DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

西岡、圧勝

2010年10月26日 03時48分43秒 | 日本ボクシング
一昨日24日日曜日、両国国技館で行われた試合結果です
WBCスーパーバンタム級戦:
王者西岡 利晃(帝拳)判定3対0(119-109)挑戦者レンドール ムンロー(英)

*結果は皆さんのご存知の通り、ワンサイドの判定で西岡が指名挑戦者を退け、5度目の防衛に成功しています。
数字だけ見ると西岡の楽勝だったように見えるかもしれませんが、試合内容は死闘そのもの。西岡が打ち、かわし、そして打ち続け、ムンローが耐え、前進し、そして耐えぬいた一戦でした。

一体王者は何発のパンチを放ったのでしょうか。試合開始からエンジン全開だった西岡。最終回の怒涛の連打を浴びせましたが、結局西岡の手数が衰えることはありませんでした。右ジャブ、右ジャブ、かぶせる左、そして左右のボディー攻撃。常に距離を保つため打ち、そして動く。西岡の攻撃面ばかり焦点が集まっていましたが、そのディフェンス力はまさに脱帽させられるもの。ブロッキング、フットワーク、ポジション変えにスリッピング・アウェー。攻撃とフットワークだけではここまでムンローを突き放せなかったでしょう。
西岡の強みは色々ありますが、成長力、ではないでしょうか。防衛戦では今回が初の判定勝利でしたが、内容的には一番の試合でした。

敗れたとはいえ、株を下げていないムンロー。あの体力、馬力、タフネスと回復力は異常です。ロングレンジでのパンチの打ち方が悪く、追い足がなかったのが敗因ではないでしょうか。

私(Corleone)は120対108でもちろん西岡を支持。来年の3月ごろに次戦を予定している西岡。その試合までにどんな進化を遂げているか。今から楽しみです。ムンローにも是非、王座再挑戦に向け始動していってもらいたいものです。この男ならやるでしょう。

本当にすばらしい試合でした。
コメント
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