コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

絵を差し替える

2011-07-13 05:43:56 | Weblog
人の行動というのは、
頭の中で唱えた通りに起きるわけではありません。

「前向きに行くぞ、前向きに行くぞ」
と繰り返したからといって、
必ずしも行動が前向きになるということはないようです。

ではなにによって人の行動は最も影響を受けるのでしょうか?

それは、
その人の心のスクリーンに、
どんな絵が描かれているかということが非常に大きいようです。

たとえば「前向きに行くぞ」と頭ではいいながら、
内側では
「壁に突き当たって、もがき苦しんでいる自分自身」
をありありと描いている、
しかも灰色で。

なんていうことがよくあるわけです。

これでは気楽に行動を起こすなんて、
できるわけがありませんよね。

それに対して、
うまくいっている人というのは、
ほとんどの時間はうまくいっている自分の姿で
スクリーンをいっぱいに埋め尽くしているものです。
明るくさわやかな色で。

だから、
なにかあってもすぐ次の行動に移っていけるのです。

そこで、
コーチは、
相手が行動を起こしやすくするために、
相手の心のスクリーンに描かれた絵を
一瞬にして差し替えることができます。

ネガティブな絵を消し、
そこにポジティブな絵を置くことができるのです。


■ 心のスクリーンが行動を決める ■


「解決不能」という答えもある 

2011-07-13 05:43:17 | Weblog
斉藤茂太氏の
「いい言葉はいい人生をつくる」
を読んでいたら
こんなことが書かれていた。

どんなに困難なトラブルでも、
一生解決できないトラブルはない。
誰だって、
いつかはトラブルから抜け出す。
新たな天地に立っている自分に気づく。

「問題は解決できませんでした」、
「課題をあきらめました」、という場合だって、
それはトラブルが解決したことだと私は思う。
なぜなら、「その課題は解けない」という答えを得たことになるからだ。

人間は本能的にトラブルバスターの要素をもっているらしく、
トラブルがない無風状態に長く身を置きすぎると、
無気力、無表情になっていくという。

リストラを進めている人に、
こんな話を聞いたことがある。
リストラの対象者には、
厳しい仕事を与えてはならない。
厳しい仕事で音をあげて辞めるといいだすかといえば、
逆だからだ。
むしろ、
しだいに生き生きと厳しい仕事に対して
意欲を燃やすようになるというのだ。
反対に、
まったく仕事を与えないほうがいい。
誰でも何の問題もなく
スムーズにこなせる仕事ばかりを与えるのもいい。
そんな状況では、
リストラ対象者は、
しだいに仕事への意欲をそがれていくのだそうだ。

人間は本質的に楽をしたいものだが、
楽なだけの日々にも耐えられないと思う。

斉藤茂太氏「いい言葉はいい人生をつくる」より



日本の貧困率

2011-07-13 05:42:39 | Weblog
過去最悪の16%であると報道がありました。

厚労省は所得の低い非正規労働者や、
高齢者の増加が要因とみているとありました。

この背景を考えてみると
日本の社会がますます二極分化されているからではないかと
思います。

しかし、
もっと問題であるのは「意欲の格差」だと思います。

多くの人の中には「やってもだめだ」という
あきらめの気持ちが蔓延していないだろうか。

もちろん、
一方ではそうではない人たちもいて、
所得格差、
学業成績の格差だけではなく、
意欲をめぐる格差も生まれているという議論が
非常に強く主張されているようです。




ファイヤー(火をつける) 

2011-07-12 06:27:35 | Weblog
コーチングはとにかく行動がすべてです。

コミュニケーションを交わした結果、
相手の気持ちよくなったかどうかは二の次で、
実際に相手が行動を起こしたかどうかが
コーチングの価値を決める唯一絶対の基準です。

