12月にソウルに行った時、知り合いの韓国人女性Yさんに案内されて入った店がbibigo光化門店。
地下鉄の光化門駅、世宗路の李舜臣像から西へ、大通り(セムナンキル)を歩いてすぐの、通りに面して左側にあります。
【大通りから見たbibigo光化門店。このように外光を取り入れた明るい店内のコーヒー店やレストランが急増しているようです。】
入口はビルの中です。
【店の入口。できれば右側のメニューを見て「方針」を考えておいた方がよい。】
ビビンバの店ですが、席についてからメニューを見て、という方式ではないので、1人だと面食らうところでした。2人でもちょっとあせりましたが。
つまり、注文のしかたがちょっとややこしいんですよ。
最初にレジのところで調理士さんに(ビビンバの場合は)次のような順序で注文を出します。
①基本的な形(容器?)[3択] a.ビビゴライス b.ビビンバ c.石焼きビビンバ
②ご飯の種類[4択] a.白米 b.黒米 c.玄米 d.麦飯
③トッピング[6択] a.プルゴギ b.チキン照り焼き c.チキン胸肉 d.スパイシーポーク e.炭焼きポーク f.豆腐
④ソースの種類[4択] a. コチュジャン(唐辛子味噌) b.サムジャン(合わせ味噌) c.緑胡麻 d. レモン醤油
・・ということは、全部で3×4×6×4=288通りの組み合わせか。
以上は私ヌルボ、几帳面にメモを取っていた、のではなくて、今bibigoのウェブサイト(韓国語)(→コチラ)
で確認したものです。
代金を支払って間もなく、注文通りの皿が出されるというシステムになっているのです。
で、私ヌルボは何を食べたかというと、ビビンバではないのですねー。ビビンバの店というから、おなじみのコチュジャンで混ぜ混ぜするふつうのビビンバをイメージしていたため、というのが理由1。→コチラの記事に書いたように、辛いものはできれば避けたいので・・・。
理由その2は、選択するのがつらいから。これまでの人生で、カツ丼か天丼かはたまた親子丼かで迷った時間を総計すれば数時間になるでしょう。
実は私ヌルボ、事前に店頭のメニューの写真だけざっと見て、ビビンバ以外の料理もあって、その中に辛くないと思われるものを発見していたのです。
それは황태국 반상(ファンテクク パンサン.黄太汁飯床)。つまり干ダラ汁セット。
出てきたものもおよそヌルボの思った通り。
【ファンテクク。私ヌルボ、プゴクク(北魚汁)との区別はできません。干物の製法の違い。色でわかるのかな?】
さて、Yさんの注文の品は、この店の看板料理のビビゴライス。
【野菜がいっぱいでサラダ風のビビゴライス。お米は玄米ですか?】
コチュジャン以外のソースも3種類あるというのは、ビビンバとして画期的ですね。
味もエグくなさそうだし・・・。(それがうれしいことか悲しいことかはわかりませんが。)
Yさんに「ビビンバにも、このような「健康」とか「自然」をコンセプトにした店ができるというのは今の韓国のトレンドなんでしょうねー」と言ったら、「マジャヨ(맞아요)」すなわち「そのとおりですよ」。
そして「ウェルビンです」という言葉が・・・。辞書にない言葉ですが、たまたま知っていました。ウェルビン(웰빙)は英語のwellbeing。健康や自然重視の食品や諸製品、ライフスタイル等を形容する流行語です。→コチラ記事(韓国語)によると、2002年頃から用いられるようになったそうですから、もう定着した言葉といってよさそうですね。
近年の韓国の「自然」と「健康」志向の風潮については、本ブログでも「韓国でも合い言葉は「自然」と「健康」」という記事(→コチラ)をアップしたことがあります。景福宮敷地内の カフェ<古宮トゥラク>について書いたものです。
Yさんの話では、このbibigoという店が最近日本にも支店を開いたとのこと。
帰ってからネット内を探したら、ありましたね。2012年10月18日オープンのイオンモールむさし村山店。そして12月14日にオープンしたばかりの赤坂Bizタワー店の2店舗。
後者の開店前日にはマスコミ向けの会見やイベントが行われ、夜には関係者による食事会もあったとのことで、あのコリアン・フード・コラムニスト八田靖史さんも招待されて行ってきた、ということが彼のブログ「韓食日記」に書かれてます。(→コチラ。)
そこにとても詳しくこの店の説明・紹介が記されています。「今年の夏から心待ちにしていたお店」なのだそうです。また「「bibigo」という店名は韓国語の「ピビダ(混ぜる)」と英語の「to go(テイクアウト)」を合わせたものだとか」ということも。英語の方は見当がつきませんでした。
あ、それから、この店の経営会社はCJグループ系列の食品会社CJフードヴィル。そういえば、韓国で今どんどん店舗を増やしているパンのチェーン店トゥレジュール
を運営しているのもこのCJフードビルではないですか。
それから、そもそもCJといえば、あのダシの素のタシダの発売元の第一製糖。(※韓国語の頭文字からCJと命名したと何かでみましたが、よく考えるとJJじゃないの?)
