三池宗史監督のキリキリキリとグロいと評判で気になっていた映画「オーディション」を大画面にて初鑑賞。何でか監督は園子温だと勘違いした状態で見始めたので映画の前半の内容と監督の不祥事事件とが重なって、こんな題材の映画撮ってたんだなぁと複雑で気持ちの悪い感覚もしたりの鑑賞でした。だけど物語に引き込まれジリジリとどうなってゆくのかと集中して見れました。後半の流れは薄々事前情報で知ってたので、それが如何なるものなのか?と興味がありましたが急展開で夢なのか現実なのか分からない不安で恐ろしいものへと変わってゆく様は想像以上のものがありました。見せないでも想像出来る見せ方や直接的に見せる断片が凄く衝撃的でした。キリキリキリという有名な台詞もゾッとするものがあり針とかワイヤーとか見ていて痛かった!
後半の流れは現実だとも捉えられますが全て想像上の悪夢とも捉えれる気がして、そちらの方が納得出来る感じがありました。その曖昧な感じが今作ではとても良かったし記憶に残り想像力を刺激する良い余韻も残してくれたと思います。