積雪何㎝以上なら大雪なのか、客観的基準はありません。
私ヌルボが郷里の四国徳島をあとに1968年上京して思ったことの一つが、「東京はずいぶん雪が多いところだ」ということでした。
その頃(1969年?)徳島で12㎝の積雪という20年ぶりの大雪というのがあって、ボーリング場の屋根が落ちたり、3日間(?)停電したり、電車(正確にはディーゼル車)が止まったり、帰れなくなった生徒たちが学校に泊まり込んだり、それはもう大変なことになったものでした。(記憶のみによる、やや不正確な情報です。) 雪国の人ばかりか、首都圏の人にとっても考えられないダメージでしょう。
数日前の韓国全域の大雪でも同様だったようです。
韓国語では大雪のことを<暴雪(폭설.ポクソル)>といいます。
3月10日の暴雪は、3月の雪としては記録的な暴雪になりました。
通常3月には局地的な大雪はあっても、今回のように韓国の大部分の地域に一時的に多くの雪が降ったのはほとんど前例がないとのことです。
気象庁(기상청.キサンチョン.これは日本と同じ名称)によれば、ソウルの積雪量は13.5cmで、これは3月の雪としては1922年の31㎝、2004年の18.5㎝につづき観測史上3番目。
他の地域の積雪量を見ると、京畿道の東豆川(トンドゥチョン)は19.8cmで観測史上最大値を記録。大邱(テグ)9.5㎝、汶山(ムンサン)の16㎝、利川(イチョン)の12㎝、全州の13㎝等は観測史上2位だったということです。
《釜山では5センチの積雪で交通麻痺状態に》
そして釜山は5.4㎝。
この数字は徳島出身のヌルボも「べつにたいしたことないでないで[←徳島弁]」(たいしたことないじゃん[横浜弁] )という感じなんですが、11日付「朝鮮日報」によると<交通混乱・・・出勤時 遅刻続出>、<幼稚園・小・中学校臨時休業>という事態になってしまったとか・・・。
朝9時頃、いつもなら地下鉄のフォームで10人くらい並ぶのがこの日は30~40人で、1つ目2つ目の地下鉄には乗れなかったとか、車通勤の人も、あるトンネルを、いつもなら10分ちょっとで抜けられるのに1時間半かかった等々の具体例も載っていました。
《江陵は50センチでも大丈夫》
釜山と対照的だったのが江原道の江陵。
53.2㎝の積雪にも動ぜず、市内と外郭の主要道路の通行も問題なく、学校も一部山間地を除いて休校はなかったそうです。
江原道は韓国の東北部で、韓国では雪の多い地域だけに、大雪には慣れているようで、住民と行政が協力して対処する体制が整っていて、6日から24時間勤務体制に入り、清掃車・住民のトラクター等が動員されて除雪にあたったとか・・・。
日本で地方によって大雪のレベルや雪対策に大きな差があるように、韓国内でも地方によってずいぶん違いがあるということがわかりますねー
【3月10日の慶尚南道・馬山市内】
私ヌルボが郷里の四国徳島をあとに1968年上京して思ったことの一つが、「東京はずいぶん雪が多いところだ」ということでした。
その頃(1969年?)徳島で12㎝の積雪という20年ぶりの大雪というのがあって、ボーリング場の屋根が落ちたり、3日間(?)停電したり、電車(正確にはディーゼル車)が止まったり、帰れなくなった生徒たちが学校に泊まり込んだり、それはもう大変なことになったものでした。(記憶のみによる、やや不正確な情報です。) 雪国の人ばかりか、首都圏の人にとっても考えられないダメージでしょう。
数日前の韓国全域の大雪でも同様だったようです。
韓国語では大雪のことを<暴雪(폭설.ポクソル)>といいます。
3月10日の暴雪は、3月の雪としては記録的な暴雪になりました。
通常3月には局地的な大雪はあっても、今回のように韓国の大部分の地域に一時的に多くの雪が降ったのはほとんど前例がないとのことです。
気象庁(기상청.キサンチョン.これは日本と同じ名称)によれば、ソウルの積雪量は13.5cmで、これは3月の雪としては1922年の31㎝、2004年の18.5㎝につづき観測史上3番目。
他の地域の積雪量を見ると、京畿道の東豆川(トンドゥチョン)は19.8cmで観測史上最大値を記録。大邱(テグ)9.5㎝、汶山(ムンサン)の16㎝、利川(イチョン)の12㎝、全州の13㎝等は観測史上2位だったということです。
《釜山では5センチの積雪で交通麻痺状態に》
そして釜山は5.4㎝。
この数字は徳島出身のヌルボも「べつにたいしたことないでないで[←徳島弁]」(たいしたことないじゃん[横浜弁] )という感じなんですが、11日付「朝鮮日報」によると<交通混乱・・・出勤時 遅刻続出>、<幼稚園・小・中学校臨時休業>という事態になってしまったとか・・・。
朝9時頃、いつもなら地下鉄のフォームで10人くらい並ぶのがこの日は30~40人で、1つ目2つ目の地下鉄には乗れなかったとか、車通勤の人も、あるトンネルを、いつもなら10分ちょっとで抜けられるのに1時間半かかった等々の具体例も載っていました。
《江陵は50センチでも大丈夫》
釜山と対照的だったのが江原道の江陵。
53.2㎝の積雪にも動ぜず、市内と外郭の主要道路の通行も問題なく、学校も一部山間地を除いて休校はなかったそうです。
江原道は韓国の東北部で、韓国では雪の多い地域だけに、大雪には慣れているようで、住民と行政が協力して対処する体制が整っていて、6日から24時間勤務体制に入り、清掃車・住民のトラクター等が動員されて除雪にあたったとか・・・。
日本で地方によって大雪のレベルや雪対策に大きな差があるように、韓国内でも地方によってずいぶん違いがあるということがわかりますねー
【3月10日の慶尚南道・馬山市内】