で、第一製糖といえばあのサムソングループの創業者・李秉(イ・ビョンチョル)が早い時期に設立した会社。
・・・ということで、今はサムソングループから枝分かれしたCJグループ、幅広く事業展開してるということがよくわかりました。2011年には東大門に<食のテーマパーク>CJ FOODWORLD(→コチラ参照)を造っちゃうし、CJエンタテインメント(→日本公式サイト)は韓国映画ファンにはおなじみだし・・・。すごいなーCJグループ、ずいぶん手広く儲けてるじゃん。そして考えてみれば私ヌルボも映画の紹介&推薦したりしてけっこう儲けさせてあげてるじゃん。ちょっと還元してほしいなー。
地下鉄の光化門駅、世宗路の李舜臣像から西へ、大通り(セムナンキル)を歩いてすぐの、通りに面して左側にあります。
【大通りから見たbibigo光化門店。このように外光を取り入れた明るい店内のコーヒー店やレストランが急増しているようです。】
入口はビルの中です。
【店の入口。できれば右側のメニューを見て「方針」を考えておいた方がよい。】
ビビンバの店ですが、席についてからメニューを見て、という方式ではないので、1人だと面食らうところでした。2人でもちょっとあせりましたが。
つまり、注文のしかたがちょっとややこしいんですよ。
最初にレジのところで調理士さんに(ビビンバの場合は)次のような順序で注文を出します。
①基本的な形(容器?)[3択] a.ビビゴライス b.ビビンバ c.石焼きビビンバ
②ご飯の種類[4択] a.白米 b.黒米 c.玄米 d.麦飯
③トッピング[6択] a.プルゴギ b.チキン照り焼き c.チキン胸肉 d.スパイシーポーク e.炭焼きポーク f.豆腐
④ソースの種類[4択] a. コチュジャン(唐辛子味噌) b.サムジャン(合わせ味噌) c.緑胡麻 d. レモン醤油
・・ということは、全部で3×4×6×4=288通りの組み合わせか。
以上は私ヌルボ、几帳面にメモを取っていた、のではなくて、今bibigoのウェブサイト(韓国語)(→コチラ)
で確認したものです。
代金を支払って間もなく、注文通りの皿が出されるというシステムになっているのです。
で、私ヌルボは何を食べたかというと、ビビンバではないのですねー。ビビンバの店というから、おなじみのコチュジャンで混ぜ混ぜするふつうのビビンバをイメージしていたため、というのが理由1。→コチラの記事に書いたように、辛いものはできれば避けたいので・・・。
理由その2は、選択するのがつらいから。これまでの人生で、カツ丼か天丼かはたまた親子丼かで迷った時間を総計すれば数時間になるでしょう。
実は私ヌルボ、事前に店頭のメニューの写真だけざっと見て、ビビンバ以外の料理もあって、その中に辛くないと思われるものを発見していたのです。
それは황태국 반상(ファンテクク パンサン.黄太汁飯床)。つまり干ダラ汁セット。
出てきたものもおよそヌルボの思った通り。
【ファンテクク。私ヌルボ、プゴクク(北魚汁)との区別はできません。干物の製法の違い。色でわかるのかな?】
さて、Yさんの注文の品は、この店の看板料理のビビゴライス。
【野菜がいっぱいでサラダ風のビビゴライス。お米は玄米ですか?】
コチュジャン以外のソースも3種類あるというのは、ビビンバとして画期的ですね。
味もエグくなさそうだし・・・。(それがうれしいことか悲しいことかはわかりませんが。)
Yさんに「ビビンバにも、このような「健康」とか「自然」をコンセプトにした店ができるというのは今の韓国のトレンドなんでしょうねー」と言ったら、「マジャヨ(맞아요)」すなわち「そのとおりですよ」。
そして「ウェルビンです」という言葉が・・・。辞書にない言葉ですが、たまたま知っていました。ウェルビン(웰빙)は英語のwellbeing。健康や自然重視の食品や諸製品、ライフスタイル等を形容する流行語です。→コチラ記事(韓国語)によると、2002年頃から用いられるようになったそうですから、もう定着した言葉といってよさそうですね。
近年の韓国の「自然」と「健康」志向の風潮については、本ブログでも「韓国でも合い言葉は「自然」と「健康」」という記事(→コチラ)をアップしたことがあります。景福宮敷地内の カフェ<古宮トゥラク>について書いたものです。
Yさんの話では、このbibigoという店が最近日本にも支店を開いたとのこと。
帰ってからネット内を探したら、ありましたね。2012年10月18日オープンのイオンモールむさし村山店。そして12月14日にオープンしたばかりの赤坂Bizタワー店の2店舗。
後者の開店前日にはマスコミ向けの会見やイベントが行われ、夜には関係者による食事会もあったとのことで、あのコリアン・フード・コラムニスト八田靖史さんも招待されて行ってきた、ということが彼のブログ「韓食日記」に書かれてます。(→コチラ。)
そこにとても詳しくこの店の説明・紹介が記されています。「今年の夏から心待ちにしていたお店」なのだそうです。また「「bibigo」という店名は韓国語の「ピビダ(混ぜる)」と英語の「to go(テイクアウト)」を合わせたものだとか」ということも。英語の方は見当がつきませんでした。
あ、それから、この店の経営会社はCJグループ系列の食品会社CJフードヴィル。そういえば、韓国で今どんどん店舗を増やしているパンのチェーン店トゥレジュール
を運営しているのもこのCJフードビルではないですか。
それから、そもそもCJといえば、あのダシの素のタシダの発売元の第一製糖。(※韓国語の頭文字からCJと命名したと何かでみましたが、よく考えるとJJじゃないの?)
で、第一製糖といえばあのサムソングループの創業者・李秉(イ・ビョンチョル)が早い時期に設立した会社。
・・・ということで、今はサムソングループから枝分かれしたCJグループ、幅広く事業展開してるということがよくわかりました。2011年には東大門に<食のテーマパーク>CJ FOODWORLD(→コチラ参照)を造っちゃうし、CJエンタテインメント(→日本公式サイト)は韓国映画ファンにはおなじみだし・・・。すごいなーCJグループ、ずいぶん手広く儲けてるじゃん。そして考えてみれば私ヌルボも映画の紹介&推薦したりしてけっこう儲けさせてあげてるじゃん。ちょっと還元してほしいなー。