行動の集積が目標の達成につながれば
もちろんいうことはありませんが、
最低限コーチが責任を持てるのは、
あるいは持たなければならないのは、
相手の行動です。

コーチは相手が行動をとらないときに
「いやあ、行動の強制はできないからなあ、
今はそういう状態なんだよ」などといいわけしてはいけないのです。

もし部下が動かなかったということは、
あなたに十分なコーチング力が備わっていなかったということです。

コーチングはそれくらいの覚悟で行う必要があります。

極論を言えば
すべてのコーチスキルは
相手を行動に何かわせることが目的です。

コーチングをジグソーパズルにたとえるなら、
中でも大きなピースは、
「相手から引きだす」ことです。

自分でやろうと思ったことは、
人からああしるこうしろといわれたことよりも、
ずっと実際の行動に移す可能性が高いのです。

したがって「相手から引きだす」のは
コーチにとって忘れてはならないスキルでありスタンスです。

しかし、
行動が起きる可能性をより高めようと思ったら、
もうひとつ大事なピースを加える必要があります。

それが「ファイヤー」、
日本語にすれば「火をつける」ことです。

ファイヤーとはストレートな行動のリクエストで、
その目的は、相手の行動に対する意識を瞬間的にぐっと高め、
「よし、やるぞ!」と心の中でいわせることです。

ファイヤーするのは、
とことん引きだし、
相手がこういうことをしてみると宣言したあとです。
「やってくださいね、絶対に」
「なにがあってもそのことだけは、必ず試してください」
低く落とした真剣な声で、
リクエストします。

行動に関してはあなたがいかなるいいわけをも
受けつけないことを明言するのです。

二人の間に人が行動を決意した瞬間の、
あの「神聖な空気」が一瞬でも流れたら、
ファイヤーは成功です。

■ 最後に「必ずやってくださいね」とリクエストする ■


「失敗体験」を簡単に口に出さない

2011-07-12 06:27:01 | Weblog
自分のことを、
「私は運がいい、順風満帆だ」という人がいます。

その人は、
悠々自適な生活をし、
周りから見ると常に成功の階段を上ってきたように
思えます。

しかし、
その表面的なことしか知らない人は、
どれほど運がいい人間なのかと思うことでしょう。

これは、
実は失敗したりつらかったりしたことを
口に出していわないだけのことであって、
私だって何もかもうまくやってきたわけではありません。
失敗も苦労もありました。

にもかかわらず、
なぜ、まわりからそう言われるのかというと、
これが「口ぐせ」が人生を変えるからです。

言葉というものは、
それをいった人を規定してしまうものです。

つまり、
過去に失敗したことを口に出すと、
必ずその失敗を繰り返してしまいます。

そうして、
自分を失敗しやすい体質にしてしまうものなのです。

ですから、
私は、なるべくそういう経験は口に出しません。

私はいいことばかりをしゃべるようにしているし、
悪いことは聞かれても話さないのです。


■ 口に出せば実現してしまう ■



失敗する権利を与える 

2011-07-11 06:31:35 | Weblog
皆さんがこれまでなにか新しいことを学ぼうとしたとき、
仕事でも、
勉強でも、
皆さんの上司、
先生、
親は
どれくらい皆さんに「失敗する権利」を与えていましたか。

すなわち、
失敗を悪として追及せず、
成功へのステップとしてとらえ、
その間じっと見.守り続けてくれたでしょうか。

それは皆さんにとって十分なものでしたか?

それとも、もう少し失敗できる幅があったらよかったでしょうか?


逆に今、
誰かが新しいことを学ぶのをサポートする立場に皆さんがいるとしたら、
どれくらいその人に「失敗する権利」を与えているかを振返ってみてください。

先日、
あるお母さんがこんなことを話していました。
「アメリカ人のお母さんて、
こっちが冷や冷やするくらい子どもに自由に遊ばせるのよね。
どうしたらあんなふうになれるのかしら」

まだよちよち歩きの一歳そこそこの子どもに、
滑り台の急な階段をひとりで登らせているところを見てそう思ったそうです。

多くのアメリカ人の親は、
子どもが小さいころからなんでも自分でやらせようとします。
成功するにはその前提として失敗が不可欠である、
そう思っています。

それに対して日本の親は、
子どもを失敗させないようにする傾向が強いようです。

子どもを持つ親だけでなく、
日本の社会は一般的にあまり失敗に対して寛容ではありません。

たとえば、
会社を倒産させた経営者が表舞台に復帰するのは
なかなかむずかしいのが現実です。

それに対してアメリカでは、
倒産させてしまったこと
それ自体がかけがえのない経験として扱われるようなところがあります。

人材育成という場面では、
相手に「失敗する権利」をもっと与えてもいいような気がします。

それはなによりも
「失敗する権利」を与えることが、
相手の自発性を生みだすことに結びつくからです。

逆にいえば「失敗する権利」がないところでは
行動がどうしても「しなければならない」の連続になり、
自発性よりも義務感を助長してしまいます。

自分はどのくらい部下に
「失敗する権利」を与えているのか、
一度立ち止まって考える価値はあるでしょう。

■ 失敗こそ成功の前提となり、寛容になる ■



最も困難な事の中に素晴らしいものがあるとしたら 

2011-07-11 06:31:01 | Weblog
あなたが今直面している
最も困難な事の中に素晴らしいものがあるとしたら、
それは何でしょうか?

