太平洋を汚し続ける国、ニッポン

2011年10月13日 | 風の旅人日乗
世の中が寝静まった夜更けに、
そっと起き出し、
コーヒーを淹れてから、
太陽燦々の気持ちのいい昼間には
なるべくやりたくないパソコン仕事に精を出す。

窓の外には、満月間近の月と、その横に木星。
爽やかな透明感があって、清らかで、結構お気に入りの時間帯。

書き仕事にちょっと疲れて、気分転換に
インターネットを繋げて世間の様子をちょいと見に行く。

でも今日は、
なるべく目を逸らしていたいと願うテーマに遭遇してしまう。
爽やかな透明感がある清らかな時間が、後退していく。

東京電力の原発が汚し続ける地球環境。
目を逸らして、気が付かないふりをしている間にも、
事態は深刻さの度合いを増している模様。



日本国政府と東京電力の慢心がなければ、
この図の太平洋は、ずっときれいな青のままだった。

世界の人たちの生活に深い関わりのある海を
大変な事態に陥れつつあるというこの実態を知りながら、
しかも、この深刻な問題の解決策をなんら提示しないままに、
「ニッポンの経済発展のために、原発事業は当然推進する」と、
世界に向かって公言する政治家たちが
私たちの国ニッポンを支配している。

外国の人たちは、当然あの政治家たちのことを
我々日本人全体の代表者として見ていることだろう。

かつて、我々のことを、
太平洋という海を共有する友達だ、家族だと言ってくれた太平洋航海民の友人たちは、
今は、我々日本人のことを、どういう思いで見ているのだろう。