コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

知恩・報恩・恩送り

2015-04-30 05:56:05 | Weblog
私には、28歳になる息子がいます。
現在、関東にある某自動車会社で開発の仕事をして5年目になります。
高校時代から付き合っていた彼女と結婚して、
この1月に子どもも生まれました。

息子は県外の大学に進学しました。
アパートに住むために、
荷物を自動車に詰め込んで送って行った初日のことを今でも忘れません。
アパートを契約し、ベッド、冷蔵庫、机、椅子、食器、タンス、布団、
パソコン、電子レンジ、洗濯機、単車・・・・などなど買いこんで、
初日にいくら使ったでしょうか?

子どもを大学に通わせるというのは、
こんなにお金がかかるものだと驚愕し、
子どもの学費のために、
その日から晩酌を一切やめ、
節約すると決めました。

帰りの自動車の中では、
悲しくて泣けて泣けて仕方がなかったことが脳裏に焼き付いています。

息子は大学院も含め、6年間通い続けました。
親として、一体いくらお金を使ったでしょうか?
1人の息子の大学の費用だけで2千万は使ったでしょう。
考えてみると、息子が生まれてから社会人になるまで
24年間も援助し続け、子育てにかかった負担、お金は計りしれません。

しかし、それが負担であったとか、
苦しかったとかと言えばそうではありません。
息子を育てることが、私の人生そのものであったと思います。

息子は、
現在横浜に住んでいますが、
おそらく愛知に戻って生活することはニ度とないでしょう。
盆や正月には帰省するでしょうが、
今後は、私たち親以上にお嫁さんや子どもを大切にしなければなりません。
自分の家庭のウエイトが高まってくるでしょう。
そして、いずれは親が先にこの世を去ります。
それでいいんです・・・。

さて、そこでふと思うことは、
「私にとって子育てって何だったんだろうか?」ということです。
子どもは、いずれは親元から離れて行って自立していきます。
では、最初から子どもなんていなくてもいいじゃないか
という考え方もあります。
結婚しない若者、子どもを作らない夫婦も増えているようですが、
そんな損徳感情を計算する人もいます。

そして、「ハッ」と思い知らされたのは、
自分自身の親のことです。
自分が生まれてから、育ててもらい、大学まで行かせてもらい、
私には美味しい食事を与えながら親は粗食でがまんしたり、
私には服を買ってくれても親はボロを着ていたり、
そんなことばかり思い出されます。

「人生は、知恩・報恩・恩送り」(恩を知り、恩に報い、恩を送る)です。
何一つ文句を言わずに与え続けてくれた親の愛や援助に感謝し、
まったく同じように子どもに与えたい。
そして、この愛や援助が、次の世代の孫にも引き継がれていくのでしょう。
人の歴史というのは、
このように見返りを求めず、
「知恩・報恩・恩送り」が永久に続いていくことなのでしょう。


どういう結果でも大丈夫!道は開ける!

2015-04-28 05:37:42 | Weblog
「部下を信じなさい」と、
よく言われますが、
それはどういうことでしょうか?

「この人はノルマを達成する」
「きっとこの大きな商談を成功させる」
「きっと20%アップさせる」・・・・
などと盲信・過信することでしょうか?

そうではありません。
「どういう結果になったとしても大丈夫!道は開ける!」
と信じることです。

今はノルマが達成できなくても、
今回は商談が成立しなくても、
20%までアップしなくても、
失敗しても、
挫折しても、そこから何かを学ぶ力がきっとある、
と信じることです。

さらに言うと、
実は人生には「失敗」など存在しないということです。
何を矢敗とし成功とするか、
何を不幸とし幸福とするかは見方によって変わります。
失敗のあとに多くのことを学べるなら、
それはもう失敗とはいえません。
これは「未成功」と呼ぶべきでしょう。
つまり、人生には失敗はなく「学び」があるのだ、といえます。

コーチングの根底には、
「人間は、皆、大丈夫」という考え方があります。
どんな人の中にも無限の可能性と生きる力がある、ということです。
それを信じることで、
相手への接し方は大きく変わってきます。

コーチングの大原則は
「すべての答えは相手の中」にあります。

本当に大切なことは、
「自分がいなくなっても自力でやっていけるように指導すること」です。

相手の可能性を信じ、
自立できるように、
自分で考えさせ、
行動させる。
すると相手は、
こちらがあれこれ先回りしなくても、
自分のやりたいこと、
好きなこと、
笑顔になれることを自分で見つけ出してくるものです。

See Do Get Think

2015-04-27 06:05:23 | Weblog
先日CoCo壱番屋の創業者
宗次徳次さんのお話を聞く機会がありました。

彼の成功の秘訣は
結局は毎日のことを愚直に続けて事ではないでしょうか。

結局思うことは
見る-する-得る-考える
このSee Do Get Thinkのサイクルを回し続けることしかないのです。

これを
「7つの習慣」では、
「See-Do-Get」サイクルと言いますが、
私はさらにThinkを付け加えました。

何か行動を起こすときのことを考えてみましよう。
たとえば
「売り上げを上げた」
「商品を開発した」といった結果が出たときは、
その前に必ず行動があるのです。
「お客様に商品を紹介した」
「電話でセールスを行った」といった行動です。

