愛する犬と暮らす

この子たちに出逢えてよかった。

イモムシとルイ

2021-07-03 21:14:57 | ルイとの日々

 この3日間、雨に降られたが、夕方も雨具が必要だったのは、たしか昨日だけだった。一昨日も、そして、今日も幸い夕方の散歩は雨が降っていなかった。しかし、明日も雨の予報が出ているので、気分はちょっとばかりメランコリーだった。

 散歩の途中、近所の集合住宅の前にある駐車場のフェンスでこのイモムシを見つけたとき、自分の顔がほころんでいるのがわかった。連日の雨で気分が重くなっていたのが、イモムシのおかげで癒されていた。

 つる草の茎を伝っていたら、先端へ達してしまい、それ以上先にはいかれなくなった。進退きわまったイモムシの迂闊さが滑稽だった。

 いや、いや、そうではなく、サナギになるためにつる草の先端をあえてめざしたのかもしれない。それにしては、つる草の茎が細すぎないか。それと、この場所だってさえぎるものは何もなく、ぼくに発見されるほど目立っている。これでは、容易に鳥に見つかって、餌になってしまうじゃないか。

 このイモムシがやがて蝶になるのか、それとも蛾になるのか、ぼくにはわからない。ただ、鳥たちの目を逃れてサナギとなり、ぶじに羽化して飛び立っていってほしいと願うだけである。

 ぼくがスマホでこのイモムシの写真を撮るあいだ、ルイは、つかのま、歩くのをやめて休息できた。ちょっと蒸し暑かったから、この小休止はラッキーだったろう。

 これからイモムシがどうなるか、とても気になる。明日もまたルイの散歩のついでに逢えたらいいなと思っている。