どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「マスターズ・オブ・ホラー」

2019年07月22日 | 映画
レイトショーでオンさんと共に「マスターズ・オブ・ホラー」を鑑賞。題名は同題のテレビ・シリーズがあったしややこしいので原題の「ナイトメア・シネマ」のままで良かったんじゃないかと思う。5人の監督によるホラーオムニバス映画で大好きなジョー・ダンテ監督の新作が見れるという事で楽しみにしていた。ミッキー・ロークが出てるというのも嬉しい所でしたがそれ以上は詳しく知らずに見たかったので予告編や記事も見ずにいました。
実際に見た感想は色々な個性の出た怖いというより楽しいホラー映画集でした。どの映画もそれぞれの良さがあります。だけど見終わったら各話がごっちゃになって内容の詳細は思い出せないような感じもありました。映画「トワイライト・ゾーン」のホラー版みたいな印象です。エンドロールの音楽も何か似てたし。
各話の監督が誰なのか分からずに見てましたが最初のアクションありのコメディ調の話は導入として楽しく見れて
過去の好きなホラー映画のパロディ的な遊び心みたいな部分が面白かった。
2話目は見る前に少し時間があったので食事してビール飲んだからか途中で睡魔に襲われてしまいました。後で分かったのですがこの話がジョー・ダンテ監督作品だったようです。手術受ける所まではちゃんと見れてたけど、その後が曖昧でラストのオチはしっかり見れたんだけど正直どういう事?って感じで「ミステリーゾーン」の「醜い顔」的な雰囲気は感じたけど完全には楽しめなかった。一番楽しみにしていたのに残念。3話目はイタリアのアルジェント映画とかの影響が凄く感じられる作品で映像もとても良く音楽もゴブリンみたいな感じで展開も二転三転してスピーディに見せ場たっぷり楽しませてくれた。趣味というか拘り感じれて一番面白かったかな。監督は北村龍平さんでした。4話目はモノクロで最初はまったり会話劇で進みますが段々と予想もしない展開になり興味深く面白くみれました。モノクロだけど血や汚物の汚い感じの描写がリアルに感じれました。5話目はテレビドラマでありそうな分かりやすい展開の見やすい映画でしたが殺人鬼の動機や背景に主人公のピアニストである理由とか前半で伏線になりそうな箇所が最終的にはそんなに無かったような気がして消化不良気味に感じもした。だけど物語としては面白く見せ方も良かった。隣室の女性や死者の姿が見えるという展開が良かったです。
ミッキー・ロークは各話の合間に登場する映写技師として怪しげな雰囲気と貫禄たっぷりに演じていますが特に活躍する訳ではありませんでした。
ウド・キアが同じように劇場で登場して物語を繋ぐホラーオムニバス映画「シアター・ビザール」を思い出したりしました。ホラーの短編映画を僕も考えて作りたくなりました。


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