ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

①韓国文学②韓国漫画③韓国のメディア観察④韓国語いろいろ⑤韓国映画⑥韓国の歴史・社会⑦韓国・朝鮮関係の本⑧韓国旅行の記録

韓国内の映画 Daumの人気順位 と 週末の興行成績[4月20日(金)~22日(日)]

2012-04-24 18:05:19 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 最近観た「レイトオータム」は、タン・ウェイの表情の演技と霧のシアトルの魅力ですね。ヒョンビンの役柄は、あえてああいう「軽い」感じの男に設定したのかな? 72時間の自由時間しかない女と、追われる男の愛という筋書きはヨミ筋と知りつつ魅かれてしまう、ということでイ・マニ監督の原作「晩秋」(1966)以降、斎藤耕一監督「約束」(1972)、キム・スヨン監督「晩秋」(198年)と、リメイクされてきたということでしょう。
 ※「レイトオータム」と「アリラン」、横浜のシネマ・ジャック&ベティで4月28日まで上映してますよ。「アコースティック」は5月4日までやってますよ~!
 昨晩観た「ドライヴ」の主役ライアン・ゴズリングも寡黙で、それを評価するブログ記事も多いようですが、私ヌルボはちょいとじれったかったぞ。筋書きも、ヤクザから足を洗う前の最後の一仕事が悲劇になってしまうというよくあるものですが、夜1人で観るには音楽も映像も含めていい雰囲気の映画でした。コチラも女優(キャリー・マリガン)が心に残ります。美人ということでもないですが、やはり眼差しの魅力というか・・・。彼女に注目しているレビューが意外に多い、ということは、日本人好みの女優なのかな?

 「ドライヴ」の上映前に、初見の予告編が6作品も。「ハングリー・ラビット」「ミッシングID」「キラー・エリート」、ここらへんを立て続けに見せられても、オジサンは見分けがつかんぞ。そんなアメリカ映画よりも、胸ワクワクの大期待作は久々のインド映画ですよ。1997年「ラジュー出世する」を観て以来インド映画は大好きなのに、ホントに一般公開は少ないですからね。今回の作品はロボットというSFアクション・コメディ。あの「ムトゥ 踊るマハラジャ」ラジニカーントが無敵のロボットに扮し、恋に破れてまさかの大暴走を展開。お約束のダンスシーンは、今回はロボット集団が担当(笑)。なんともキテレツな・・・。
 ちょいとYouTubeで予告編を見てみてください。

  

 韓国では、同じインド映画で「スタンリーのお弁当箱」や、それに続いてこの「ロボット」、そして2012大阪アジア映画祭で上映されグランプリとABC賞をダブル受賞した「神さまがくれた娘/God's Own Child」(韓国題「하늘이 보내준 딸」)も今上映されています。「ロボット」以外の2作も、一般公開を熱烈希望! 強く強く要請しますっっ!!

         ★★★ Daumの人気順位(4月24日現在上映中映画) ★★★

【ネチズンによる順位】

①かたつむりの星(韓国)  9.6(48)
②タイタニック 3D 9.6(2416)
③語る建築家(韓国)  9.5(25)
④オペラ座の怪人 25周年特別公演  9.4(110)
⑤最強のふたり  9.2(724)
⑥美女と野獣 3D  9.0(69)
⑦偕老(韓国)  9.0(34)
⑧アーティスト  8.9(214)
⑨スタンリーのお弁当箱  8.8(128)
⑩明日を継ぐために  8.8(32)

 新登場は全然なし。最近ちょっとめずらしいかも・・・。

【専門家による順位】

①タイタニック 3D  10.0(2)
②美女と野獣 3D  8.5(2)
②ニーチェの馬  8.5(2)
④2本の線(韓国)  8.0(1)
⑤アーティスト  7.8(6)
⑥ファミリー・ツリー  7.8(5)
⑦ティラノサウルス  7.5(4)
⑧犯罪との戦争:悪いやつらの全盛時代(韓国)  7.3(6)
⑨ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女(2009)  7.3(3)
⑨ビーバー  7.3(3)

