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DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

あの試合から30年(WBCウェルター級:1994年10月1日・その1)

2024年10月01日 05時40分09秒 | ボクシングネタ、その他雑談

今から30年前の今日となる1994年10月1日、米国ニュージャージー州で行われた試合結果です。
WBCウェルター級戦:
王者パーネル ウィテカー(米)判定3対0(118-112、117-110、117-113)挑戦者ジェームス マクガート(米)

*この試合が行われる約1年前の1993年9月10日、87戦全勝のフリオ セサール チャベス(メキシコ)を相手に優位な試合を進みるも、痛み分けという結果を残したウィテカー。チャベスに黒星を付ける事は出来ませんでしたが、その引き分けにより株を大いに上げました。

今回ウィテカーが対戦したのは、1993年3月に対戦した前王者マクガート。当代きってのウィテカーと並ぶ技巧派ボクサーです。ウィテカー戦後、KO勝利からは遠ざかっていましたが、5連勝を飾っているマクガート。一発屋ではありませんが、ウィテカーにとっても攻防兼備な怖い相手であることは間違いありません。

(一年7ヵ月ぶりに拳を交る事になったウィテカーとマクガート)/ Photo: en.wikipedia.org

強豪マクガートは前半戦、2回にワン・ツーでダウンを奪うなど善戦をみせます。しかしそのダウン後、集中力が増大したウィテカーのワンサイド・パフォーマンスが開始されます。

(ダウンを奪い、好発進を切ったマクガートでしたが...。)/ Photo: eBay

サウスポー(左構え)からの右ジャブを起点に、左右のコンビネーションで試合をリード。回転力のある連打打を上下に打ち分け、一方的に試合を進めていきます。

(防御技術に加え、攻撃面でもマクガートを上回ったウィテカー)/ Photo: X com

特に8回以降は挑戦者はお手上げ状態。試合後、確かな防御技術を持つマクガートが、左目を大きく腫らしていました。

(時折、相手を小馬鹿にする動きを見せるウィテカー)/ Photo: X com

36分間の熱戦は、判定を聞かなくても明らかなものでした。初戦、そして数字以上の差をつけてマクガートを返り討ちにしたウィテカー。同級の対抗王者であるフェリックス トリニダード(プエルトリコ)やアイク クォーティー(ガーナ)が準々決勝に成長する中、「まだまだウィテカーには勝てないだろう」と思わせる安定したボクシングを披露しています。

同級ではあまりにも巧すぎるため、対戦相手探しに苦慮していたウィテカー。そんな技工士との対戦話が持ち上がっていたのは、一階級上のWBC王者テリー ノリス(米)。当時のボクシング界にとり実現が大いに期待された、ファン待望のドリームマッチの一つでした。


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