最終回
『ひとつの命のために』
15年前の現金輸送車強奪事件を追っていて、
銃で撃たれた久米島は、
「押上リバースにはもうひとつの顔がある。
町ぐるみで嘘をついている気がする。」
と言っていたことを聞く。
昔、押上リバースの中に徳吉がいたことを知り、
動揺する安積班。
安積と結城は徳吉の元へ向かい事情を聞くが、
何かを隠していることだけしか分からなかった。
安積は水沢からも話を聞こうとしたが、
話してはもらえなかった。
「刑事として聞きたいなら令状を持ってこい。」
押上に来て数ヶ月の自分たちに話してはくれないと安積。
一方、尾崎と小池は平沼の元へ。
話を聞こうとしたが何も得られなかった。
久米島を撃ったのが坂木と教えた時は、
平沼は驚いていたと尾崎。
何か感じたようだった。
安積と結城は犯人を証言した人物に話を聞きに行くが、
やはり何も得られず・・・
そんな時、15年前に難病の少女を助けようと、
押上リバースのメンバーが中心となって
募金活動を行っていたことが判明。
その少女は藤谷由加里といい、
心臓移植の手術をしなければならなかった。
募金活動のお陰で目標の1億円が集まり、
少女は渡米して手術を受け、現在も元気に生活しているという。
が、少女が渡米する2日前に現金強奪事件が起きていた。
もしかしたら、強奪されたお金が
手術費用に当てられたのでは?と安積たち。
久米島が意識を取り戻したと安積に連絡が入る。
安積は急いで病室へ向かった。
久米島は安積に事件のことを話す。
現金強奪したのは平沼だと思っていたが、
平沼が奪ったのは由加里の募金で集めた1億円だった。
久米島が撃たれた日、久米島は坂木と話をしていた。
事件を暴露するつもりはない。
真相を知りたいだけなんだと言う久米島。
そして1億円を奪ったのは平沼だと教える。
坂木が持っていた銃を奪おうとして揉み合いになり撃たれたよう。
「私が、坂木に、引き金を引かせてしまったんだ。
わた、私のミスだ・・・」
安積は由加里に会いに行く。
由香里は病院でボランティアをしていた。
自分が今こうしているのもみんなのお陰だと由香里。
「私の命は、私ひとりのものではない。」
安積は水沢と話をする。
坂木が何故久米島を撃ったのか分かったと。
「15年前の秘密を守りたかったからです。」
由加里は善意のお金だと思ってるが、
それは強奪したものだと知られたくなかった。
「赤いジャンバーの男は徳さんですね?」
目撃証言は町のみんなが作り上げたものだと安積。
けどそれは安積の推理だと、実証されることはないと水沢。
「今の由加里さんなら、たとえ真相を知ったとしても、
そのことを分かってくれるんじゃないでしょうか。」
「無責任なこと言えるよな。
他所のところから来たヤツは。」
その時、安積の携帯が鳴り、徳吉がいなくなったとの報告が。
急いでおでん屋へ駆けつけた安積。
坂木から電話があり、店を出て行ったとのこと。
その頃、平沼を張っていた尾崎と小池。
平沼が動き出したと安積に伝えると、
坂木に呼ばれたのかもしれないから絶対に見失うなと。
坂木の元へ徳吉が現れる。
ホントに平沼をやるつもりなのかと。
自分に出来ることはそれしかない。
それで永遠に15年前の秘密が守られると坂木。
15年前。
やっと集まった1億円がなくなってしまった。
手術が延期になると由加里は手遅れになると水沢。
坂木は自分の銀行からお金を調達すると言い出し、
周りと揉めていると徳吉が自分がやると。
そして現金強奪は実行された。
徳吉はみんな共犯だから坂木だけに罪を被せる訳にはいかないと。
そこへ平沼がやって来た。
尾崎と小池も到着。
平沼に問い詰めると昔の話だと、
今更どうしろって言うんだと言われ、徳吉は殴った。
倒れた平沼に銃を構える坂木。
平沼はあの時、自分も生きるか死ぬかだった。
ああするしかなかったと。
ずっと坂木たちに謝りたいと思っていたと平沼。
そこへ尾崎が拳銃を構えやって来た。
坂木も尾崎に向かい銃を構える。
徳吉は間に入り、撃たないでくれと頼む。
小池もやって来て銃を構えた。
坂木は平沼に銃を向けた。
安積と結城も到着。
安積は尾崎と小池に銃を下ろすよう言い、
坂木にも銃を下ろすようにと、
そして久米島が一命を取りとめたと伝える。
「お前に引き金を引かせたのは自分の責任だと言ってる。」
すると坂木は自分の米神に銃を当てた。
やっぱり自分が生きていてはダメなんだと。
「坂木、15年前に由加里さんの命を救ったお前が、
今ここで自分の命を捨てるのか?
由加里さんのことを考えるなら、罪を償うんだ。」
そこへ水沢がやって来て、坂木にやめろと言う。
「坂木!! 15年前の事件の時効はもう過ぎた。
でもだからと言って犯した罪が消える訳じゃない。
過去の罪を隠そうとして、人はまた罪を犯します。
坂木、お前が久米島課長を撃ってしまったのもそうだ。
闇に葬ろうとすればするほどその闇は、
いつまでもどこまでも深く続いて行く。
たとえ時効が過ぎても、人は、罪を償わない限り、
新しい一歩は、踏み出せないんだ。」
水沢が15年間、罪を背負わせて苦しめてしまったと、
坂木に謝る。
「みんなで秘密を持ってしまったことが、
この町やみんなの心に、影、落としてしまった。
心から笑ったり、泣いたりすることが、出来なくなっちまった。
みんな、俺のせいだ。」
由加里の手術が成功した後、徳吉は自首したいと言ったそう。
それを事件が明るみになったら由加里が苦しむからと、
水沢が止めたよう。
坂木に謝り、頭を下げる水沢。
坂木は銃を下ろした。
「安積。 お前の言う通りだな。
たとえ、時効は過ぎても、犯した罪は消える訳じゃない。
俺なりに、ケリをつけなきゃいけないんだろうな。」
水沢は由加里の元へ。
ベンチに座っている2人・・・
由加里に全部話したと安積に伝えた水沢。
話を聞いた由加里は驚いてたし、
ショックを隠しきれない様子だったと。
けど笑顔を作って水沢たちに対する気持ちは
変わらないと言ったそう。
「あたしばっかり幸せで、ごめんなさい。」
逆に自分たちが助けられたというか、
励まされたというかと水沢。
安積と真山が話をしながら歩く。
平沼が区議会委員に辞職を出したとのこと。
自分なりに罪を償いたいと言ったそう。
坂木は殺人未遂で起訴されることはなさそうだと。
拳銃不法所持と過失傷害で罪を問われることになるよう。
久米島は来月末に退院出来るとのこと。
ただ押上分署は残るが、安積班は解散だそう。
押上分署ではみんなで片付け。
尾崎はイタリアの大使館に派遣されることになったそう。
安積たちは何処へ行くかまだ決まってないと・・・
終わってしまいました。
事件が無事解決したのは良かったですね。
なんか納得行きませんけど(-_-;)
まぁ、福さまが1クール見れたのでいいです。
けどもっと小池くんの活躍する姿が見たかったな~。
またやってくれるかな?
でも『ハンチョウ7』やったとして、
安積班がこのメンバーとは限らないよね(‐∀‐;)
福士くん、お疲れ様でした。
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