最近の「週刊文春」には、毎号のように「金正日の遺訓』独占入手」(4月19日号)のように興味津々、という記事が掲載されていて、「ほんまかいな?」と思いつつ読みふけったりしてます。で、「なるほど、そーなのか」と思っても「ホンマカイナ?」という疑念は消えるわけでもありません。
・・・ということで、今回は政治方面のややこしい問題はさておいて、先々週の「週刊文春」(4月19日号)掲載の今週のBEST10 おすすめの韓国料理アイテムを紹介します。
とりあえず、下のリストを見てみてください。
私ヌルボ、このリストを見て、いつの間にかここまで韓国の食文化が日本に浸透してきているのか、との思いを痛感しました。
まあ、この週刊誌の読者が皆知っていては記事の意味はないし、逆に誰も知らなくて関心もなければ記事にならないし、その間での多くの読者の興味を引きそうな記事という判断なのでしょう。
で、今の日本のフツーの家庭で(って何がフツーかもわからなくなってますが)、このリストにあげられたモノがどれほど①知っていて、使っているか、②知っているが使ったことはないか、③知らないか、も正直なところよくわかりません。
私ヌルボ、約10人ほどの家庭婦人に訊いてみたところ、お一人はタシダを常備していて、いろんな料理に用いているとのこと。
ヌルボとしましては、サムジャンの1位は意外。この言葉からして、もうそれなりに知られているのですか?
経験的にはゴマ油、トウガラシ、ニンニク、トッポキ等については書けばいろいろありますが、好みでいえば一番思い入れがあるのは7位ホットクミックスですね。私ヌルボは2012年釜山の屋台で食べたのがホットク初体験。今は職安通りで出来たての熱いのを食べられるし、韓国広場(職安通り)では焼くときに押さえる道具も売ってるし、けっこうなことです。まだ食べたことのない人はオススメ!
実はここからが本題。今日サークルの仲間で話題になったのが上掲リスト第5位のダシダ(韓国語ではタとダは曖昧)です。韓国語で「다시다」。ヌルボならずとも、少し韓国に興味・関心を持っている人なら韓国食材店等でおなじみですね。
다시
このリストの説明では、この「ダシダ(다시다)」というネーミングは「日本語の出汁に由来」とありますが、それ以外にも「다시다」は「舌つづみを打つ」という意味の動詞でもあり、また「コンブ」は「다시마(タシマ)」だし、もしかしたら「다시(タシ.もう1度)」なんて言葉も関係ある(??)かもしれません。
で、サークル仲間で盛り上がった話題が「旨味(うまみ)」について。そもそも味の素の始まりは池田菊苗博士による旨味成分=グルタミン酸ソーダの抽出。そしてそれを製造・商品化したのが鈴木三郎助で、当初東逗子の工場で生産してたが、その臭気に住民が抗議して川崎に移転して現在に至る、という歴史はずっと前に川崎図書館で味の素の社史で読んだことがありました。(「鈴木町」という町名、駅名はこれに由来。)
さて、この「うまみ」の歴史、「出汁(ダシ)」の歴史はいつからか?というのが酒を飲みながらの話題。
よく初めて味噌汁を自分で作ったオトーサンが、味見をしてみると「おいしくないゾ」と首を傾げたら、オカーサンに「出汁を入れてないんじゃないの!?」と言われて「ガ~ン!」となったという話をヌルボは一度ならず見聞きしています。
日本では、上記のようなオトーサンはさておき、コンブ・カツオ・イリコといった常識レベルのダシの文化が、韓国では、あるいは世界ではどんなもんだったのでしょうか? この記事は、飲み会から帰ってすぐなので詳しくどころかほとんど調べてませんが、チラと検索すると日本では室町時代頃からの歴史があるそうで・・・。韓国については「ダシ」に相当する固有語はないようです。
甘い・辛い・苦い・塩辛い等と比べると、直接調理には携わることの少なかった男性(=文字文化の主な担い手)は、「旨味」は池田菊苗博士のように歴史的には最近の「発見」の対象であり、もしかしたら発見されないまま(記録されないまま)で現在に及んでいるのかもしれないなー、とかなりアルコールが体内を循環している状態で考えている(現在進行形)ですが、実際はどうなのかなー・・・。若き学徒たちよ、こんなところにも研究対象はあるぞー・・・。
・・・ということで、今回は政治方面のややこしい問題はさておいて、先々週の「週刊文春」(4月19日号)掲載の今週のBEST10 おすすめの韓国料理アイテムを紹介します。
とりあえず、下のリストを見てみてください。
私ヌルボ、このリストを見て、いつの間にかここまで韓国の食文化が日本に浸透してきているのか、との思いを痛感しました。
まあ、この週刊誌の読者が皆知っていては記事の意味はないし、逆に誰も知らなくて関心もなければ記事にならないし、その間での多くの読者の興味を引きそうな記事という判断なのでしょう。
で、今の日本のフツーの家庭で(って何がフツーかもわからなくなってますが)、このリストにあげられたモノがどれほど①知っていて、使っているか、②知っているが使ったことはないか、③知らないか、も正直なところよくわかりません。
私ヌルボ、約10人ほどの家庭婦人に訊いてみたところ、お一人はタシダを常備していて、いろんな料理に用いているとのこと。
ヌルボとしましては、サムジャンの1位は意外。この言葉からして、もうそれなりに知られているのですか?
