雪、雪、 銀世界に吸い込まれた知恵ばあさん

木々にふわっとのった雪。夜は幻想的な、メルヘン世界です。
そんな中で生活をしています。
雪かきを何度もしなければならないのが難ですが、エクササイズだと思えば、楽し。
コタツにもぐりこんで、雪景色を楽しむ。
ダリは散歩紐をくわえて散歩にとはしゃぎまわる。彼女に走りまわられると、先ず散歩。
歩くと暖かくなり、ダリも私も散歩を楽しむ。
農閑期ならではの自由は時間たっぷり。

そんな中で、もう今年二回目のお葬式。今日は、私の田んぼの先生だった94歳のおばあさんの式でした。まだ慣れない田んぼで悪戦苦闘している私をいつも面白がって、言葉だけで足りずに、実際90歳前の高齢なのに、こうこうと畦のつけ方、イネの刈りかた、稲わらのくくり方は、すべて彼女から手取り足取りで教えてもらっていました。
通りかかると、おやつのチョコレートなどを下さったり、犬のダリが恐いとかまるで少女のように、面白がり、静かな田んぼでよくおしゃべりもしました。

大きな耕運機にまるでぶら下がるように、耕しておられた姿、草刈り機で草刈りをされている姿、私にとお正月のお飾りも作って下さったのです。作られる姿を写真にとると言うといやだと照れるおばさん。私は知恵ばあと親しみを込めて呼んでいました。
昨年、ドンド焼きでお飾りを燃やすのがもったいないので、大事にしていると言うと、
また作ってあげるからと、つい最近言って笑っていた、知恵ばあさん。
知恵ばあさんが側に何時もおられたから、私も何とか稲作りが出来るようになったのです。不慣れな私の仕事ぶりを面白がって笑っていた知恵ばあさん。私の稲作りの先生でした。おしゃれでいつも身奇麗にされていた、明るい知恵ばあさん。
チエ子さんなのですが、私には知恵ばあさん。年齢にふさわしい知恵をたっぷり、私にも注いでくださいました。
ついに、そんな先生を失いました。

亡くなられた晩、何故か知恵ばあさんの美容師の娘さんの夢を見たのです。わけが解かりませんでした。二回　ヘアーカットをスキップしたのでおこっておられたのかなと想像したが、多分娘さんがお母さんの死を知らせてくださったのかもしれませんね。後で合点。

素敵な、バイタリティー豊かな村の女性を失いました。
ありがとうを伝えてきました。

新年会に思う

生活学校の新年会が市長や府からお客様を迎えて行われた。会場一杯に生けられた花々。さすが女性の集いである。華やかである。色々趣向を凝らした催しもあり大笑いでした。
高校時代の同級生が講演する時間もあり、面白かったです。

昨年は二つの役をおろしてもらって自由だったけれど、何か失っていることにきずいた。サル、いのししと格闘ばかりして、つながりを失いつつある自分を発見。
ああ、これでは駄目だと意識した新年会でした。何か問題意識を持って、人の中に入る事の大切さを感じました。でないと、なんだか老化の坂道を転げまわりそうです。
でもなぜか農繁期になると超多忙になるので、手も足も口もでない。
国際交流での子供の教育問題にも関心をずっと抱いているが、そう簡単に行動できない。
色々目の前にぶら下げて生活していたが、殆ど実現に至っていない。
面倒臭くなってきたのか？
いや、自分の家族を大切にしていたのだ。これから暫く子供達の結婚などにこころが傾くのだろう。大事なことなので、暫く自分を追い立てずに、ゆっくりいこう。

冬眠中だが、雪かきなど余分な事が待つ。
明日は観音講。楽しみましょう。
明日は大雪とか、さあどれだけ降るのでしょう。
湿った雪でなくからっとして粉雪であってほしい。
湿ったものだと、雪かき機の手間どる。
暑いのも困るが、寒いのも困る。
スキーならいいんだけど、スキーの板も何処へやら。
もう骨折が待つだけだろうから、おとなしく冬眠？
ちょっと私らしくないな。

いもむしごーろごろ

冬眠中で、まるでいもむしごろごろの呈をなしている毎日。ちょっとこれではと、村の奥まで、ダリと散歩。坂道になっているので、なかなかの運動になる。若狭舞鶴道が走り、奥は福井県へのトンネルが見える。無料化が実施されているので車の数も多いようだ。
トンネルも越えると福井県の高浜。最近、プルサーマル原発が稼動したところだ。
私の原発アレルギーもこんなに近接したところで、生活しているので、毎日心配ばかりしておれない現実が悲しすぎる。この問題はあまり考えないようにしている。
いい感じで散歩していても、この現実が思い。

宮講も年度末総会も終り、明日は生活学校の新年会。偶然、高校の同級生、友達の旦那さんの講演もあるそうで、ちょっと楽しみ。彼はどんな話をするのだろか？



野も山も田畑も真っ白の世界で何だかのんびりごろごろしすぎて気分が冴えないな。
でも、
久しぶりにお母さんを突然亡くされた中高時代の友達とお茶。
海辺をドライブしながら、お互いの元気さを確認できるいい機会であった。
程よい距離があるので、おしゃべりも楽しい。大阪の元気を何時も伝えてくれるのです。


