先週の水曜日、7月30日に豪州ニューキャッスルで行われた試合結果は下記の通りです。
164ポンド契約(ミドル級強)10回戦:
前WBAスーパーミドル級王者アンソニー マンディン(豪)判定3-0(98-92,98-91x2) OPBF(東洋太平洋)ライトヘビー級王者クレイジー キム(ヨネクラ)
ボクシング&ロック・マニアのhigege91さんから情報を頂きました。
<http://ameblo.jp/higege91/entry-10123339829.html>
<http://www.youtube.com/watch?v=NJ55Q2lJA2c&feature=related>
私(Corleone)の採点では98-91でマンディン。3回にキムがダウンを奪いその回は10-8でキム。それ以外のラウンドはすべて10-9でマンディンが取った事になります。ただ、いくつかのラウンドは「どちらかに振り分けるならマンディン」というものでした。採点ほど内容差がある試合ではなかったように感じました。
キムの良かった点:
・マンディンと比較して、細身だが体力では上回っていた。試合を通じ常にキムが押し勝っていた。
・右のオーバーハンド、ダウンを奪った左フックのタイミングは抜群。パンチ力は世界上位でも通じるものがある。
・防除勘が素晴らしい(ブロッキング、ジェームス トニーのような上体を揺らすディフェンス)。
向上が見込まれる点:
・全体的に動きがスロー。
・パンチの数が少ない。上記に挙げた右のカウンターや左フックを生かすための左ジャブがほしい。
・今回の試合では、上体を動かしパンチをよけるディフェンスはディフェンスのみに機能していた。そのために攻防分離の傾向が強かった。防御を次の攻撃につなげられるような体の流れを作りたい。
・ライトヘビー級では小さい。スーパーミドル級がベストでは?
負けはしたものの、キムは世界のトップクラスで渡り合える実力があることを証明したと思います。キムの同門で尊敬する兄貴、西澤ヨシノリは40を超えても頑張っているのです。33歳とまだまだ若いキム。この敗戦を糧に世界奪取を目指してほしいものです。