先週20日・金曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
スーパーバンタム級戦(10回戦):
OPBF(東洋太平洋)バンタム級王者栗原 慶太(一力)負傷引き分け4回2分40秒 元IBFスーパーバンタム級王者小國 以載(角海老宝石)
*自身の拳の負傷のために、3年という長期のブランクを作ってしまった小國。再起戦ではいきない、一階級したとはいえ現役のOPBF王者を迎えることになりました。
小國のブランクの影響が懸念されましたが、シャープでスピードのある左右のパンチで先手を取りました。栗原もその強打で対抗していきますが、元世界王者有利の展開で試合は進んでいきます。
しかし4回、「さあ、試合はこれからさらに面白くなるぞ!」と期待が寄せられた直後、小國がバッティングで負傷してしまい、試合はあっさりと終わってしまいました。ルール上、しょうがないと言えばそれまでなのですが、せめて5回まで終わっていれば、負傷判定でより明確な結果が出ていたかと思うと、少々残念です。ちなみに3回終了時までの採点では、3対0(30-27x2、29-28)で小國がリードしていました。
小國の負傷が癒え次第、両者による決着戦を行ってほしいものです。
今回の試合はスーパーバンタム級の無冠戦として行われました。そこで2022年5月23日現在の、同級王者たちの顔ぶれを確認しておきましょう。
WBA(スーパー):ムロジョン アフマダリエフ(ウズベキスタン/防衛回数2)
WBC:スティーブン フルトン(米/0)
IBF:ムロジョン アフマダリエフ(ウズベキスタン/2)
WBO:スティーブン フルトン(米/1)
OPBF(東洋太平洋):ピート アポリナル(比/0)
WBOアジア太平洋:井上 拓真(大橋/0)
日本:古橋 岳也(川崎新田/2)