その事から何を得、
何を学ぶ事ができるでしょうか?

こんな逸話があります。

20世紀の初めに、
ある靴メーカーが市場拡大のために、
アフリカに営業マンを送り込みました。


その営業マンは、
現地に着くと、
大至急本社に連絡をしました。

「大至急、商品の発送を中止してください!
ここでは、靴を買う人はいません。
誰も靴なんかはいていないんのです。」


ちょうど同じ頃、
別の靴メーカーも
営業マンをアフリカの同じ町に送り込んでいました。

その営業マンも、
現地に着くなり、
大至急本社に連絡をしました。

「大至急、予定の3倍の商品を送ってください!
 大きな市場を発見しました!
ここに住んでいる人は誰も靴を持っていないのです。」


同じ状況でも、
見る人によって、
ピンチにもなれば、
チャンスにもなります。

人は、
うまく行かないと、
状況や他人の責任にしてしまいます。
言い訳をし、
責任転嫁をしだせば、
もっともらしい理由はいくらでも見つかりますが、
気休め程度にしかなりません。

しかし、
「その状況において何が素晴らしいのか?」
「どんなチャンスが潜んでいるのか」
に焦点を合わせる事ができれば、
より大きなものをつかむ事ができるはずです。

■ 焦点のパワーをうまく使いましょう! ■



震災から4ケ月、前を向いていこう 

2011-07-11 06:30:33 | Weblog
今日で震災から4ケ月

なかなか復興が遅れているところもありますね
報道では11万人の方が
いまだに避難されているようです。

私も遅ればせながら
やっと
ボランティアに参加できそうです。

さて
この暑い夏を元気に過ごす方法を
考えて見ました。

それは、
定期的に水分を取ることではないでしょうか。

熱中症が叫ばれていますが
暑いなあとか
喉が渇いたなあというときには
もう遅いようです

ですから
定期的に時間を決めて

1時間おきにコップ一杯の水をとる
のように
することをお薦めします。


フォローする 

2011-07-10 07:01:07 | Weblog
相手の行動が変わることを期待して、
とことん関わり、
そのときは相手も晴れ晴れとした表情になったので、
「思い切って言ってみてよかった」と思ったとしても、
ふたを開けてみたら
相手はなにも行動を変えなかったということはよくあります。

人材育成に従事する者なら誰しも、
自分の与えた言葉の影響が永久に続くことを願います。

しかし
それは現実にはとてもむずかしいのです。

ですから「コーチ」はフォローします。

相手を一瞬盛り上げて終わるのではなく、
相手が確実に行動を起こすまで。

まず、相手をとるべき行動を決定したら、
数日後にその行動をとってどうなったか教えてほしいと伝えておきます。

次に、
実際何日かしたら、
相手とコンタクトをとり、
進捗状況を確かめます。

もし行動が起きなかったのであれば、
なにが妨げとなったのかをはっきりさせます。

続いて、
新たな行動を相手の主導で選択し、
その行動へと向かわせます。

「なにかあったらいつでも言ってきてほしい。
いつでもサポートするから」

そう一言、つけ加えます。

そして何日か後に再び相手の状況を確認します。

簡単なようですが、
これを繰り返すことで相手は
「コーチ」が自分の成長を確かにサポートしてくれている、
自分を大切にしてくれていると思います。

「コーチ」が単なる起爆剤ではなく、
真の伴走者となる瞬間です。

■ 盛り上げて終わるのではなくて、相手も行動を見届ける ■


できないことを他のせいにする 

2011-07-10 07:00:34 | Weblog
イソップ童話の「キツネとすっぱいブドウ」の
お話しを知っていますか?

この童話の中に、人の行動の心理が隠されています。

ある日、
キツネがおいしそうなブドウの木を見つけ、
取ろうとしてジャンプをしますが、
全然手が届きませんでした。

いくら取ろうとしても、
いっこうに取れないため、
あきらめたキツネは
「あのブドウはきっとすっぱいに違いない」とつぶやき、
去って行ったという話です。

ブドウが取れなかった真実は、
キツネのジャンプ力が不足していたためです。

ですが、
それを認めてしまったら、
キツネはプライドが傷つきます。

ですから、
自分が取れないことを、
ブドウのせいにしました。
自らの非を認めず、
別のものにこじつけることで、
ブライトを守ったのです。
人には誰でも同じような面があります。

■ できないことのある自分を客観視する ■