経験的にはゴマ油、トウガラシ、ニンニク、トッポキ等については書けばいろいろありますが、好みでいえば一番思い入れがあるのは7位ホットクミックスですね。私ヌルボは2012年釜山の屋台で食べたのがホットク初体験。今は職安通りで出来たての熱いのを食べられるし、韓国広場(職安通り)では焼くときに押さえる道具も売ってるし、けっこうなことです。まだ食べたことのない人はオススメ!
実はここからが本題。今日サークルの仲間で話題になったのが上掲リスト第5位のダシダ(韓国語ではタとダは曖昧)です。韓国語で「다시다」。ヌルボならずとも、少し韓国に興味・関心を持っている人なら韓国食材店等でおなじみですね。
다시
このリストの説明では、この「ダシダ(다시다)」というネーミングは「日本語の出汁に由来」とありますが、それ以外にも「다시다」は「舌つづみを打つ」という意味の動詞でもあり、また「コンブ」は「다시마(タシマ)」だし、もしかしたら「다시(タシ.もう1度)」なんて言葉も関係ある(??)かもしれません。
で、サークル仲間で盛り上がった話題が「旨味(うまみ)」について。そもそも味の素の始まりは池田菊苗博士による旨味成分=グルタミン酸ソーダの抽出。そしてそれを製造・商品化したのが鈴木三郎助で、当初東逗子の工場で生産してたが、その臭気に住民が抗議して川崎に移転して現在に至る、という歴史はずっと前に川崎図書館で味の素の社史で読んだことがありました。(「鈴木町」という町名、駅名はこれに由来。)
さて、この「うまみ」の歴史、「出汁(ダシ)」の歴史はいつからか?というのが酒を飲みながらの話題。
よく初めて味噌汁を自分で作ったオトーサンが、味見をしてみると「おいしくないゾ」と首を傾げたら、オカーサンに「出汁を入れてないんじゃないの!?」と言われて「ガ~ン!」となったという話をヌルボは一度ならず見聞きしています。
日本では、上記のようなオトーサンはさておき、コンブ・カツオ・イリコといった常識レベルのダシの文化が、韓国では、あるいは世界ではどんなもんだったのでしょうか? この記事は、飲み会から帰ってすぐなので詳しくどころかほとんど調べてませんが、チラと検索すると日本では室町時代頃からの歴史があるそうで・・・。韓国については「ダシ」に相当する固有語はないようです。
甘い・辛い・苦い・塩辛い等と比べると、直接調理には携わることの少なかった男性(=文字文化の主な担い手)は、「旨味」は池田菊苗博士のように歴史的には最近の「発見」の対象であり、もしかしたら発見されないまま(記録されないまま)で現在に及んでいるのかもしれないなー、とかなりアルコールが体内を循環している状態で考えている(現在進行形)ですが、実際はどうなのかなー・・・。若き学徒たちよ、こんなところにも研究対象はあるぞー・・・。