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ハンチョウ6~警視庁安積班~ 第8話

2013-03-05 23:48:47 | 福士誠治〚ハンチョウ5&6〛

第8話

『容疑者は初恋のカレの母親!?

結城刑事号泣す』





スナックの雇われママ・池澤元子と、

内縁関係の村田博が遺体で発見された。

第一発見者は元子の店に勤めるホステスで、

元子が開店時間になっても現れないため、

部屋を訪ねたとのこと。

部屋の状況から、村田が元子を殺害して

無理心中した可能性があった。

しかし現場に残されていたバッグの中から、

帯が付いた200万を安積が発見。



安積班は2人の関係先を中心に捜査を開始。

スナックのホステスの話では、

村田が元子に暴力を振るっているのを見たと言う。

村田の勤め先の造園業社長からも話を聞くと、

勤務態度が悪く、今度無断欠勤したらクビにしようと考えていたと。

しかし、最近出入りしている片山家の仕事では、

真面目に現場をこなしていたので、

クビにするきっかけを失っていたとのことだった。



安積と結城は事情を聞きに片山家へ向かう。

その家は結城の高校時代の友人・片山春樹の家だった。

7年振りの再会に、春樹の父・慎一郎、母・澄子、

妹・莉奈は結城を歓迎する。

莉奈はもうすぐ結婚するとのことで、

婚約者の飯塚将也を紹介された。

そんな中、話を聞き始めた安積だったが、

澄子の態度に何か引っかかった。



安積は200万の帯封に記載されていた銀行名と、

片山が経営する会社のメインバンクが

同じだったことが気になり、銀行へ聞き込みに行く。

すると、娘の結婚準備のためと言って、

澄子が200万を引き出していたことが分かった。



一方、元子と村田の身辺を調べていた小池から、

元子の持っていた200万は澄子が渡したものだと判明。

友達には見えなかったそうだから、

もしかしたら澄子が脅迫されていたのではないかと。

2人は無理心中じゃなかったのかもしれないと言う小池。


「じゃあ小池くんは、片山くんのお母さんが

2人を殺した犯人だって言うの!?」


「その可能性はあるだろ。」


「そんなことある訳ないじゃない。」


「片山澄子は脅迫されていた可能性があったんだぞ。

ってことは2人を殺す動機だってあったって―」


「おばさんはそんな人じゃない!!」


「結城。 お前この捜査から外れるか?

片山さんの家族と親しいからといって、

今の状況を冷静に判断出来ないようならその方がいい。

俺たち刑事は、たとえ相手がどんなに親しい人間であっても、

捜査の対象になった人間のことは徹底的に調べなきゃならない。

親愛の情が、その姿勢を鈍らせるようなことは

絶対にあってはならない!

