コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

必す結果が出ない時期がある

2017-08-31 09:15:21 | Weblog
コーチングは、
基本的に相手が今までにやったことのないこと、
できたことがないレベルのことを、
できるようにします。

この場合、
一日でこれだけ、
一カ月でこれだけ、
という計画を立てても、
絶対にうまくいくわけではありません。

自転車に乗るときのことを考えてみてください。
最初はみんな転び続けます。
そのうちに少し乗れて、
また転んでまた少し乗れて、
やがてずっと乗れるようになります。

英会話もそうです。
最初は聴いていてもさっぱりわかりません。
「あっ、わかった」と思って聴き始めると
また聞こえなくなり、聞こえた、
聞こえない、聞こえた、聞こえないを繰り返して、
そのうちに聴けるようになっていきます。

ビジネス活動でも、
最初はビギナーズ・ラックもあるかもしれませんが、
売れない状態が続きます。
そのうちにだんだんとトークを覚えるなどして、
売れて、売れなくてを繰り返して、
やがてコンスタントに売れるようになってくるのです。
人間が新しい感覚やセンスや行動を獲得するためには、
最初、絶対に結果が出ない時期があるのです。

ですからはじめてのことをやる場合には、
まずできないのを前提にやってみることです。
転ぶのを前提に自転車に乗ってみれば、
転ぶのは当たり前だと思うことができます。
そう思って転ぶ瞬間の感覚を味わい、
バランス感覚を学んでいきます。

ですから自転車の練習をする子どもには、
「転んでおいで」と言ってあげたほうが、
早く乗れるようになるのです。


怒りの感情を「仕事エネルギー」に変換

2017-08-30 07:41:15 | Weblog
仕事のモチベーションの一つに
「お金」があります。

さらにもっと大きなモチベーションになる
と言われているものがあります。

人から受けた屈辱です。

人からバカにされたり、
無視されたり、
軽んじられるとき、
猛烈な怒りが湧き上がってきます。
「今に見ていろよ、いつか見返してやるぞ」
という強い感情があふれ出てきます。

日本は幸いなことに、
若者にこうした屈辱を与える強固なしくみがあります。

「若いくせに生意気」
「所詮、下請け企業の人間だから」
「年収低いくせに」といったレッテル貼りが、
今も昔も盛んに行なわれています。

私自身、
「コーチングなんて役に立つのかね?」
「結果を遠くから見ていますわ」
と鼻で笑われたことは忘れません。
その人の中では、
レッテルを貼られた私は、
そこで猛烈な屈辱を感じました。

また、
本を書くようになって、
こんなことを言われたのです。
「神谷も僕も、昔だったらこんなに注目されなかった。
二人ともたいしたことのない人物ですよ」

これもまた、
自分を謙遜しているようでいて、
実は「神谷、お前はたいしたことがない」
ということです。
自分が納得しないレッテルを
貼られたときに感じる猛烈な屈辱は、
強いモチベーションになります。

屈辱を感じないようではダメです。
その屈辱を受け入れ、
「どうせ自分はそんなもんだ」
と卑屈になったら終わりです。

自尊心を持って、
そうしたレッテルを断固として拒否しましょう。

そこから、
強烈なパワーが生まれてきます。


何がコントロールできるのか

2017-08-28 07:52:47 | Weblog
コントロールできるものに取り組むことは、
強力な集中力につながります。

例えば、
ロッククライミングがまさにそうです。
ロッククライマーは、
自分が置かれている状況を認識し、
そこで岩を登りきれるかどうかは
自分の腕にかかっていることを知っています。
すべてが自分次第であり、
自分がすべてをコントロールしているという実感を
持っています。

だからこそ、
尋常ではない集中力を発揮できるのです。
もし、
彼らの運命が他人の行動に委ねられていたら、
脱力に囚われてしまうことでしょう。

そこでがんばっても、
ムダだからです。
「自分しかいない」
「自分で乗り切れる」という確信が、
集中力を生み出すのです。

仕事の中でも、
コントロールできないことは多々あります。

たとえば、
せっかく出した企画書も、
理解されることなく却下されたとき、
「会社が悪い」
とグチをこぼすのではなく、
「今、自分に可能なことはなんだろうか」
「今、何が白分にできるだろうか」
と問うことが重要です。

つまり、
「自分には何がコントロール可能だろうか」
と問うのです。

世の中も同様です。

コントロールできないことは膨大にあります。
「すべてをコントロールできる世界」なんてものは、
どこにも存在しません。
結局、
自分のコントロールできることしか
コントロールできないのです。


愛することは大吉

2017-08-24 08:30:03 | Weblog
私たちは
ワクワクするような楽しいことに夢中になっていると、
脳はベータエンドルフィンやエンケファーリンという
快楽ホルモンを分泌します。
これが脳内の微細血管を広げて血行をよくし、
ストレスを解放させ、
恍惚状態にも似たいい気分と、
免疫力、やる気などを高めてくれるようです。

一方、絶望、無気力、無目的といった心の状態では、
脳はアドレナリンやグルココルチコイドという
ストレスホルモンの支配を受けます。

血液中の免疫ホルモンの濃度も低下し、
それが私たちの老化を早めたり、
成人病の誘因ともなります。

よく、
風邪をひくのは恋していないとき、
恋をしていると唾液も違う、
免疫力を高める唾液腺ホルモン・グロブリンアンチゲンが
多く含まれていて、
流感ぐらいでは負けないという話を聞きます。

しかし、
恋でなくても、
ときめきや夢中になれるものをもっている人にも、
快楽ホルモンの恩恵は十分にあるようです。

いい思い出の再現や未来の希望により、
エンドルフィンのシャワーを浴びることもできます。

過去・現在・未来のいずれであっても、
心のあるところが自分のいる場所です。
そして、
ここが重要な点ですが、
「愛されることは小吉」
「愛することは大吉」です。

「いつも人に親切にされている人は小吉で、
人に親切にしている人が大吉」
だということです。

人のために心を込めて何かをしてあげ、
心からの感謝を受けるときに
ふつふつと湧く心の充足感、幸福感こそ、
免疫・快楽ホルモン値を最大にすることは間違いありません。


やる気を高めるマジックフレーズ

2017-08-22 06:33:27 | Weblog
さて毎朝、
どのように起きているだろう?
「もう朝か」とつぶやきながら、
のそのそとベッドから起き上がっているだろうか?
「さあ、また朝がきたー」と気合いを入れて、
元気よくベッドから飛び起きるだろうか?

何気ない言葉も、
積み重なれば大きなパワーとなります。

そこでどのような言葉が口癖になれば
やる気が湧いてくるのか?
マジックフレーズを紹介します。

・今日もすばらしい一日にしよう
・私の人生はどんどんよくなっていく
・仕事(学校)は順調で楽しい
・毎日が楽しくて仕方がない
・私には幸運の神がついている
・困難な事ほどやりがいがある
・いい仲間、友達に恵まれて私は幸せ者だ
・私は具体的な夢に向かって進んでいる
・すべてのことに感謝! 感謝!
・私に不可能なことはない
・仕事ができる(学校に行ける)ことに感謝しなければ
・どんなときでも私は笑顔を絶やさない
・どんなときでも私はベストを尽くす
・うまくいかないときこそ飛躍のチヤンスだ
・節制して健康を維持することに努めよう
・家族がいるから私は頑張れる
・私はなんて幸せ者なんだろう
・今日も最高の一日だった。

