岩波ホールで昔(1947年)のフランス映画「海の沈黙」を観に行ったら、平日の午後、地味な映画にもかかわらずほぼ満席状態。現役を引退した年配者が増えているとはいえ、東京は実にいろんな人たちが、実にいっぱいいるところです。
神保町に行ったからには、お約束の古書店巡り。
といっても、 16時過ぎスタートなので、そんなにたくさん回れません。韓国・朝鮮関係限定。
・・・とすると、たとえば、
①アジア文庫 千代田区神田神保町1-15 内山ビル3F
すずらん通り。お気に入りの東京堂書店とセットでけっこう行っているので、今回はパス。
一応紹介文は載せておこうかな、とホームページをたった今見てみたら、アリャリャ!です。
「アジア文庫は2010年2月19日をもちまして経営権を(株)内山書店に譲渡いたしました」とのお知らせがあるではないですか。「また、内山ビル5階で営業しておりました店舗は内山ビル3階に移転し、内山書店内アジア文庫として引き続き営業していくこととなりました」ということなので、近いうちにようすがどう変わったか行ってこなければ・・・。
ここの品ぞろえはHPでおおよそわかるように、古書というよりも、広くアジア各国に関する一般書(文化・社会・語学等々)や定期刊行物等を扱っています。(これまでは)狭い店舗のわりに、一般書店では置いてないような多様な本も多く、密度の高い書店です。韓国・朝鮮関係本コーナーも、品切れ・絶版文庫その他、いろいろお買得本が並んでいます。
②叢文閣(そうぶんかく)書店 千代田区神田神保町1-9大雲堂ビル2F
40年ばかりの神保町通いで今日初めて入った店です。2Fだとなんとなくフラッと入るということはないですから・・・。今回たまたまネット検索で韓国・朝鮮関係本がありそうな店のようだったので行ってみました。
広くはない、というより狭い店内に年季の入っていそうな本がギッシリ! 2~3割方は未整理じゃないかな、という感じ。中国関係や宗教関係の本が多く、韓国・朝鮮関係の本は少し。しかし稀少な戦前発行の本がいくつもありました。
※私ヌルボは大正14年発行の政教社・編「観樹将軍回顧録」を購入。観樹将軍とは、閔妃虐殺事件当時の朝鮮公使・三浦梧楼のことです。
③三中堂 千代田区神田神保町1-22タカハシビル3F
今日行って、あらためて「大したものだなー」と実感した店が三中堂。久しく足が遠のいていたことを後悔しました。
(ケータイのピンボケカメラで撮影。スミマセン。)
【三省堂書店前から靖国通りを渡って少し先。ビルの3F。この奥にエレベーターがあります。】
私ヌルボが初めて三中堂に行ったのは20年ちょっと前。当時の店舗は京橋にありました。その後90年に阿佐ヶ谷に移転、そして2000年に神保町に移ったとのことです。
店のホームページはありませんが、神保町のサイト<JIMBOU>中に三中堂の紹介ページがあります。そこにあるように開店は1973年。
つまり、韓流ブームどころか、90年代の民主化どころか、ソウル五輪どころか、光州事件どころか、その前の朴正煕政権時代ですよ。多くの日本人にとって、韓国といっても、なんかよくわからない、軍事政権下で暗いイメージをもたれていた頃でした。
ここの店の棚に並んだ本をみるだけで、この数十年の歴史がいろいろ想起されます。
[2013年6月30日の追記]
2013年1月に、待望のホームページが開かれました。→コチラです。
また店長さんのブログ<韓国・北朝鮮・三中堂と私>も同月から始まっています。(→コチラ。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/34/05dd8357dafbbff106f035f0ce8ffddf.jpg)
【たくさん本がありますが、けっこう整理されていて見やすいです。】
日本の本と韓国の本。新刊書と古書。学問的な本から一般書、文庫や新書、漫画等々。文化(衣食住、文学、美術・音楽・映画等)、政治・社会、歴史・・・。この店は韓国・朝鮮関係の、非常に多様な本をそろえています。
珍しいビデオもあります。だいぶ前、ヌルボはここで北朝鮮の映画ビデオを買ったこともありました。
「太陽」のような雑誌のバックナンバーで、韓国・朝鮮関係の特集が載っているものもあります。
最近どんどん出ては消えしている韓国・朝鮮関係B級文庫本もたくさんあります。
職安通りのコリアプラザには2ヵ月に1度くらいは行って最近の韓国書なども購入したりしてますが、場所柄韓流ドラマ等の人気がそのまま反映されてる品ぞろえで、飽き足らない感じが否めません。
より深く、より広く韓国・朝鮮を知りたいという人にはやっぱり三中堂ですねー。
※今回、ヌルボのお買い物は渋田哲也「国鉄マンがつくった日韓航路」(日経ビジネス文庫)、阿奈井文彦「アホウドリの朝鮮料理入門」(新潮文庫)など。前者はビートル号のことです。あ、どちらもB級文庫本じゃなかったですね。その他の購入書籍(「季刊三千里」のバックナンバーとか・・・)についてはまたいずれ。
