どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「プレイバック」「現金作戦 奴らを騙せ!」「浮浪 夢の残骸」

2011年08月20日 | 自主映画
池ノ上シネマボカンに山岸監督の新作自主映画を見に行ってきた。まずは8mmで撮られた過去の作品2本の上映。
どちらもまだ見た事が無い映画だったので楽しみにしてました。8mmで撮られているが、そんなに古い映画ではなく2000年代の作品。おいらはもうその頃はビデオでしか作ってませんでしたが、その時期に8mmで映画を撮るというのはなかなか大変で根気というか情熱が無いと出来ない感じでしたね。こだわりっていうのもあるかな。
「プレイバック」という映画の冒頭で次々と女殺し屋がターゲットを殺す場面が連続して見れて一気に集中し楽しんで見れる状態になった。その後の展開は自主映画らしい感じで結末も途中で読めちゃうんだけども物語としてうまくまとまっており飽きずに楽しめて良い時間でキレイに終わる娯楽作でした。画面4分割だとか技術的にもおおっ!と思わされる見せ場というか試みも見れた。うまく出来てた。
次に「現金作戦 奴らを騙せ!」という映画を鑑賞。こちらも分かりやすい娯楽作。物語が映画的な面白さに溢れてる。
この手の話って自主映画に昔よくあったものでもあるが、変な格好つけた映画とか映像のものが多かった印象。そういう訳で今まではそんなに好きなジャンル?では無かったのであるが、この映画は実に上手く手堅く撮られていてテンポも案外良くて役者も魅力的に変な格好をつけずに撮られていて単純に楽しめたし、女優も魅力的だったしラストのどんでん返しも効いていて良かった。ただ8mmのテレシネの状態が悪かったは残念。
そして休憩を挟んで新作「浮浪 夢の残骸」を鑑賞。流れとしては先程見たような娯楽系の刑事アクションものでした。
物語に少々強引な面が目立ち、なんか理解出来ない部分もありましたが大筋では楽しめた。
魅力的な役者陣のキャラクターが良かったが今回の映画では紹介編というような感じで深い説明は無かったように思う。今後シリーズ化してゆくという事だが各キャラクターを掘り下げて見せていってくれると嬉しいな。
今回はザンスさんのキャラが過去とかちゃんと描かれていたとは思う。雨に祟られた撮影だったようだが、それが逆に良い味になっていて印象的。
上映後にチンザノ・ロッソを2杯、大きな氷で割ってチビチビ飲みながら懐かしいCM映像とか見て話したりして過ごし、いい時間で切り上げて帰りました。
あぁオイラも早く何か映画作りたいなぁ。よい物語のある映画を作りたいですわ。


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「トップガン」

2011年08月20日 | 映画
深夜にテレビ放送されていた映画「トップガン」を鑑賞。見るのは凄い久しぶり。公開当時大ヒットしていて人気あったなぁ。当時からこの映画は音響の迫力と音楽は悪くないけども内容は本当にどうしようもない映画だと思っていて嫌いな映画でした。なのに人気なのが凄い違和感があってますます嫌いになるような映画でした。
久々に見直してみても感想はほぼ同じ。超ベタベタな展開にベタな音楽が被さってオシャレ系というかなんというかフィルターなんか使って絵的に奇麗に見せて、ほらこれが今流行りの映像スタイルですよ。カップルのみなさまのデートムービーにぴったり!ってな具合で見せながら内容はザ・アメリカのプロパガンダ映画的な内容のトレンディ・ドラマ。
なんでこんなのにみんながハマったのかよく分からんですよ。
でもまぁ飽きずに見れる娯楽作には仕上がっていて良く出来てるとは思う。好きか嫌いかは置いといてデートムービーとして見事に成功したトム・クルーズの代表作ですね。この映画の印象のせいかトム・クルーズはあんまり好きではないんですけど演技の出来る良い役者だとは思う。もう少し内容のある映画にもっと出れば良いのにとも思う。主役じゃなく助演では良い映画が結構あるような印象。
「トップガン」は助演の役者に魅力的な役者が多く出ていて良かったが最後は強引に全てトム・クルーズが持って行った感があるのがズルい感じ。メグ・ライアンがこの映画で注目でした。そして教官達がみないい味出してたです。
ゲーム感覚でノリノリな音楽と編集で見せる戦争映画って所がやはり酷いと思う。無理矢理お涙ちょうだいな演出とそれっぽい音楽で煽る所とか上手に出来てるけど一歩引いた目線で見るとやっぱり酷い。ラブ・ストーリーとしても気持ち悪いぐらい好都合に展開してこれもメロメロ感はあるけど一歩引いた目線で見るとやっぱり酷い。
更にもう一歩ひいて頭使わず娯楽作として割り切って見れれば十分楽しめる映画だとは分かるけども、やっぱり何か軍事ものとか内容的に割り切って見れない映画でありました。
同じような内容だがカーレースものの「デイズ・オブ・サンダー」はオイラは案外好きで楽しめたんですけどね。
でもまぁ懐かしくも印象深い映画です。


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