どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ハードウェア・ウォーズ」

2023年03月18日 | 映画
GYAOで「スターウォーズ」のパロディ短編映画「ハードウェア・ウォーズ」があったので見てみる。1970年代の公開直後に作られた自主映画みたいで「スターウォーズ」を見た人なら分かるというようなネタでいっぱいの憎めないチープな特撮が楽しい予告編仕立ての短編でした。
宇宙船はアイロンとかトースター等身近にある家電でくだらない事を色々と楽しんでやってる感が伝わってくる「スターウォーズ」愛に満ちた作品でした。
何気にアナログな合成とか頑張ってます。
シネカリというフィルムに一コマづつ傷を付けての光線の効果とか8mm映画を作ってた僕にも懐かしく楽しいものが見れたり何か全体的に楽しめました。
何気に良く出来た映画だと思います。
ポスター画像を検索してみるとDVDで発売されていた事を知り驚きました。





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「終電車」

2023年03月18日 | 映画
フランソワ・トリュフォー監督の映画「終電車」を初鑑賞。邦題から終電車が絡む別れの悲愛物語だと思っていたのですが電車も駅も出て来ないナチスの影響下の演劇と劇場の物語でした。一応劇場の地下が地下鉄に繋がっているという話は少し出てましたが。なかなか話の全貌が見えずジェラール・ドパルデュー演じる男が実はスパイだったりして…なんて間違った見方もしたりしてましたが何度か急に背景が明らかになる展開があり大きく物語が動きました。
演劇という芝居の中で愛し合う2人が芝居を終えて現実に戻った時に愛というものがどうなるのか?というひとつの側面や感情が上手く描かれていたと思います。
とても撮影が美しく見事で印象深いカメラワークや演出に照明がありました。全体的に演劇的でしたが最後は急に映画的な見せ方がありましたね。背景の美術の変化にアレって思ったけど成る程とすぐになりました。カトリーヌ・ド・ヌーブがとても美しく最後は素敵な笑顔で終わりました。
最後に流れるジョルジュ・ドリュリューによる音楽もとても良かったです。
本編ではあまり音楽が流れた印象は無かったのですが静かに流れる場面はありましたね。冒頭と途中で同じ歌が重要な役割で使われてました。
戦時中の演劇や劇場について興味深い事柄が知れたりしました。だけど背景をしっかり理解出来ていた訳でも無いので感情移入して見れたという所までは行けず大きく感情を揺さぶられる映画では無かったかな。






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「ジ・オファー/ゴッドファーザーに賭けた男」

2023年03月18日 | 映画
「ゴッドファーザー」の制作過程を描いた全10話の海外ドラマ「ジ・オファー/ゴッドファーザーに賭けた男」を鑑賞。昨日から見始めたら止められなくなって休憩挟みつつ一気に見ちゃいました。
プロデューサーのアルバート・S・ラディの実録ドラマですが名前を見て知ってる何でだっけ?って思ったら大好きな映画「キャノンボール」のプロデューサーだったから覚えていたのでした。そんな彼の初期の大きな仕事だったのでした。ロバート・エバーズというドキュメンタリー映画でも見て知っていたプロデューサーも重要な人物として登場します。イタリアのマフィアから映画制作を止めるように脅されたりと恐ろしい程の困難が次々と起きますが映画作りへの情熱と協力者達との絆でギリギリ何とか映画を完成させるまでがスリリングに描かれていて興味深くも見応えがありました。役者陣も皆良くてしっかりとした仕上がりのドラマでした。コッポラ監督役の役者とか風貌も似てましたね。
どこまでが実話でどれだけ脚色してるのかは分かりませんが映画制作に困難が沢山あった事は分かります。どの映画にも大小あるけど困難はあると思いますが今作は桁外れであると思います。そんな訳でもはや面白くも見れちゃうのでした。
だけど色々と考えさせられる面や大切な事等を学べるものがありました。






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