テレビ録画していた映画「父親たちの星条旗」を鑑賞。クリント・イーストウッドの監督作。最近の映画は当たり続きだが今作も実にサラリと描かれているが視点が良い。この視点の描き方が素晴らしいと思う。どういう話か殆ど知らないまま見たのですが英雄を描いた映画と思いきや英雄というものとはどういうものか?という昔のイーストウッド映画で自身が演じていたようなものではなく本当の意味での戦争というものの姿を戦場だけでなく、もっと個人的な視点で小さくも大きく描いていた。政治とか嘘とか都合のよい別の真実に作り替えられてゆく様は現代も同じで変わっていないので色々と考えさせられもする。派手な戦争映画ではありませんが、実に深く考えさせられる静かな戦争映画でした。

