言われてみれば、これぞ!とい特徴があまりない。
ウムムム、困ったなぁ。
よし、ここは気分を変えて。

ワインでも飲んでみよう。
…………。
ゲ!これは飲めたものではない。(あくまでも個人的味覚により)
ワイン通のクマルさんも、さすがに色白の顔を歪めていました。
さ~て、困ったぞ。何が困ったかというと、今夜の晩酌用にここで酒を調達していこうと思ってたのだけど、買いたい酒がない。
燗酒にしたら、もっと違うのかもしれないけど……。

実際、それ専用みたいな酒も売ってた。
けれど、飲んでみないことにはなぁ……しかも宿で、燗にするのはちょっと無理があるし。

え、だったらこれを飲んでみなさいって?

うわ!これは美味い!
香りといい、味といい、もうこれしかない!
と、思い値段を見てみたら……
無理。こんだけだせば、居酒屋で何杯も飲めるし。

ということで、

米焼酎を買ってしまいました。
これ、25度と30度のがあったけど、何回か飲み比べて、こっち(25度)のほうがまろやかだったので、こちらにしました。(氷なしでも飲めるし)

結局、秩父錦での収穫は焼酎ということに……
あ!でも、まだぼくには武甲正宗がある。
今晩の居酒屋は、武甲正宗一本に絞ればいいのだ。
なんといっても、秩父といったら、

この雄大で猛々しい、武甲山があるのだから。

大分飲んでしまったので、とりあえずで酒を抜いて夜にそなえることにしよう。