それが出来ないなら、お前は刑事失格だ。」



千春が押上分署へやって来る。

村田が偽名だったことが分かったと。

本名は櫛田博敏といい前科者だと判明。

しかも櫛田と澄子は同郷出身だった。

そして春樹と莉奈は慎一郎の実の子ではないとのこと。

春樹が5歳、莉奈が3歳の時に、

澄子は慎一郎と結婚していた。

澄子は未婚で2人を産んでいたため実の父親は不明。

2人の実の父親が櫛田だとしたら、

澄子が200万を渡した説明がつくと考える安積と小池。



安積と結城は片山家へ。

澄子に実の父親について話が聞きたいから

署へ来て欲しいと安積。

しかし話すことは何もないと澄子は拒否。


結城は澄子が2人を殺すようには思えないと、

自分に調べさせて欲しいと安積に頼む。

安積は気の済むまでやってみろと。



慎一郎に話を聞く安積と小池。

春樹と莉奈の実の父親のことは亡くなったと聞いていると。



結城は聞き込みをするが何も情報は得られなかった。

が、コンビニで元子が亡くなった日に来たことを聞く。

店内のカメラを見せてもらう結城。


「そんな・・・どうして・・・」



澄子が押上分署へやって来た。

春樹と莉奈の実の父親は櫛田だと。

春樹が産まれて一緒に暮らすようになってから、

仕事が上手くいかなくなり、お酒を飲んで暴れるようになったと。

ある日、手が付けられなくなり、

1歳にならない莉奈にまで手をあげるようになった。

このままでは子供たちの命まで危ないと思い逃げ出した。

見つからないように町を転々としていた頃、

慎一郎と会い、自分たちを受け入れてくれたと。

そんな時、造園業で来た櫛田に会ってしまった。

次の日電話がかかって来て、

今の幸せを壊されたくなければ200万円払えとのことだった。

莉奈には幸せになって欲しかったからお金を渡したと、

それが全てだと澄子。



結城はひとり公園で考えていた。

カメラに映っていたのは春樹だった。



春樹を呼び出した結城。

カメラに姿が映っていたこと話す。

その時、春樹は莉奈には幸せになって欲しいと話し出す。

春樹は母親が何かおかしいと気づいて聞いたが、

何も答えてくれなかったと。

だからあの日、母親を街で見かけた時、迷わず後をつけた。

そこで母親が元子にお金を渡しているのを目撃した。

母親を苦しめているのは何か知りたかったと春樹。

そして元子の後をつけ、部屋を訪ねた。

澄子の息子だと言い、部屋に上げてもらった春樹。

部屋には櫛田もいた。

なんで母はお金を渡したのか聞くと、口止め料だと。

そこで櫛田が父親だと言われる。

櫛田に春樹だろと言われ、昔、暴力を受けた記憶が蘇った春樹。

老後はお前らに面倒見てもらうと櫛田。

莉奈の幸せを壊されて堪るかと言う春樹に、

冷たいこと言うなと肩を掴む櫛田を突き飛ばした春樹。

櫛田は怒り、包丁を手に取って春樹に向かって行く。

揉み合いになった2人を止めようとした元子。

どいてろと手を払った櫛田。

その手に持ってた包丁が元子の首を切った。

元子が倒れたのを見た櫛田は、お前のせいだと春樹を襲う。

再び2人は揉み合いになり、倒れた。

その時、包丁が櫛田に刺さり、櫛田は息絶えた。


話を聞いた結城はどうしてすぐに警察に言わなかったのかと。

自分はどうなっても良かったが、

莉奈の結婚がどうなるかと思うと

警察に知らせることは出来なかったと春樹。

春樹は結城に手首を出し、逮捕するならしてくれて構わないと。


「ただ、俺は莉奈の幸せだけは守ってやりたいんだ。」


結城はどうすることも出来ず、春樹はその場を立ち去った。



暗い顔で歩いていると水沢に声をかけられた結城。

医者としての仕事が正しいのかどうか迷ったことはないかと、

水沢に聞いた結城。

自分の仕事に迷いがあるなら辞めればいいと。


「あのな、迷っちゃいけないんだ、自分の仕事に。」



結城は安積に話したいことがあると。



そして安積が見守る中、結城は春樹に会う。


「どんな理由があったとしても、

犯した罪は償わないといけないの。

そうすることでしか、新たな一歩は踏み出せないから。」


「それが、沙織里の出した答えなんだな。」


「片山春樹さん。

あなたを、傷害致死容疑で逮捕します。」


春樹の出した手に手錠をかける結城。



莉奈の結婚は予定通りだと話す結城。

ただ式は春樹が帰って来るまで延期するそう。

久米島が来て、来週尾崎が帰って来ると報告が。



久米島が川口に電話。


「これから例の人物に会って来ます。

そうです。 15年前の事件の。」





なんだかな~(-_-;)


結城は最初に春樹から真相聞かされた時、


逮捕しなきゃダメでしょ。


綺麗な話にしすぎ。


手錠かけた場面もあんなシルエットって・・・どうなの?


そして水沢に迷ったことは?とか聞く?


なんか無理矢理水沢登場させました感があるよね。


にしても、実際春樹の罪ってどのくらいになるんだろう・・・



次回は大変なことになるね~。


久米島は裏で動いてたんだね。


一体どんな事件だったのか・・・





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