コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

東京ディズニーランドのお子様ランチ

2006-03-28 06:58:30 | Weblog
私の友人に志賀内泰弘さんという方がいます。
その方のメルマガにこんな記事がありました。
思わず涙が出てきました。

     *     *     *     *     *

  『ディズニーランドのお子様ランチ』


東京ディズニーランドの中にあるレストランでのお話です。

若い夫婦が二人でそのレストランに入りました。
店員はその夫婦を二人がけのテーブルに案内し、
メニューを渡しました。

するとその夫婦はメニューを見ずに

 「お子様ランチを2つ下さい。」

とオーダーしたのです。
店員は驚きました。

なぜなら、ディズニーランドの規則で、
お子様ランチを提供できるのは
9歳未満と決まっているからです。

店員は、

 「お客様、誠に申し訳ございませんが、
  お子様ランチは9歳未満のお子様までと
  決まっておりますので、
  ご注文はいただけないのですが...」

と丁重に断りました。
すると、その夫婦はとても悲しそうな顔をしたので、
店員は事情を聞いてみました。

 「実は…」

と奥さんの方が話し始めました。

 「今日は、亡くなった私の娘の誕生日なんです。
  私の体が弱かったせいで、娘は最初の誕生日を迎えることも
  出来ませんでした。子供がおなかの中にいる時に主人と

  “3人でこのレストランでお子様ランチを食べようね”

  って言っていたんですが、それも果たせませんでした。
  子どもを亡くしてから、しばらくは何もする気力もなく、
  最近やっと落ち着いて、亡き娘にディズニーランドを見せて
  三人で食事をしようと思ったものですから…」

店員は話を聞き終えた後、

 「かしこまりました」

と答えました。そして、その夫婦を二人掛けのテーブルから、
四人掛けの広いテーブルに案内しました。

さらに、

 「お子様はこちらに」

と、夫婦の間に子供用のイスを用意しました。
やがてそのテーブルには、お子様ランチが3つ運ばれてきました。
その店員は笑顔でこう言いました。

 「ご家族で、ごゆっくりお過ごし下さい」


この夫婦から後日届いた感謝状にはこう書かれていました。

 「お子様ランチを食べながら、涙が止まりませんでした。
  まるで娘が生きているように、家族の団らんを味わいました。
  こんな体験をさせて頂くとは、夢にも思っていませんでした。
  もう、涙を拭いて、生きていきます。

  また来年も再来年も、娘を連れてディズニーランドに行きます。
  そしてきっと、この子の妹か弟かを連れて行きます。」


さて、この店員の行動は明らかに規則違反です。

しかし、この行動について上司からお咎めを受けることは
ありませんでした。なぜなら、この店員はディズニーランドが
最も重要視しているルールに従って行動したからです。

それはお客さんに夢と感動を与えること。



教育の5K

2006-03-26 17:11:56 | Weblog
教育には大切な5Kがあります。
これだけ知っていれば、子どもとの関係も(コーチング)もばっちりでしょう。
それは
傾聴・共感・確認・解決策・行動です。
先日も、不登校の保護者と懇談をしました。
まず、しっかり話を傾聴してあげ、保護者の辛さに共感します。
子どもの最近の様子やどうなりたいかを確認して、解決策を練ります。
そして、今、何ができるかの行動ができれば、道は開けてきます。

電車が2分遅れる

2006-03-26 16:00:57 | Weblog
先日JRの電車を待っていたら
「お客様にお知らせします。○○行きの電車は、2分遅れています。お忙しいところ申し訳ありません」とアナウンスが入った。そのときは、ずいぶん丁寧はアナウンスだなあと思っていた。
しかし、2分の電車の遅れを問題にしている社会に疑問を感じている。
ニューズウィークに、気象庁が新型スーパーコンピュータを購入して、桜の開花予想をしているという記事が出ていた。昨年4日間の開花予想がずれただけで、多額の費用を投資してスーパーコンピュータを導入したくてはいけないのだろうか。
日本のこの慌しさは、日本人の本来もっている美しさを失っていないだろうか。

ベネフィット・ファインディング

2006-03-09 04:12:39 | Weblog
苦しみの中で見つける幸せ -ベネフィット・ファインディングー

学校を卒業して、職業をもたずにいる子どもたちに会うと共通点が多い。多くのやる気のない子どもたちに見受けられる特徴は、
働くなんてめんどくさい。
友だちづきあいなんてめんどくさい
勉強なんてめんどくさい
など、「めんどくさい」という言葉を使い、現実から逃避していることが多い。
もう少し追求すると「だって頑張ったって、結果は同じでしょ。意味もないし無駄。めんどくさいし」と働く意欲も、学ぶ意欲も感じられない。

 最近にわかに医学会で注目されている考え方にベネフィット・ファインディング(benefit finding)がある。これは苦しみを経験することで、それまではなんでもないと思っていた出来事に意味と価値をもたせるプロセスをいう。
 例えば、骨折をして、松葉杖の生活を余儀なくさせられると、足の不自由な人の気持ちがわかり、友に優しくなれたり生の必要性を感じたりする。
 学校行事の中で、意図的に不自由な生活をさせたり、長距離歩行や登山などを取り入れたりすることで、幸せを感じ、意欲を生み出すことができる。

何を叱るかより、誰が叱るか

2006-03-09 03:41:13 | Weblog
何を叱るかより、誰が叱るか -叱るにも信頼関係が必要-

朝、集団で遅刻をしてきた子どもたちがいました。
A先生は、顔を見るなり「どうして集団で遅刻してきたんだ!」と檄を飛ばしました。子どもたちは、嫌な顔をして黙っています。そこには、白々しいなんとも言えない雰囲気が漂っています。追い討ちをかけるように、「どうして黙っているんだ!」と感情を露にする先生。もう、溝は深まるばかりです。
同じことをB先生もしました。「今日は、そろって遅れてきたんだね。理由のある人は言ってください。」
するとS君は、「僕が集合場所に遅れて、みんなが待っていてくれて、遅れてしまいました。ごめんなさい。」
「そうか、君が遅れて、みんなが待っていたんだ。集団で遅刻することはいけないことだね。これからどうするの?」
「明日から、もう少し早く集合するようにします。それでも、遅い場合は先に行くことにします。」
さて、二人の先生のどこが違うでしょうか?
A先生は、日頃から理由も聞かずに叱り飛ばして、子どもをコントロールしようとしています。しかし、B先生は、子どもを理解しようと心がけています。
そう、そのことで信頼の度合いが違うんです。
子どもにとっては、何を叱られるかより、誰に叱られるかの方が重要なのです。
子どもにとって、この先生なら叱られても分ってくれるという信頼関係が何よりも必要なのです。