最近はまともな明るい「話」が少なく、コロナ禍での「五輪開催」の最大の武器がワクチンだったが、とても開催時期までに日本人の大半が接種することは不可能となり、ついにはワクチンに頼らない安全で安心な五輪を開催するなどという、無責任な発言が担当閣僚から飛び出してくる今日この頃。
そんな中で、久々にジャーナリストとしての独自調査で毎日新聞はこんな事態をとらえていた。
「米軍ヘリ、低空飛行常態化 新宿上空で動画撮影し確認」
「歌舞伎町→上野→浅草 危険飛行の米軍ヘリ、都心で何を?」
「米軍ヘリ 首都異常飛行」
【あってはならない話】
在日米軍所属のヘリコプターが新宿駅周辺の上空で、日本のヘリであれば航空法違反にあたる高度300メートル以下の低空飛行を繰り返している。毎日新聞は昨年7月以降、こうした飛行を12回、その疑いがある飛行を5回確認した。https://t.co/TocCwHCdb1#特権を問う #米軍ヘリ #首都異常飛行 pic.twitter.com/5m8f4hWf6y
— 毎日新聞映像グループ (@eizo_desk) February 23, 2021
ところで、森失言王の功績は世界中に日本社会における女性差別意識を知らしめたことかもしれない。
政権与党の中枢にいる女性議員の言動が注目されている中でのこんな場面は少々情けなくなる。
【情けない話】
総理になりたい一心で82歳男性幹事長のお気に入りの操り人形になりきることを目指す野田聖子。だまる、わきまえる、つくす。日本の万年与党、自民党2021年の姿。 https://t.co/rKtcbqk3HL
— 中野晃一 Koichi Nakano (@knakano1970) February 23, 2021
一昨日から続く山田真貴子内閣広報官に関する3回目の話題。
【ありえない話】
「菅首相長男から接待の山田真貴子氏 広報官を継続『首相から指示』 給与は自主返納」
えっ!と声が出てしまうニュース。
— 東京新聞労働組合 (@danketsu_rentai) February 24, 2021
内閣広報官を続けるのか?
どういう神経で?
利害関係者から高額接待を受け
それを忘れていたとのたまう
官僚にあるまじき山田真貴子氏。https://t.co/Ye7eFmbbqD
菅首相、山田氏続投の考え「女性広報官として期待」(朝日)https://t.co/4YvnUeBW7d
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) February 24, 2021
山田真貴子という公務員倫理の欠けた人間が内閣広報官を辞めないといけないことくらい、小学校高学年の子どもでもわかること。しかし朝日新聞政治部の記者やデスクはわからない様子。それでこんな見出しを付ける。 pic.twitter.com/znCecIrqCQ
山田真貴子広報官、接待問題がバレるまで、国家公務員規定に反していてもとぼけていた。今まで罪の意識も持だず公務をしていたわけで、とても悪質です。それを給料を自主返納したからお咎めなし。ならばこれから開く第三者委員会は何のため?普通、委員会の結果の処分では? https://t.co/fz71EJ2mLZ
— 渡部 深雪 (@mipom11) February 24, 2021
菅総理の長男による接待問題について、総務省が報告書を提出しました。しかし驚く事に、山田真貴子・内閣広報官の豪華接待については山田氏自身が調査・報告していた事が判明。先日まで「明確な記憶はない」と言ってた人にセルフ調査報告させるってありえないでしょう。 pic.twitter.com/bOZ59j7yVg
— HOM55 (@HON5437) February 24, 2021
自分が関わった事件を自分で調査し報告してた#総務省接待https://t.co/oIXSLFoHy3 pic.twitter.com/wVjOyiMbs7
— EMIL (@emil418) February 24, 2021
こういう時に女性を持ち出すな。女性なら許されると?その意識が差別でしょ。
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) February 24, 2021
山田氏だけ処分も調査もない「えこひいき」。首相会見の司会を続けるとは、内閣記者会もバカにされたものだ。
菅首相、山田真貴子氏続投の考え 「女性広報官として期待」 https://t.co/KSzNeLtLNS
「利害関係者と知らなかった」とはとても信じられず、菅義偉長男正剛の影響がないと認定した根拠も「当事者すべてが、そういうことはないと言っている」とはふざけた話。
「一番の焦点を今後検証すると言いながら、処分を出している。承服しかねる」、「幕引きしたいという空気が漂ってくるが、それはいかん」と批判していたのは立憲民主党の辻元清美。
