どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「海辺の映画館 キネマの玉手箱」

2021年05月07日 | 映画
大林宣彦監督の遺作映画「海辺の映画館 キネマの玉手箱」を鑑賞。3時間もあるやりたい放題な自主映画という感じの映画でそのエネルギッシュな映像と語りのバケツの水が溢れるような?無邪気な変わった映画でした。合成カットだらけで合成の荒が職業病のように気になって物語に入っていけず、もっとこうしたら良くなったのにとか色々と余計な事ばかり考えつつ見ちゃいました。だけど所々でそんなの関係無い程の映像的に面白い場面もあったりして凄いなぁと思ったり。映画の半分ぐらいは何だか良く分からないけど勢いだけで見てた感じでしたが2時間程してから前半との関係性や物語が一気に動き出して興味深く見れました。ようやく伝えたかった事ややりたかった事の全貌が見えてきて要所要所で伝わったり考えさせられたりしました。
だけど全体で見ると半分も理解出来て無いというかよく分からないまま眺めていた場面の方が多かった気もします。詩的な言葉やナレーションの語りって苦手なんですよね。
だけど何か凄い映画でした。お腹いっぱいです。


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