そしてこの行動は、
何らかのあなたの考え方に基づいています。
「あのお客様には売れるはずだ」
「ニーズに合っているはずだ」
といった考え方のもとに何かをしたはずです。

「お客様のニーズを満たしている」
-「お客様に紹介する、営業活動をする」
-「売れる、売れない」
-「さらに売れるにはどうするか?」
という具合です。

これを逆のサイクルで考えてみると、
何かの結果を得たいと思うなら、
何かの行動を起こすことが必要となり、
そしてその行動は、
あなたの考え方が基本となり、
そこで得た結果があなたの考え方に大きな影響を与えています。

結果的に「商品が売れなかった」ことが、
「ニーズと合わない」といった考え方を生むことになるわけです。

つまり、結果を変えようと思うならば、
行動を変えなければならず、
行動を変えるには、
見方・考え方を変えなければならないということなのです。


笑顔を碑やさない

2015-04-24 05:49:04 | Weblog
「何だ。そんなことか」と、
きっと思いますね。

今までも何度もお伝えしてきました。

これは豊かな人間関係の基本中の基本であり、
とても重要なことである。

いつも笑顔を絶やさないでいると、
「温かみのある人」
「やさしそうな人」という印象を相手に与え、
その場もくつろいだ雰囲気となるからです。

「笑顔がつくれない」という人は、
人と接する前に、
鏡に自分の顔と姿を映し、
鏡に向かって微笑む練習をしてみましょう。

そして悪口をやめ、
ほめ言葉を多く使いましょう。

人には他人の悪口や批判を好む傾向があります。
酒の肴のメインは上司の悪口と相場が決まっていますよね。

しかし、他人の悪口ばかり言い続けていると、
その人への感情は次第に悪くなっていきます。

悪口は相手の短所に目を向けることになり、
そういう憎悪に満ちた想念が習慣として
自分の潜在意識にインプットされてしまうからです。

反対にほめ言葉を多く用いれば、
悪い気持ちの予防につながるだけでなく、
相手からもプラスの感情を受けることになります。

ほめ言葉とは、
相手の自己重要感・存在感・優越感・プライドを高めることです。
相手もあなたに対して好感をもたずにはいられなくなります。


相手の主体性をアップさせるには

2015-04-23 05:44:30 | Weblog
マニュアルだけに従わせると
相手の主体性を損ないます。

主体性を培うには
「自分でやってやる」という意思をもたせ、
自主性が歓迎される雰囲気をつくることが大切です。

ですから、
やめるべきこととして真っ先にあげられるのは、
マニュアルをつくって、
そればかりに従わせることです。

たとえば大手の会社で
マニュアル通りに
たとえば
「ネジはこのような順番でこのような方法で絞めなさい」という仕事は
効率はいいのですが
ストレスがたまります。

逆にグーグルのような
自由奔放なところは
自主性を高め、
新しいアイデアが溢れます。

指示ばかり出すのもNGです。

たとえば子どもの場合、
矢敗したときに
「こうすればよかったのに」と責めるようなことを言うと、
罪悪感をもち、
「自己を守る」のクセが強くなって
「言われたとおりにして失敗を避けよう」
と考えるようになってしまいます。

子どもに自主性をもたせるためには、
上に立つ人が「君だったらどうする?」
「君はどう思う?」
「あなたはどうしたい?」などと問いかけ、
自分で考えて意見をもつ習慣を身につけさせることが大切です。
最初のうちは質問をしても、
答えられないかもしれません。
そのような場合は、
「〇〇君はこういう意見だったけれど、君はどう思う?」などと
例をあげながら聞いてみることもいいでしょう。

答えがわかりきった質問であってもかまいません。
大切なのは、必ず答えを自分の口で言わせ、
主体性をもたせることです。

「希望」を感じさせる

2015-04-22 05:58:33 | Weblog
人のモチベーションを高めるキーポイントは、
「希望」を感じさせることです。

大人でも優れた指導者に従っているときは、
より前向きな気持ちになる傾向があります。
逆に、優秀な指導者というのは、
周囲の人の心に希望の灯をともしてきましたと言えます。

さて私たちは、
周囲に希望を与えているでしょうか?
 逆に希望を奪ってはいないでしょうか?

チャールズ・シュワブという成功した実業家が
こんなことを言っています。

「どんなに高い地位にある人でも、
批判されているときより支持されているときの方が俄然やる気が出て、
よい結果を残していける。
批判された方がやる気が出るという人には、
未だかつて会ったことかない」

つまり人は誰でも、
「自分の成果を肯定してもらいたい」という気持ちを
もっているということです。

優れた指導者は、
周囲のこのような欲求を満たしていくのがうまいようです。
といのは、
人は「自分にとって大切な存在だ」と感じている人の
期待に応えようとするものだからです。

相手の可能性に最大限、目を向け、
相手を信じて、その思いを伝えること。

それによって相手の能力が向上し、
ひいては自分自身の力量も高まる様になります。

そのためにはまず、
自分が「自尊心」を高めることです。

その上で、
相手の可能性を信じて励まし、
期待に応えてくれるのを見守るのです。
私たちが頼りにできる唯一の財産は「人」なのです。