X41 ワンデザイン

2007年09月04日 | 風の旅人日乗


8月26日
昨日に続いて、大阪湾でセーリング。この日も昨日と同じような風速の、気持ちのいいシーブリーズが大阪湾を吹き渡っている。

この日乗るのは、昨日の『レジーナビンド38』とは趣がうって変わって、戦闘的ヨット『X41 ワンデザイン』。前々から個人的にとても興味があった新艇だ。
X41ワンデザインの日本第1号艇に乗っているのは、高畑オーナー率いるチーム『のふーぞ」。練習をしないくせにレースに勝ちまくるチームとして、日本の外洋ヨットレース界では知らぬ者がいない有名チームだ。
前日からマスト・チューニングに余念がない。今年8月のジャパンカップではマスト・チューニングが最適化されておらず、とても満足する走りができなかったようで、オーナー以下、かなり真剣にチューニングに取り組んでいる。

海に出て、レースモードで走り、風上マークや風下マーク回航を想定してセール・チェンジを繰り返し行なう。
「のふーぞは練習嫌い」、という話をそのまま信じられないくらい、素晴らしいクルーワーク。ステアリングを持っていると、クルーの皆さんがあまりに思い通りに動くので楽しくなってしまい、ついついセーリングを終えるのがもったいなくなってしまい、この日も、135イーストの門田社長が運転するカメラ艇からカメラマンが送ってくる「撮影終了」のサインを無視してしまう。

同じ海面で、10月に開催されるX-35ワンデザイン・クラスのレースに向けてチューニングに余念のない新艇〈スレッド〉に、脇永や本田や長尾や寺山さんが乗っていたので、それの邪魔をしながら一緒に走ってみたかったのだが、カメラマンが取材優先ということで、残念無念、それは適わなかった。