そろそろ、何かしなければ、先ずシンプル　ライフの準備の大掃除だ。いまこの閑な時間にしか出来ない。さあ、起き上がろう！！！！

どんどこどんどこ時間は走る

久しぶりにパソコンを開けてみると、中学時代の友達からのメール。年末突然、お母様を亡くされた彼女から茶のお誘い。飛んで伺ったが、彼女はもう大阪。でも今週里帰りとのことで、お茶の時間が持てそうなので、良かったです。
お母さんはお正月用の裏白を取りに行かれて、そのままだったようで、あまりにも、あっけない去り方だったようです。

私も何かそんなことは遠い先のことと、漫然とおこたつで過ごしているけれど、何時、私達皆にもいつお呼びがかかるか解からない。６０歳を二、三年過ぎると、体の調子が以前と異なる。減量中なので、ご飯一杯と決め、過ごしていると、もう食べ過ぎると、胃の調子が何だか変。これも意外なきずきです。もう小食におやつも少なくと意識した新年です。
そんな折り、友達から断食道場に行ったとの年賀状。そう、もう、私達はそんなことを意識して生活しなければいけないようだ。
何時お迎えが来てもいいように、真摯に生きていかなければと思いました。
正月は冥土への一里塚でしたね。
今年は実感がこもり、しっかり受け止めています。

明日はお寺で先代坊様の一回忌。夕方は宮講。今回はお客さんで出席。家を代表して出ます。お客としては、初デビユーです。男性が殆ど、女性が出るのは多分私が始めてかもしれないです。もうすっかり田舎に馴染んでいるので、抵抗感はなし。先月は私達の組の当番。沢山のお客さんでした。これまで当番以外は男の中に出るのに、戸惑っていましたが、今年から、家を代表して参加。
田舎の男性のお話会を楽しみましょう。
若い方は洗練されているので、お酒が出ても大丈夫でしょう。年輩者にお酒が入るとややこしいので、困ります。でも６０歳も過ぎると処理の仕方もわかってきましたので、まあ、まあと観察させていただきましょう。
冬の村の親睦会のようです。
また、その内、女の観音講があるはずです。

昔から、農村では冬、集って、親睦を深め、結束を固めたのでしょうね。
氏神さんの下や、先祖供養という目的を持っての一種のレクレーションでしょうね。

冬、閑と言っても、なにやらかにやら、行事続きます。
どんどこどんどこ、雪の中、何かが走り抜けます。

新年 ２０１１

あけまして　おめでとうございます。
当地は大晦日から、雷、稲妻など本格冬到来の合図を受け、純白の世界にいます。
三回雪かきもしました。50センチ。
今年は古い雪かき機でと思って、かきました。しかし、慣れぬことなので、上手くいきません。道路が少し川側に落ちているので。上手くかけないのです。ああ、何回行ったり、来たりの雪かき。とても不満のたまるゆきかき。スコップでは体は使うがすっきり、川に雪を落とし、すっきり、きれいにかける。機械では体力は要らないが、何故かすっきりしない。大晦日と新年お互礼会後、仕上げの雪かき。スコップを新調しなかったので、折れ、雪道を恐る恐るスコップ買いに出かける。滑って恐い。何とか運転にも慣れた。
すこぷできれいにかき、気分すっきり。
機械って便利なようで、無駄なようです。
まあ、あるから使うが高額の機械は不要。農閑期の今、雪かきが仕事と割り切ればいい。運動と思えばいい。

屋根から雪がどっさどっさと音をたておちる。今夜もまた雪。
これからは雪の中で生活。静かな生活。
だりは大喜びで長時間の散歩にも嬉しそう。雪の上、足冷たいだろうなあ。
毛皮のコートだからいいかもしれないが、足元が痛々しい。
新年は雪につつまれ、静かに推移しています。

今年は二男が結婚する事になり、家族が増えて楽しみです。女子を育てた事がないので、とても新鮮です。
お相手の家族とも仲良くやっていけそうです。

今年は少し昨年の難関を突破していい年回りなりそうな気配です。
昨年は何かと不調な年だったと思われます。
あと二人の子供達もまた夫々の宣言があるかと思いますが、それをゆっくり待ちましょう。心配種だった三男の、やっとしたいことも見つかったようで、安心しました。
おとなしい長男もその内、春を見つけるでしょう。
明るい日差しがさしてきたような新年であり難く、感謝です。

冬、体も心も休めて、忙しくなるだろう季節に備えたい。
この頃は何時も、シェリーの詩が浮かびます。
冬来たりなば、春遠からじ。

今年の日記も何を記していくのか楽しみです。
いい事が一杯かけますように。

わたしのフイルドは雪に覆われ、冬眠？
疲れる原因はアウトプットばかりで、インプットが不足しているからです。冬ちょっと、力を充電したい。

冬眠と言っても、色々行事がありのんびりも出来そうにないが、まあ長期の休暇なので、ゆっくり。ゆっくり。