開期の平日最後の日なので、行きそびれていた神戸の博物館で開催されている”ターナー展”に行きました。人はさほど多くなく、落ち着いて鑑賞できました。
イギリスの水彩画、油絵での風景画の権威ですよ、と聞いていたので、是非行ってみたいと思っていましたのに、閉会日が迫って来たので、えいっやぁっ、と気合を入れて行った次第です。
昔は映像を残すには絵画しかなかっから、写実を基本にした絵画の文化が発達したのでしょう。ターナーの絵画は風景画が多いのですが、中には建物も人物も描かれていますので、時代考証の資料としての価値も大きいでしょう。
しかしながら、昔々からその業界や派閥の世界に生きる人は、生きにくいところは有ったのですね。それでもなお乗り越えて、成果を残して後世の私たちが鑑賞している、実に立派な仕事をしていたのですね。
ターナーの晩年の作は曖昧模糊な描き方が激しくなって、精密描写の部分は画面の中ではごく一部、あるいは無い、と言っても良いくらいの作品もだったり、習作も有ったりしたので、終盤の鑑賞は疲れた