チャンピオンの仕草

2017-08-21 06:31:03 | Weblog
世の中には上手く行く時と上手くいかない時があります。

上手くいかない時に落ち込んではいけません。
また、上手く行かなかったという表情をしてはいけません。

結果に一喜一憂しないで、
常に堂々と振る舞う態度を
「チャンピオンの仕草」と言います。

やる気が湧かなかったり、
物事に集中できないときには、
このチャンピオンの仕草を心がけてください。

誰だって失敗するし、
自信を失います。
これは仕方のないことです。

問題はその後の態度です。
失敗したときや調子が悪いときほど
ニコニコ笑って堂々と振る舞うことに心がけます。

もちろん、
叱られたり怒られたりする場面で堂々としていると
反発をくらうこともあります。
その場では反省の態度を見せればいいということです。
その後は胸を張って自分の席に戻ります。
前かがみになって首をかしげながら戻ってはいけません。

多くの人が「感情が行動を支配する」と考えていますが、
そうではありません。
実は「行動が感情を支配する」のです。

不安や恐怖といった意識を取り去るとは難しい課題ですが、
チャンピオンの仕草は比較的簡単に真似できます。

意識や心は方向転換しづらいものですが、
動作を真似るのは簡単です。
まずは形から模倣すること。
仕事でミスをして叱られたときには、
「なんとしても、やる気を出さねば」と焦るのは逆効果、
「あえて自信に満ちた態度を取り、仕事に取り組もう」
と考えます。

それだけで不安や恐怖が薄れていきます。
挑戦心や積極性がムクムクっと芽生えてきます。
あれこれ悩み続けていては、
いつまでたっても
次の一歩が踏み出せないものです。

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この度、
「自己有用感・自尊感情を育てるコーチング・アプローチ」(明治図書)
(明治図書)を出版することになりました。
https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-227923-2

この本は、
私としても
特に力を入れた本です。

是非お手にとってご覧ください。


全面的に信じる

2017-08-18 07:32:12 | Weblog
何かをするときに
それって信じているといえる?
そのあなたの状態で結果は予測できる?

夢を叶えるために、
なにより大切なことは、
全面的に信じることです。

「全面的に」というのが重要なポイントです。

全面的に信頼するとは、
一部の疑いも持っておらず、
なんの曇りもなく、
すっきりクリアに、
いつでもどこにいてもなにがあっても
信頼しているという状態です。

ちょっとだけ信じてみるということであったり、
ときどき疑ったり、
誰かの言葉でぐらついたり、
信じている日があったり
信じていない日があったりしたら、
それは全面的に信頼しているとはいえません。

信じるというとき、
それは、
軽く確信しているだけでいいのです。
一回、信じたら、それでいいのです。
一瞬で信じてもいいのです。

なにも「信じなきや!」と
必死に意思の力をふりしぼって
自分に言い聞かせることはないのです。
「信じます、信じます、信じます・・・」と、
呪文のように唱え続ける必要もないのです。


全面的に信じていると、
すべては心の中で確かなこととなってくるので、
信じるに値する姿でそこに存在していられるのです。
そうして、
その確信ゆえ、
願いをみごとに叶えられることになるのです。


いつでも願いが叶うことや、
それがうまくいくことや、
ハッピーになることを信じていない人は、
そわそわしていて、
落ち着きがないし、
リラックスしていません。

心の中はなにかにつけ不安がよぎるし、
疑問や不信感を抱えていて苦しく、
心がもやもやし、
胸騒ぎがするものです。
そんなとき、
信じていないということです。

「信じますよ。だけど・・.」というとき、
人はなにかしらのデータや証拠や約束を
欲しがることがあります。
そして、
それが提示されたなら信じてもいいというように。

