好きなことにぞっこん

花に癒され、永井龍雲の歌声に癒されています

慣れそうな予感

2014-06-11 13:06:36 | 音楽

 3年目ほど前にフルートをカバードキーからフレンチ(リング)キーに替えました。古くなって音が出にくくなった楽器を新調する必要性に迫られたことと、仲間が素晴らしい音色を出せる楽器に次々買い替えるのを横目で見ていた事もあります。

 いえいえ、無用の長物になるから、私はいいわ。講師にそれで吹ける!?と哀れがられながらも、愛着あるし、なんて言って買い替えは他人事と思っていました。

 生来イジイジいじることが好きで、フルートの分解掃除は100回は下らないないでしょう、タンポの修理、交換も楽しんでいました。素人ですから修理用具も、技も限界も感じていましたが、これでもいいやとも思っていました。

 そんな時、人前で吹くことになったのです。これは止むを得ない事情だ、多少不本意ではありましたが新調することになったのです(~o~)

                            (今年もカラーが咲きました)

 そこでカバードドにするかリングにするか大いに悩むところでした。

 キーに穴が開いているリングモデルはやはり難しいと推測できます。フルートは僅かの隙間ができても音が出ません。長年、手や指の悪癖がついている身としては難儀するのは必至です。

                                                                                  今の日本ではリングを初期から与えるのが一般的なようです。初めから穴開きを与えられれば、それしかないですからねぇ。

 イメージとして上手い人はリングを持っている、という先入観を持つ世代としては、ある種、憧れの楽器です。

 結論は弾みでしか出せません。当たって砕けろでリングに決定しました。

 

 悲劇の始まりでした。3年が経とうとしていますが、実質は1年くらいでしょうか、後の2年はお休みせざるを得なくなったからです。悪条件も重なり、左親指の腱鞘炎になったからです。砕けてしまいました。

 このままフルートを止めてしまう可能性もあると思う事もありました。この痛みが無くなることがあるのだろうか。日常生活にも支障をきたす痛みで、なんの余裕もありません。 

 

 傷や気持ちは、時間が流れることで薄らいでゆく事が多いと感じます。時間が万能ではありませんが、時間にしかできないことも少なくないと思います。

 離れていたフルートに復帰して1年弱。やっとこの頃リングモデルに慣れてきたように思います。けれども長時間フルートを構えることは腱鞘炎を再発させないためにも、避けた方がいいようです。

 

 今回は一番下のC、C#、D、D#、Eなどを素早い動きを必要とする譜面が担当となりました。リングモデルとしては不得意なパートです。今度は右手指の腱鞘炎にならないか。

 大丈夫、苦い経験は消化してしまいました。

 

 

 


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