大学時代に大毎地下名作鑑賞会で見て、とても心に響いたフランソワ・トリュフォー監督の映画「恋のエチュード」を凄く久しぶりに大画面にて鑑賞。恋愛映画の中でも1番好きで切なく泣けるラストは何度もDVDで見ていた。今日はラストでは泣けなかったけど後半のミュリエルが姉とクロードが付き合ってると知って倒れる場面で泣けました。真ん中は結構忘れてたので新鮮に見直せました。結構ナレーションでの説明が多くフェードアウトとフェードインの多い編集でした。何かフランス語の台詞の響きと音楽がとても良くて胸に染みます。
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主人公の男の優柔不断さに複雑な気持ちにもなりますが色々と歯車が噛み合わない切なく哀しい結末に向かってゆきます。
誰も幸せにならなかったけど想いは消えないそんな幸せと哀しみの物語です。
撮影が美しくて絵になる場面が沢山あります。僕は姉の方に特に惹かれて見てました。なので姉の転末も悲しかった。
今見るとまた違った視点でも見れましたが、やはり大学時代に見た時の方が年齢的にもより心に響くものがありましたね。
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