しかし、
本当になにかを信じるということは
そんなことではありません。

それよりも、
もっと重要なのは、
なんの根拠も証拠もなくても、
ただ信じていたいかどうかということです。


優先順位が低い仕事は、見切る

2017-08-17 07:23:52 | Weblog
見切るというと
ネガティブに聞こえますが
そうではありません。

時間は限られています。
したがって、
何でもかんでも時間内にできるわけではありません。
ときには見切ることが大切です。

何でも自分でやらないと気がすまない人たちがいます。
彼らの得意なセリフは
「時間がない」「忙しい」です。

やらなくてもよい仕事まで抱え込んで、
自分の時間をつくり出せないでいます。
賢い人は、
いつも「これは自分にしかできない仕事なのか」
と自問自答しています。
自分一人でできることには限界があることを
自分自身にしっかりと言い聞かせなければいけません。

とある経営者はこう言っています。
「最初、私は人に自分の仕事を任せることに抵抗があった。
どうしてもらいたいのか長々と説明しなければならないし、
時間がかかる割には半分しか仕事ができない。
私はアシスタントの能力に我慢がならなかった。
しかし、あるとき私の頭にあることがひらめいた。
『そうだ。アシスタントに期限とやるべきことを伝えたら、
後は放っておこう』
そのうちアシスタントは私が満足する仕事を
こなしてくれるようになった。
アシスタントに思い切って仕事を任せたおかげで、
私は余分に時間を手に入れ、自分の成長をはかり、企業の
トップに昇りつめることができた」

勇気を持って、
「自分がすべきではない仕事」を削除し、
周りの人間に与えることです。
仕事の内容と期限を明確に伝え、
後は少し忍耐を持って報告を待てばいいのです。
そうすれば、
あなたは最も重要な、
あなたがやらねばならない仕事だけに打ち込むことができます。


自分時間を毎日二時間確保する

2017-08-09 07:00:59 | Weblog
自分の時間を大切にしたいですね。

自分時間は大きく分けると次の二種類に大別できます。
「早朝自分時間」と「退社後自分時間」です。

「早朝自分時間」は朝の出勤前の時間で、
精神的活動をするのに適しています。
「退社後自分時間」は、
いわゆるアフターファイブで、
肉体的活動をするのに適しています。
できれば、
朝の出勤前と退社後にそれぞれ一時間、
計二時間を確保したいものです。

これが人生を充実させていきます。
例えば、
読書をする。
プラモデルをつくる。
パソコン相手に将棋や囲碁を楽しむ。
映画を鑑賞する。
散歩やジョギングをする・・・

人によってその楽しみ方はさまざまですが、
一日にわずか二時間、
自分の好きなことに没頭したい。
仕事とプライベートのメリハリができるだけでなく、
朝夕の二時間を確保するために、
仕事にも集中して臨めるようになるはずです。

一日二時間の自分時間を確保するのが難しいのであれば、
このように、
通勤時間を含めておよそ二時間、
自分のために時間を使ってみるのもいいでしょう。


「今」と「ここ」に集中

2017-08-08 07:21:47 | Weblog
後で振り返ってみると
「~しておけば」
「~だったら」と考えるのは
要注意です。

私たちの脳は非常にデリケートです。
正確に言うと、
過去の失敗体験をきちんと記憶していて、
しばしばそれらをフラッシュバックさせるようです。
そして恐怖心を呼び起こします。
未来における予測も同様です。
「もしも~してしまったら」と
シミュレーションを始め、
恐怖心駆り立てます。
考えてみれば、
脳が過去の体験を記憶しているからこそ、
私たちはあらゆる場で対処できるのです。

実は
その点では脳に感謝しなければならないのです。
ただし、
過去の体験や未来の予測が頭をよぎり、
意識の置き場所が
「今」と「ここ」から分散されると、
途端に集中できなくなります。

野球のバッティングを例に挙げます。
たとえば、
「今日は三振をしない」と考えます。
目の前のピッチャ―が視界に入り、
「もしも空振りだったら」という考えが頭をよぎります。
「なぜ、あんなバッティングをしてしまったのだろう」と、
以前の失敗が頭から離れなくなります。

目の前のボールではなく、
「過去」と「未来」の映像が頭をよぎります。
意識が「今」と「ここ」にない状態では、
良いバッティングは望めません。