神保町に行ったからには、お約束の古書店巡り。
といっても、 16時過ぎスタートなので、そんなにたくさん回れません。韓国・朝鮮関係限定。
・・・とすると、たとえば、
①アジア文庫 千代田区神田神保町1-15 内山ビル3F
すずらん通り。お気に入りの東京堂書店とセットでけっこう行っているので、今回はパス。
一応紹介文は載せておこうかな、とホームページをたった今見てみたら、アリャリャ!です。
「アジア文庫は2010年2月19日をもちまして経営権を(株)内山書店に譲渡いたしました」とのお知らせがあるではないですか。「また、内山ビル5階で営業しておりました店舗は内山ビル3階に移転し、内山書店内アジア文庫として引き続き営業していくこととなりました」ということなので、近いうちにようすがどう変わったか行ってこなければ・・・。
ここの品ぞろえはHPでおおよそわかるように、古書というよりも、広くアジア各国に関する一般書(文化・社会・語学等々)や定期刊行物等を扱っています。(これまでは)狭い店舗のわりに、一般書店では置いてないような多様な本も多く、密度の高い書店です。韓国・朝鮮関係本コーナーも、品切れ・絶版文庫その他、いろいろお買得本が並んでいます。
②叢文閣(そうぶんかく)書店 千代田区神田神保町1-9大雲堂ビル2F
40年ばかりの神保町通いで今日初めて入った店です。2Fだとなんとなくフラッと入るということはないですから・・・。今回たまたまネット検索で韓国・朝鮮関係本がありそうな店のようだったので行ってみました。
広くはない、というより狭い店内に年季の入っていそうな本がギッシリ! 2~3割方は未整理じゃないかな、という感じ。中国関係や宗教関係の本が多く、韓国・朝鮮関係の本は少し。しかし稀少な戦前発行の本がいくつもありました。
※私ヌルボは大正14年発行の政教社・編「観樹将軍回顧録」を購入。観樹将軍とは、閔妃虐殺事件当時の朝鮮公使・三浦梧楼のことです。
③三中堂 千代田区神田神保町1-22タカハシビル3F
今日行って、あらためて「大したものだなー」と実感した店が三中堂。久しく足が遠のいていたことを後悔しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/2f/a6d7542ffd03950543e2de82d9109c7b.jpg)
【三省堂書店前から靖国通りを渡って少し先。ビルの3F。この奥にエレベーターがあります。】
私ヌルボが初めて三中堂に行ったのは20年ちょっと前。当時の店舗は京橋にありました。その後90年に阿佐ヶ谷に移転、そして2000年に神保町に移ったとのことです。
店のホームページはありませんが、神保町のサイト<JIMBOU>中に三中堂の紹介ページがあります。そこにあるように開店は1973年。
つまり、韓流ブームどころか、90年代の民主化どころか、ソウル五輪どころか、光州事件どころか、その前の朴正煕政権時代ですよ。多くの日本人にとって、韓国といっても、なんかよくわからない、軍事政権下で暗いイメージをもたれていた頃でした。
ここの店の棚に並んだ本をみるだけで、この数十年の歴史がいろいろ想起されます。
[2013年6月30日の追記]
2013年1月に、待望のホームページが開かれました。→コチラです。
また店長さんのブログ<韓国・北朝鮮・三中堂と私>も同月から始まっています。(→コチラ。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/34/05dd8357dafbbff106f035f0ce8ffddf.jpg)
【たくさん本がありますが、けっこう整理されていて見やすいです。】
日本の本と韓国の本。新刊書と古書。学問的な本から一般書、文庫や新書、漫画等々。文化(衣食住、文学、美術・音楽・映画等)、政治・社会、歴史・・・。この店は韓国・朝鮮関係の、非常に多様な本をそろえています。
珍しいビデオもあります。だいぶ前、ヌルボはここで北朝鮮の映画ビデオを買ったこともありました。
「太陽」のような雑誌のバックナンバーで、韓国・朝鮮関係の特集が載っているものもあります。
最近どんどん出ては消えしている韓国・朝鮮関係B級文庫本もたくさんあります。
職安通りのコリアプラザには2ヵ月に1度くらいは行って最近の韓国書なども購入したりしてますが、場所柄韓流ドラマ等の人気がそのまま反映されてる品ぞろえで、飽き足らない感じが否めません。
より深く、より広く韓国・朝鮮を知りたいという人にはやっぱり三中堂ですねー。
※今回、ヌルボのお買い物は渋田哲也「国鉄マンがつくった日韓航路」(日経ビジネス文庫)、阿奈井文彦「アホウドリの朝鮮料理入門」(新潮文庫)など。前者はビートル号のことです。あ、どちらもB級文庫本じゃなかったですね。その他の購入書籍(「季刊三千里」のバックナンバーとか・・・)についてはまたいずれ。