本当は何を望んでいる？

「ああしたい」
「こうしたい」
そう言いながら、
なかなか動かない人がいます。

動かない理由は、
その時々が正論で、
否定のしようがないものです。

そんな時に、
コーチは核心を聴く質問をします。

「いまあなたが、
手に入れたい本当のことは何ですか」

「あなたが、
本当に望んでいることは何なのですか」

そこには、
別の真実があることもあります。

心に聴く「どうしたいの？」

恋愛をした時も、
頭はマイナスな状態をイメージさせます。

身を守るためには、
それも必要だからです。

でも、
そんな頭に振り回されていては、
成功も失敗も体験できません。

恋愛でご経験があるでしょう。
「ふられてもいい 」
「気持ちがこのままじゃおさまらない」
なんてことです。

目標に向かう時も、
これが大事です。
心」「志」です。

心に聴いてください。
「私は、どうしたいのか？」と。

頭の口ぐせ？「止めとこうか」

「目標」に向かう時も、
「恋愛」に向かう時も、
同じことが起こりませんか。

頭はいろんなことを思い出します。

「ふられたらどうする？」
「好きな人が別にいたら？」
「きっと、傷つくよ」
「やめておこうよ」
頭は何か新しい行動や挑戦が始まる時に、
ストップをかけたりします。

それは、
新しいことを始めなくても
今まで通り
何とかなると
思っているからです。

それが、
自分自身を危険な目に遭わせないための
大事な仕事だからです。

だから、
頭に振り回されると、
足が止まったり、
すくんだりするのです。

身体に聴く

「これで本当にいいのか？」
あなたの身体は、
正直です。

頭はいろんなことを言い出しますが、
頭に訊くのではなく、
身体の反応に意識を向けてみましょう。

その行動をイメージした時に、
胃の状態はどうか？
呼吸はどうか？
胸はどうか？
足はどうか？
身体にマイナスの症状があったら、
もう一度、
そのことに対して
リセットしてみるのも大事なことです。

頭が納得して、
身体も納得したら、
成功への確率もぐっと上がること
間違いなしです。

何を学んでいるのですか？

いま、何を学んでいるのですか？

私たちは、
いろんな出来事から多くのことを
「学ぶ力」を持っています。

そしてそれが、
私たちの成長の糧になります。

コーチはそのことに
意識の向く質問をしてみましょう。

「あなたは、その人との係わりから何を学んでいるの。」
「あなたはこの失敗から何を学んだの？」
「ここから次につながることはどんなことですか？」

相手が
「学ぶこと」に意識を向ける質間です。

自分のしていることに
無駄はないと気づく瞬間でもあることでしょう。

どうコーチしてほしい？

「あなたが日標に向かう上で、
私にどうコーチしてほしいですか？」
と質問してみましょう。

人は、
一人ひとり、
自分の行動に対して望むサポート方法が
違うものです。

係わり方を訊ねてください。

「たくさんのアドバイスをください」
「いろいろ質問してください」
「自分の考えを明確にしたいです」
「気がついたことを正直に言ってください」

そんな相手のリクエストに応えます。
最良のコーチでいるために、
必要な質問です。

成功のイメージ

私たちの脳は、
情報をイメージで処理する
コンビュータのようなものです。

自分自身のありたい姿や手に入れたいこと、
目標、夢などの
成功イメージや成果イメージを、
映像を観るように鮮明にしてみましょう。

いる場所
聴こえてくる音、 声、言葉、
見える風景、
匂い、
感触などなど。

そして、
それを現在進行形で話してもらいます。

成功イメージが明確に、
そして鮮明に描けることが、
行動を、
意志を強くしていきます。

３つの力

「このテーマに対して
新しいアイディアを３つずつ出そう」

「目標に対して、
今日できることを３つ聴かせてほしい」

「あなたが彼にできること３つ考えよう」

全部３つです。

ここから、
相手が気づかなかった行動やアイディアが
出てくることが多いのです。
選択の自由もあります。

整理整頓され、
行動もシンブルにできます。

この３つがポイントです。
また、
３つと言うと１つは出てくるから不思議です。

100%でいま何％？

「このアイディアを実行してみます」。

コーチング時に
行動の約東が相手と交わされたら、
こんな質問をしてみます。

「その達成率は、100%のうち、 何％くらい？」。

相手が
「70％くらいでしょうか」
と「％」を言ってきたら、
「達成率をあと10％上げるために
何ができるかな」
と質問します。

80％以下は、
達成はなかなか難しいかもしれません。

そんな時は％を上げる
具体的サポートをします。

必死で手足をバタつかせる

人には、
自分でも気づいていない能力が
案外あるものです。

飛び込み台から飛び込んだ人は、
後は必死で手足をバタつかせていきます。
だって、
手足をバタつかせないと
沈んでしまうのですから。

でも、
この必死さの中に
成功が潜んでいるから人生は面白い。

それは泳いだ人にしか
手に入れることのできない貴重な体験です。

自分の力を信じること、
そして行動すること、
これらはコーチングによって深まります。