どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ヘルハウス」

2021年05月05日 | 映画
先日CG幽霊屋敷映画「ホーンティング」を見てCG等無い時代の幽霊屋敷映画「ヘルハウス」の方がもっと雰囲気もあって怖かったよなぁと思ったりして少し安くなったのもありブルーレイで買い直して高画質で見直す事にした。初めてテレビで見た時と同じく日本語吹替版で。
幽霊屋敷の雰囲気や美術が素晴らしい。時間帯で区切りテンポ良く展開する編集や脚本の構成も見事で緊張感が続き場面展開で解放され再び新たな緊張感が増してゆくという流れが日時のテロップと共に鳴る効果音と共に恐怖感を盛り上げてくれます。
役者陣のキャラクターや表情も素晴らしく独特のアングルやカメラワークで見せてくれました。今回は特にロディ・マクドウォールの芝居に惹き込まれました。ラストの怒涛の真相が暴かれる部分は見応えありました。
やはり凄い幽霊屋敷映画と言えばコレという感じのオカルト映画です。
ブルーレイは日本語吹替があるのが良かったがメニューも特典も付いてないのはちょっと残念。海外盤だと監督や出演者のインタビューとか収録されてるようです。


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「カリーナの林檎 チェリノブイリの森」

2021年05月05日 | 映画
「カリーナの林檎 チェリノブイリの森」という日本人監督の撮ったロシアの映画を鑑賞。美しい撮影に風景でロシアの人達の暮らしが自然に描かれていて興味深く見れました。展開は静かにゆっくり流れてゆくのですが主人公のカリーナという女の子の生き生きとした姿に惹き付けられて微笑ましい日常や笑顔を温かい気持ちで見れました。少女目線で理解出来ない苦しさや気持ちが伝わり健気に前を向く姿に共感出来ました。同時に大人達の現実についても考えさせられるものがありました。物語はジワジワと過酷な現実が描かれて悲しい展開へと向かいますが少女は常に健気で更に悲しさを増すけど何か救いのようなものも感じれるのは良かった。病院でのおばあちゃんの場面では涙が溢れてしまいました。
チェリノブイリの原発事故による悲劇を描いた映画ですが日本の福島原発事故にもそのまま当てはまるような事柄でもあるので色々と考えさせられます。
2020年編集版という事でエンドロールの後にどちらも今も強い放射線量を放出しているという事で測定器のメーターが写されていましたが、そのメーターの捉え方が勉強不足で分からずでメーターの赤でも黄色でもない青色の辺りの数値というのがどのくらい危険なものなのか?という疑問が残りました。
日本でも子供達がカリーナのような病気にならないように祈ります。
その為にどうしたら良いのか?現在、病気になってしまった子供ってどのくらいいるのだろう?と考えさせられました。
故郷や心の拠り所を失ってしまった子供は現実に沢山いると思います。


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