 ⑨「ビーバー」がこのランクでは初登場ですが、先週多様性映画のランクで紹介しました。

   ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[4月20日(金)~22日(日)] ★★★

         「バトルシップ」が2週連続トップ

【全体】

順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・バトルシップ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/11 ・・・・・・・・・・・・・516,881 ・・・・・・・・・1,948,626・・・・・・・・14,468・・・・・・・624
2(3)・・姦通を待つ男(韓国) ・・・・・・・・・・・4/11・・・・・・・・・・・・・・296,929・・・・・・・・・・・846,017 ・・・・・・・・・6,433・・・・・・・396
3(2)・・建築学概論(韓国) ・・・・・・・・・・・・・3/22 ・・・・・・・・・・・・・268,732 ・・・・・・・・・3,316,682・・・・・・・・24,579・・・・・・・439
4(3)・・最強のふたり ・・・・・・・・・・・・・・・・・3/22 ・・・・・・・・・・・・・・89,231・・・・・・・・・・1,635,276・・・・・・・・12,136・・・・・・・227
5(5)・・ハンガー・ゲーム ・・・・・・・・・・・・・・4/05・・・・・・・・・・・・・・・52,276 ・・・・・・・・・・・584,828・・・・・・・・・4,317・・・・・・・253
6(6)・・死体が帰ってきた(韓国)・・・・・・・・3/29・・・・・・・・・・・・・・・50,472 ・・・・・・・・・・・962,446・・・・・・・・・7,188・・・・・・・235
7(7)・・タイタニック 3D ・・・・・・・・・・・・・・・・4/05 ・・・・・・・・・・・・・・43,377 ・・・・・・・・・・・336,274・・・・・・・・・4,086・・・・・・・145
8(8)・・美女と野獣 3D ・・・・・・・・・・・・・・・・4/11・・・・・・・・・・・・・・・39,949 ・・・・・・・・・・・140,558・・・・・・・・・1,450・・・・・・・173
9(65)・・スーパー・チューズデー・・・・・・・・4/19 ・・・・・・・・・・・・・・29,679 ・・・・・・・・・・・・35,146・・・・・・・・・・・273・・・・・・・・93
         正義を売った日
10(新)・・ハートブレイカー・・・・・・・・・・・・・・4/19 ・・・・・・・・・・・・・・25,198 ・・・・・・・・・・・・30,263 ・・・・・・・・・・224・・・・・・・175
       ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 「建築学概論」は300万人突破。まだそんな減っていないし、400万人はいきそう。
今回はいつになく順位変動が少ないです。新登場も9・10位の2作品のみ。
 9位「スーパー・チューズデー 正義を売った日」は、日本では3月31日に公開されました。韓国題は「킹메이커(キング・メーカー)」です。
 10位「ハートブレイカー」も、昨年10月に日本で公開されているので、説明省略。韓国題は「하트 브레이커」です。
 「人類滅亡報告書」が12位に落ちたのはちょっと残念だなー。

【多様性映画】

順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・ハートブレイカー・・・・・・・・・・・・・・4/19 ・・・・・・・・・・・・・・25,198 ・・・・・・・・・・・・・30,263・・・・・・・・・224・・・・・・・・・175
2(新)・・ステキな金縛り(日本)・・・・・・・・・4/19・・・・・・・・・・・・・・・・2,562 ・・・・・・・・・・・・・・3,055・・・・・・・・・・22・・・・・・・・・・20
3(新)・・ロボット・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/19 ・・・・・・・・・・・・・・・1,677 ・・・・・・・・・・・・・・2,989・・・・・・・・・・22・・・・・・・・・・37
4(2)・・語る建築家(韓国) ・・・・・・・・・・・・・3/08 ・・・・・・・・・・・・・・・・・973 ・・・・・・・・・・・・・27,778 ・・・・・・・・218・・・・・・・・・・12
5(3)・・12歳のサム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/12 ・・・・・・・・・・・・・・・・・720 ・・・・・・・・・・・・・・3,827・・・・・・・・・・28・・・・・・・・・・15
                                      
 1・2・3位が新登場です。
 1位「ハートブレイカー」は上掲のように全体のランクの10位。
 2位「ステキな金縛り」、韓国題は「멋진 악몽(ステキな悪夢)」です。「金縛り」にピッタリの韓国語はないんですかねー?
 3位「ロボット」については本記事の冒頭で書きました。韓国題は「로봇」。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする