第4話
『あなたが好きなのは自分だけ』
淳之介と屋台で飲む結夏。
同じ同郷だったことで意気投合。
翌朝、目が覚めると淳之介の家だったことに驚く結夏。
けど何もなかったとのこと。
結夏は淳之介の家族と一緒に朝御飯で気まずい。
淳之介は早くに母を亡くし、母親代わりをしてたよう。
早く結婚して妹たちに『母親』という感覚を
味わわせてあげたいと言う。
結夏に結婚したくないのかと聞く淳之介に、
バツイチだと教える結夏。
「結夏さんはこれから幸せになる途中にいるんですね。
結婚だって離婚だって、
どちらも目的は幸せになるためにすることじゃないですか。」
一方、光生はストレスのせいか円形脱毛症に!!
そこへ結夏が帰って来て500円玉大だと。
ショックな光生に一言「お大事に」と。
諒もまた朝帰り。
灯里のことは大切だし、別れたくないし、
ずっと一緒にいたいと思っているらしい。
旅行のために伊豆のパンフレットを持って帰る諒。
諒の携帯の着信で『詩織』という女の存在を知った千尋。
詩織に近づき、最近出来たアロママッサージの店の話をし、
詩織が興味を持ったら割引券を渡す千尋。
光生は智世の店に行くとそこには諒がいた。
ずっと気になっていたことを聞く光生。
「何故、婚姻届を出さなかったんですか?」
すると諒は軽い感じで今持ってると言い出す。
見せてもらっても困るが、見ると日付けは去年の11月11日。
その日に一緒に提出しようとしたが、
灯里が熱を出して寝込んだため、
自分だけで出しに行こうとしたら日曜だったと。
日曜でも受け付けると光生。
知ってると諒。
その時、ペットがいなくなったと電話がかかって来て、
一緒に捜すことにして結局提出出来なかった。
家に帰ったら灯里が喜んでたから、言い出せずに今まで来てると。
そこへ灯里が店に来てしまい、婚姻届を慌てて隠す光生。
結局、返すタイミングを逃し、光生が持って帰ることになってしまった。
その日、結夏は亜以子と観戦の約束をしていて、
そこで離婚の話をすると光生にメールが届く。
が、外で食事しようと思っていたが亜以子が用意していたため、
光生も亜以子の家に呼ばれて一緒に食べることに。
プロレスの話で盛り上がる結夏と亜以子。
離婚の話を切り出せずに時間だけが過ぎて行く・・・
アロエが脱毛に聞くとのことで、
光生にアロエをプレゼントする結夏。
そのお返しをどうすればいいのかと悩む光生。
「ありがとうでいいんだよ!」
翌朝、諒に遭遇した光生は婚姻届を返そうとするが、
別の上着の中だと気づく。
すると諒は捨てておいてと、必要ならまた書くからと。
奥さんが可哀想だと説得する光生だが、諒には響かず。
「濱崎さん離婚されたんですよね?
なんで結婚勧めるのかなって。」
灯里の店に予約を入れておいた詩織が
店にやって来た。
マッサージ中、彼氏から同じアロマの匂いを感じたことを話す。
そこへ諒が荷物を取りに来た。
その姿を見てしまった詩織は、マッサージ中に泣いてしまう。
それで全てを悟った灯里。
「またステキな人が見つかりますよ。」
帰り際の詩織に告げた灯里。
その夜、諒といつものように話をしていたが、
突然温泉には行かないと言い出す灯里。
具合が悪いのかと心配する諒に、
「行きたくないって言ってるんだからいいでしょ!」と
感情的になってしまった灯里。
「分かった」と受け入れた諒。
気まずい空気に耐えられず、家を出た灯里。
一方、淳之介から母の話を聞いた結夏は、
淳之介家族に料理を作ることにした。
家ではアロエのお礼にと光生が結夏のために、
結夏が好きなロールキャベツを作っていた。
結夏が帰って来たと思ったら再び出て行ってしまう。
すっかり拗ねた光生。
上機嫌で帰って来た結夏は、
光生の分の料理を持ち帰って来ていた。
が、光生は食べないと言う。
家では料理しないのに人のためにはするんだと、
また色々嫌味を言う光生に結夏が怒った。
作ってもこんなもんかって顔をして褒めることもしなかったと。
「外で食べたらレジでお金払うでしょ!
家出食べたら美味しかったって言うのがお金なの。
言わなかったら食い逃げなの。
私は家政婦じゃないんだから。
仕事じゃないんだから。
旦那さんが喜ぶと思うからやるんだから。
やってたんだから。」
「じゃあ、食べればいいのか。」
「私はただ・・・
別に普通の家族になりたかっただけで。」
「普通の家族ってなんだよ。」
「一番最初に思い出す人だよ。
一番最初に思い出す人たちが集まってるのが家族だよ。」
最初から恋をした訳ではなかった。
それでも否定しながらも、何をしていても、
光生が一緒にいればいいと思う瞬間がどんどん増えていった。
その想いを感じたから一緒になった。
そしていつかそのうち、夫婦っぽくなれるもんだと思ってた。
子供が出来たら変わるんじゃないかと・・・
なのに光生は子供なんかいらないと言ったと結夏。
「分かってたよ。
ああ、この日とは一人が好きなんだ。
自分の自由を邪魔されたくないんだ。
だったらいつだろ?
いつになったらこの人家族作る気になるんだろ?
いつになったらこの人、家族思いやれる人になるんだろって。
結婚して2年足らず。
やっぱりずっと思い浮かべてた。
山手線で事故があったって聞いたらうちの人大丈夫かなって。
店のお客さんが病気で入院したって聞いたら
人間ドック連れて行かなきゃって。
こたつがあったら一緒に入るとこ想像したし、
小さな子供見たら、うちにも子供がいたら
どんなだったかなって想像したし。
それは今でも変わんないんだよね。
何か楽しいことがあると、
濱崎光生さんのこと思い浮かべちゃうんだよね。」
涙交じり訴える結夏に、子供作ろうと光生。
「また結婚して子供作ろう。
子供作って、で、家族になろうよ。
あったかい家族を。」
「バカじゃないの! 何それ!?
どういうつもりで言ってんの?
ああ、あれか。 営業ん時の感じ?
あったかいコーヒー入れましょうか的な?
家族作りましょうって。」
「何言ってんだよ。 俺は―」
「俺は何よ?
俺は何を考えてそういうこと言ってんの?
自分の都合でしょ!?」
「違うよ。 結夏が言うから。」
「結夏がいうからっていうのも自分の都合なの!
いい加減認めたら?
私はずっと前から気づいてるよ。
あなたは私のことなんか好きじゃないの。
あなたが好きなのは自分だけなの!!」
そう言い出て行く結夏を呆然と見送る光生。
家を飛び出した結夏は灯里の姿を発見。
お互い気づき、2人でラーメン屋に。
家に帰りたくない2人はカラオケに行こうと盛り上がる。
結夏が椅子にかけてたコートを落としたのを、
灯里が気づき拾う。
そのコートは光生のコートだった。
ポケットに入ってた紙を結夏に渡す灯里。
結夏が広げると、それは灯里と諒の婚姻届だった!!
それを見て固まる2人・・・
なんだ。
婚姻届の結末見れるの今回じゃなかったのか。
ちょっと楽しみにしてたのにな~。
しかしホント光生はバカだね。
それ以外言いようがないよ(‐∀‐;)
今回もエンディングが最高だった(笑)
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