「東北新社だけ特別扱い 理由は『分からない』 総務省幹部処分でも消えない疑念」
【東京新聞より】
そして、元総務相で官房長官、そして首相になった菅義偉の放蕩息子のお陰で違法な接待を断れ割れきれなかったのが、哀れな官僚たちであろう。
「菅首相の長男『特別な役割ない』武田総務相 総務省発表の接待の概要と処分理由」
1 谷脇康彦(倫理規程第3条第1項第1号、第6号、第5条第1項違反) 令和2年10月7日、利害関係がある事業者から、手土産(約6000円)及びタクシーチケット(約8000円)を受領したほか、供応接待を1件(約47000円)受けた。さらに、平成30年10月9日から令和元年10月23日までの間、同事業者と利害関係がない期間において、同事業者から、供応接待を3件(約57000円)受けた。 ※部下職員の倫理規程違反に係る監督責任も含む。 2 吉田眞人(倫理規程第3条第1項第1号、第6号違反) 令和2年12月8日、利害関係がある事業者から、手土産(約2000円)及びタクシーチケット(約5000円)を受領した。さらに、平成28年8月8日から令和2年12月8日までの間、同事業者から、供応接待を5件(約58000円)受けた。 ※部下職員の倫理規程違反に係る監督責任も含む。 3 秋本芳徳(倫理規程第3条第1項第1号、第6号、第5条第1項違反) 令和2年7月30日及び同年12月10日、利害関係がある事業者から、手土産(2000円)及びタクシーチケット(2件、約6000円)を受領したほか、供応接待を2件(約27000円(自己負担相当額(2件、約37000円)と支払額(1件、10000円)の差額))受けた。 さらに、平成28年7月20日から平成31年2月14日までの間、同事業者と利害関係がない期間において、同事業者から、供応接待を5件(約29000円(自己負担相当額(5件、約58000円)と支払額(5件、29000円)の差額))受けた。 ※部下職員の倫理規程違反に係る監督責任も含む。 4 湯本博信(倫理規程第3条第1項第1号、第6号違反) 令和2年12月14日、利害関係がある事業者から、手土産(1600円)を受領した。さらに、令和元年11月27日及び令和2年12月14日、同 事業者から、供応接待を2件(最大で約22000円)受けた。 5 吉田恭子(倫理規程第3条第1項第6号違反) 令和元年8月30日から令和2年8月5日までの間、利害関係がある事業者から、供応接待を5件(約63000円)受けた。 ※部下職員の倫理規程違反に係る監督責任も含む。 6 井幡晃三(倫理規程第3条第1項第6号違反) 平成31年2月6日から令和2年8月12日までの間、利害関係がある事業者から、供応接待を最大で5件(最大で約61000円)受けた。 7 奈良俊哉(倫理規程第3条第1項第6号違反) 平成30年12月12日及び令和元年12月17日、利害関係がある事業者から、供応接待を2件(約18000円)受けた。 8 玉田康人(倫理規程第3条第1項第6号違反) 平成31年1月23日、利害関係がある事業者から、供応接待を1件(最大で約9000円)受けた。 9 豊嶋基暢(倫理規程第5条第1項違反) 令和元年8月1日及び同年11月28日、利害関係がない事業者から、供応接待を2件(約22000円)受けた。 10 三島由佳(倫理規程第3条第1項第6号違反) 令和元年8月22日、利害関係がある事業者から、供応接待を1件(約8000円(自己負担相当額(約17000円)と支払額(8400円)の差額))受けた。 11 課長補佐級職員(倫理規程第3条第1項第6号違反) 令和元年9月3日及び同年11月29日、利害関係がある事業者から、供応接待を2件(約21000円)受けた。 |
そして、予想通り文春砲の第3弾が明らかになった。
「『ササニシキ送りますよ』菅首相長男の“接待攻勢”音声」
【音声】「ササニシキ送りますよ」菅首相長男の“接待攻勢”音声
東北新社も内部調査するらしいのだが、そのメンバーを見る限りはこれは総務省内部の調査と同様であり、客観性がまったく感じられない。
東北新社特別調査委員会の構成
— 郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 (@nobuogohara) February 23, 2021
委員長:井上真一郎(弁護士)
委 員:伊藤 良平(当社取締役副社長)
委 員:鈴木 幸雄(当社内部監査室長)
⇒内部調査に弁護士が一人加わっているだけ、「委員会」ではない。テレビで「外部者による委員会」と言っていたのは誤り。
自浄能力のない組織の不祥事に関しては、総務省も東北新社も、第三者委員会で客観的な調査をしなければ国民の疑惑は晴れず、再び菅義偉内閣の支持率低下に一役買ってしまうのでないだろうか、とオジサンは思う。