まったり☆てぃ~たいむ

いくら寝ても眠いのは何故?(・ω・*)?

神さまは五線譜の隙間に / 瀬那和章

2017-01-02 22:01:09 | 小説・その他本


   

それは、ピアノに神さまをおろす仕事――
心に触れる「音」を作る調律師たちの物語。
念願かなって町の小さな調律事務所に就職が決まった幹太は、
業界内で「エスピー調律師」と揶揄される時子の助手として働くことに。
シンプルな黒スーツに鋭い目つき、無愛想な態度――
時子の醸し出すエスピーのような雰囲気に最初は尻込んでいた幹太だが、
彼女の天才的な手腕と真摯な仕事ぶりに尊敬の念を抱き始める。
依頼人たちが望むさまざまな「音」を作り上げるために奮闘し、
ときにピアノと音に隠された謎を解き明かしてゆく時子たち。
そして調律が終わり、ピアノに神さまがおりた瞬間、
それぞれの依頼人の心に小さな奇跡が訪れる――。





思ってた以上に面白かった。


ピアノ調律師の仕事にスポットを当てた作品。


実に興味深く魅力的に書かれていた。


時子に起こった出来事は不幸な出来事ではあるけれど、


好きなピアノに目を背けず新たな道を探し


必死に歩んでいるところがかっこいい。


続編が出たら読んでみたい。


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