どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「オーメン」

2013年09月26日 | 映画
昨日BOOKOFFで衝動買いしちゃったブルーレイで映画「オーメン」を鑑賞。今までテレビ放送やLDで見た事はあったがシネマスコープ・サイズの高画質で見るのは初めてでした。夜の場面とか暗い印象だった所もよく見えていた。奥行きの構図が多いのと目のアップが多いのが分かった。
昔、初めて見た時はショックシーンには驚いたし全体に漂う悪魔的な空気感が不気味だった記憶があるが怖かったかというとそんなでも無かった気がする。
ネットのレビューでダミアンはキリストの生まれ変わりだという真逆な見方をしている人もいて、今日はそんな視点で見てみようと見始めました。
成る程、ダミアン君が直接悪事を働く場面は全く無いですね。ホラー映画というよりスリラー映画として見ると、奥が深い。
そして、昔見た時よりもシナリオの上手さと積み重なる悪の運命の連鎖の悲劇を感じ、恐ろしく哀しい物語に感じた。グレゴリー・ペックの渋い表情と目の芝居が良い。誕生日が同じというので覚えてるリー・レミックも目の芝居が良い。そしてダミアン役の子供は存在そのものが完璧な感じでした。
ショックシーンは何度も見てるから驚きは無いけどもどれも印象に残る場面です。音楽も良くてコーラスの入る曲がゾクゾクします。編集は一部今見ると少し長いと感じる所はありますが、緩急があり短いカットの繋ぎで見せるショック場面とか実に素晴らしい。
全体に漂う何かどんよりした空気感みたいなものは健在でした。登場人物に感情移入して見れるからだろう。
特典映像も沢山入っていて色々見る。知らなかった色々な事を知れた。
人によって言う事が少しづつ違うのだが、なんか監督は自分の都合の良いように自分の手柄にしているような気がしちゃいました。大好きな監督だったんだけど「スーパーマン2」の音声解説聞いてからなんか見方が変わったな。


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