どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ビヨンド」

2016年01月31日 | 映画
先日久しぶりにルチオ・フルチ監督の「地獄の門」を見直して面白かったので同じ主演女優の出ている映画「ビヨンド」も見たくなりDVDを購入。こちらも久しぶりに鑑賞。
実に職人的に作られた手堅い演出で見応えありました。残酷な特殊メイクの見せ場もふんだんにあり、これでもかとねちっこく見せてくれます。時々ビジュアル的に美しささえ感じるイメージもあって印象的です。だけど他作品と暫くすると混ざってしまう所もあるのが不思議な所。ラストが何とも絶望的でお先真っ暗な感覚の残るパワフルだけど古典的な怪談でもありました。
DVDの特典映像も見応えがあり沢山の資料や役者さんの姿や監督の人と成りが見れました。主演女優のカトリーナ・マッコールさんは歳取っても綺麗でした。フルチ監督は才能の割に評価されてなかったというのが何とも悲しいものがありますがアナーキーな映画作りをしたイタリアのロジャー・コーマン的な凄い監督だったとも今や思えます。


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舞台「カウンターフェイト 負け犬たちの40億円」

2016年01月31日 | 舞台、ライブ
夕方から久しぶりに舞台鑑賞。
高畠さんの出ている「カウンターフェイト 負け犬たちの40億円」という舞台でした。内容は殆ど知らないまま見たのですが結構分かりやすい展開で最後まで飽きる事無く楽しく見れました。
役者陣の各キャラクターの役割がはっきりしていてそれぞれの個性が上手く出ていたと思いました。
良かったのはこれから先、日本の技術は世界に通用するものになるのだ!と前向きな信念を語る所。
ラブ・ストーリー的な要素もあって紙吹雪を降らしたり演出的には盛り上がる所でしたが、ここはちょっと急展開過ぎて感情が伝わらず傍観っぽい感じもありました。だけど叫びながら消えてゆく高畠さんの姿は印象的でした。
少しでも途中で男に対する秘めたる愛情が切なく表現出来てると良かったですね。


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