第8話
『別れの時! 宿敵の甘い誘惑・・・』
英介は、オーディションの真相を確かめに賢太の元へ。
賢太は、剛以外の3人で、別のバンドとして
デビューする話を持ち掛けられたと告白する。
しかし、賢太は独断で話を断り、
それを聞いた英介は怒りをあらわにする。
そんな折、賢太の恋人・桃子が両親を連れて来店。
英介は失礼がないようスタッフに指示するが、
そんな日に限って店は大忙しに。
そこへ「ガステレア」のシェフで、
かつて母・華子の店で働いていた東が客として来店し、
手伝いを申し出る。
おかげで店は大盛況で、桃子の両親も満足して帰るが、
千恵がけんしょう炎になってしまう。
その晩、英介は麻生からワインを飲まないかと誘われる。
バンドとして声がかかったのはビジュアルだったか・・・(‐∀‐;)
あたしならあれでデビューする気はなくなるね。
まりあもこれでやっとバンドのことは諦めがつくか?
店の方向性は戻ったみたいね。
良かったよ。
しかし英介の店に卸してる野菜を、
麻生が買い取ろうとしてるね~。
どうなるんだろうか。
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第8話
『悪しき実』
私書箱から発見された写真に写っていた11人を調べると、
いずれも数年前に射殺された暴力団関係者だった。
姫川は今泉にそのことを説明する。
記したには大和会系の殺し屋だと。
先日岸谷の部屋から見つかった木片が13本あり、
岸谷は11人意外にも、既に実刑を受けた2人を殺している。
おそらく岸谷は殺した人数と同じだけの木片を持っていたと。
なんのために?と今泉に問われ、記念とか?と姫川。
自分たちの班も捜査に加えて欲しいと頭を下げる。
しかし、そこに日下が入って来て、
姫川の話には確証がないと、判断する材料が足りないと言う。
「確信と確証は大きく違う。
お前の勘に頼った、とんちんかんな確信は
捜査を混乱させるだけだ!!」
そして岸谷の半身の死後硬直の違いや、
そもそも自殺なのか他殺なのかと。
最初は他殺と考えてたけど今は自殺だと思っていると姫川。
しかしその根拠を問う日下に何も答えられない。
当然捜査には加われず・・・
大荒れの姫川に菊田がフォロー。
何故岸谷は他の写真と一緒に
春川の写真を一緒に入れていたのか。
岸谷にとって春川の笑顔が救いだったのではないかと考えた。
春川の写真をどこで撮ったのか調べると、
伊豆にある網代だと判明。
そこに春川がいると思った姫川は、
今泉に伊豆に捜査に行きたいと言い許可をもらう。
姫川は菊田を連れ伊豆へ。
聞き込みをして遂に春川を見つけた。
春川を事情聴取する姫川。。
何故警察の到着を待たずに部屋を出たのか、
何故自分の痕跡を消したのかと問うも春川は答えない。
「岸谷がプロの殺し屋だったことを、
あなたは知っていましたか?」
「私が殺しました。」
自分が岸谷を殺したと言う春川。
あの日、岸谷と何があったのか聞くが、
それ以降、春川は何も話さなくなった。
姫川のところへ井岡が現れた。
井岡は日下が掴んだ情報を話す。
神部と鷹見は繋がっていて、
それを始末したのが、大和会の殺しのプロだったと。
話しながら姫川に近づいて来た井岡。
井岡が腕にくっついて来た時、何かを感じた姫川。
その体温が遺体の死後硬直の謎を教えてくれた。
半身を冷やすのではなく暖めたのだ。
春川の事情聴取を再開。
春川は一晩中岸谷の隣で添い寝をしていたと。
それが半身を暖める形になった。
岸谷は自殺だったのだろうと姫川。
何故岸谷が死ななければならなかったのか、
警察はそれを掴んでいると。
でもそれを春川の口から女として聞きたいと姫川。
そして春川は話し始めた。
岸谷とは大阪で出会い、
すぐに惹かれあって一緒に暮らすようになったと。
けど半年後、何かに追われるように大阪の町を出ることになった。
誰かに追われているのを感じながら、
各地を転々としながら2人で暮らしていた。
東京に来て遂に追い詰められてしまい、
春川を人質に取られ、
大和会からの殺しの依頼を受けることになってしまった。
一緒にいると不幸になると言い、
春川を追い出そうとした岸谷。
それでも春川は岸谷と一緒にいたかった。
神部組の組長が殺された時、
帰って来た岸谷の様子がおかしかったと。
手に残る硝煙のニオイを消そうとして必死に手を洗う岸谷。
その後、岸谷は匂いのする木で彫刻を掘り始めたと。
「ごめんな」と謝りながら地蔵を掘っていた。
「私にはその音が、
あの人の心を削っていくように聞こえました。」
そしてあの日、スナックで働いてる春川に
岸谷から電話がかかって来た。
「終わりにしよう。」
春川は岸谷が死を選ぶと思い、
急いで家に戻って来たが既に自殺していた。
「不思議と悲しくありませんでした。
これで、この人は楽になったんだって思ったら、
ホッとしたっていうか・・・」
そして一緒にいられる最後の夜だと思い、
一晩岸谷に寄り添って眠った春川。
何故痕跡を消して出て行ったのかと聞く姫川の言葉に、
お腹を押さえた春川。
岸谷の子供がお腹にいたからだった。
父親が人殺しだと知らせたくないと。
「消してあげたかった。
苦しみ続けた岸谷のためにも。
でも、結局助けてあげられなかった。」
姫川は岸谷が大切に持っていた春川の写真を見せる。
岸谷にとっても、春川はかけがえのない大切な人だったと思うと。
「暗い闇の中のたったひとつの救いだったと。」
春川は涙を流した。
階段で姫川と会った日下は、
不起訴になるらしいと声をかけた。
相手は日本広域暴力団の大和会。
今回は犯人である岸谷が自殺したことで不起訴に。
岸谷に殺しを頼んでいたのが大和会だと分かってるのに、
それ以上は進めないもどかしさと苛立ち。
「いつかきっと!」と言う姫川に、
それは俺の仕事だと言う日下。
姫川の捜査の仕方を認めない日下に姫川も言う。
「私もあなたの重箱の隅を突くような、
ネチネチとしたした捜査は大っ嫌い!!」
屋上にいる姫川の元へ菊田がやって来た。
あの13本の木片はキシミという木だったと。
語源には「悪いしき実」と書いて「悪しき実」。
その「あ」がなくなってしきみになったという説があると。
「シキミの実は猛毒を持っているから、
そういうネーミングになったんだろうって。」
「悪しき実・・・・・」
「岸谷はそのことを分かってたんですかね?」
なんともやり切れない・・・
日下と姫川の対比が上手く描かれてたかな~。
やっぱり最後まで相成れない2人。
ま、小説でもそんな感じですからね。
次回は何やら姫川と菊田が!?
西島さん好きとしてはちょっと複雑(‐∀‐;)
スペシャルドラマ 『ストロベリーナイト』
姫川シリーズ第1弾 小説 『ストロベリーナイト』
姫川シリーズ第2弾 小説 『ソウルケイジ』
姫川シリーズ第3弾 小説 『シンメトリー』
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