公開して間も無いのに近所の劇場では1日に一回だけの上映となってた映画「ボーはおそれている」を観に行く。ホラー系の映画と思ってたが何とも変で案外笑える映画でした。主演のホアキン・フェニックスの芝居が見応えあって面白かったけど全体的に間が長くて3時間近くある映画なので集中力が続かず特に前半は睡魔に襲われての鑑賞となってしまった。心配症で色々と気になってしまったりする所なんか家を出る時ストーブの電源オフにしたか何度も確認しちゃう最近の自分とも重なり何か共感出来る面もあったりでそこから想像以上の最悪な展開なんかが映画では描かれてゆき、この監督は今迄の作品でも最悪なシチュエーションを描くのが上手いなぁ〜と感心しちゃうものがあります。今回は電話越しで最悪のシチュエーションが実際に見せずに伝わりました。一歩引いてみると可笑しさもあるのですが当事者としては最悪な知らせです。勝手に想像したりして最悪度合いもそれぞれで増しますね。
過去の回想や夢みたいな変な展開が交錯してゆき謎の悪夢の中、豪快にエンディングを迎え静かに終わる映画でした。
沢山良い場面や見せ場はあって嫌いじゃないんだけどやっぱりちょっと長過ぎた印象を残しました。