ブルーレイで「ヒューマン・ハイウェイ」を久しぶりに鑑賞。大学時代にレンタルビデオで見て以来でした。殆んど覚えてないのですがチープでシュールでポップだった印象とデニス・ホッパーとDIVOが出てて音楽も良かったのは覚えてました。
今回見直したのはディレクターズ・カット版という事で前に見たのよりも短くなっているとの事でした。尺は短く見やすくはなってるんでしょうが正直ストーリーはあって無いようなダラッとしたくだらない日常がドタバタと面白可笑しく脱力系な感じで描かれてます。世界観がもろに映画のセットのようで非日常的でありますが、そこがこの映画の魅力であり社会風刺の効いてる所。何気に特撮や合成が使われていてアナログな面白味もあります。
原発や放射能漏れの危機があっても全く気にしない人々のお馬鹿さを描いていて日本の現在の原発事故後の世界に身を置く者としては何処か複雑な心境もしました。