どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「エニイ・ギブン・サンデー」

2006年10月17日 | 映画
深夜からパソコンのDVDで「エニイ・ギブン・サンデー」を鑑賞。
面白かった。2時間半近くあるが、だんだんとのめり込み、物語にそして、迫力ある試合のシーンに惹き込まれてゆきました。フットボールそのものは、そんなに詳しくも無いし熱中して見た事も無い訳だが、それでもこの映画は熱くさせるものがあり、そしてゲームだけじゃなく裏事情というか現実を見せてくれる所が単純なスポコン映画とはちょっと違う所。スポーツを描いているが人生というと大げさかもですけど色々とどんな事にも共通して言えるような事を描いていた。勝つ事もあれば負ける事もある。常に変化する事。対応する事。何が正しくて、間違っているという明確な答えはないのだが、何かをするうえで大切な色んな側面を描いていた。
前を向いても、後ろを振り返っても、立ち止まっても、いつかは動き出さなきゃいけない。周りはどんどんと変化してゆくが、変化に付いてゆくために色んな気が付くポイントがあって、それぞれ成長してゆくという課程があるのだと思いました。
分かっちゃいるけど出来ない事が多いのですが日々、それと格闘しているスポーツ選手は凄いと思える人は多い。別にスポーツに限らないけども。
観客はそれを見て単純に楽しむのもいいけども、よく観戦しながら文句を言ったりけなしたりする連中も見かける。それはそれで1つの見方だからいいんだけども、いつもそういう連中を見て思うのは、じゃあお前がやってみろよ!ってな感じ。あまり文句ばっかり言ってるのは聞いてても嫌な気分になるわな。人にもよるけど・・。
まぁ色々と言いたくなるような事柄って事は、それだけ熱中している事だからしょうがないというか、ある意味いい事なのかもしれませんけどね。
さて、映画の話に戻って、役者陣が素晴らしかったなぁ、豪華キャストでアル・パチーノは相変わらずいい演技。まぁパターンといえばそれまでだが、彼の演技は好きだな。キャメロン・ディアスも負けずのいい演技で渡り合ってた。ジェイミー・フォックスも良かったし、みんな良かったよ。そして編集が凄い。こんな映画を演出しきるオリバー・ストーンの才能にも感心。編集そのものは細かく見ると、まるでミュージック・ビデオみたいな面もあるが、そういう手法を取り入れつつも、しっかりとしたドラマを見せ切っている所が素晴らしい。見た目だけオシャレで変わった事してる映画やミュージック・ビデオ的な映画で惹き込まれるドラマの無い映画が多い気がするが、それらとはちょっと違う所があった。僕の新作映画はドラマが無いというかそういう面では反省すべき点も多い。まぁ、今回は分かってやってるからいいんだけども、本当はちゃんと筋の通ったものを作らねばです。
これから僕も変化しなくちゃです。初心のピュアな気持ちも大事だし経験も大切。
色々と刺激になる映画でした。良い買い物でした。まぁ長い映画なので何度も見たりは今後、しないでしょうが良かったな。しかし、編集は良く出来てたなぁ~。大変だっただろうな。流石に編集スタッフのクレジットはいっぱいいましたね。
さぁ、今月は僕も仕事で編集、編集ですよ。ってな訳で今日も深夜までお仕事でした。

コメント

特に書く事は無し。

2006年10月16日 | ノンジャンル
今日はCM仕事。朝から終電無くなるまで、延々と作業しました。ってな訳で今日は編集室から一歩も出る事なく過ぎて行った一日。したがって、仕事の内容はここで書く訳にはいかないので書く事は特に無し。
今日の昼御飯は鮭弁当。夜御飯は寿司でした。続きは明日の夕方から。昼間は寝る事に。今晩こそ DVDで「エニイ・ギブン・サンデー」を見ようかな。
コメント

孤独にお仕事の続きを。

2006年10月15日 | ノンジャンル
今日もお仕事。だけど夕方から、なかなか乗ってこなかったのは昼夜が逆転しているせい?だけども、まぁ何とか予定していたノルマをとりあえずこなす。明日からはまたCMの仕事も。今日はこのまま会社に泊まります。寝る前にDVDで映画でも見ようかな?それとも素直に寝るか? とりあえずコンビニ行って何か買って来て食べようかな。今日はカレーしか食べてないから・・。
コメント

「愛のメモリー」

2006年10月15日 | 映画
深夜から昨日に続いてブライアン・デ・パルマ監督作品を鑑賞。タイトルは「愛のメモリー」原題名はOBSESSION元々はデ・ジャブっていう題だったそうだが、フランス映画と間違えられそうだから・・と変更したそうです。面白かった!ヒッチコックの「めまい」と比較されそうな内容ですが、美しいカメラワークにアングル等、数々の映像的に凝った演出とサスペンスがうまく絡み合い、切なくもドキドキさせられる展開。途中で色々ともしかしたら・・と先を想像してしまうのですが、こうなる!という確信が持てないまま最後まで見せられた感じ。素直にトリックに引っかかって最後には「そうか~!」って驚かされた。そして、そのラストはなんとも切なくなんともいえない感じ。しかし、最後はハッピーエンドと言っていいのかよく分かりませんが、カメラもぐるぐるぐるぐる回って幸せな瞬間が延々と繰り返される。その後は冷静に考えるとハッピーな展開は予想出来ないが、その瞬間は永遠に続くかのように印象的。
初めてこの作品見ましたが、気に入りました。デ・パルマ監督作品は初期というかこの頃の作品の方がなんか好きだなぁ。と実感。

コメント

「食い逃げカップル 地獄の逃走5万キロ」

2006年10月14日 | 映画
もう1本「レディ・イン・ザ・ウォーター」という映画を見て帰ろうかとも思っていたが、次の上映までは30分以上もあるので見るのを諦めて、帰りにBOOKOFFに寄ってDVDを買って帰り見る事にしました。
そして購入したDVDは3本。デ・パルマ監督の「愛のメモリー」と「エニイ・ギブン・サンデー」と「食い逃げカップル 地獄の逃走5万キロ」どれも未見の作品です。
帰ってコンビニ弁当を食べながら、まずは「食い逃げカップル 地獄の逃走5万キロ」を鑑賞。この映画の監督はマイミクさんでもある水戸ひねき監督。なんともいえない脱力ギャグ?を得意とする今まで見て来た作品も好きだったので購入したのです。元々はネットシネマとして作られた作品みたいですが、1時間近い作品です。そこには僕の映画にも出演している自主映画の役者さん達がさりげなく登場していい味を出しております。スター村田@くんは実名で登場し、免許証までそのまま写されてる。佳世さんとかタスクくんも登場。そんな楽しみな場面もあって面白かった。全体的には楽しく明るいアイドル映画といった印象で、この映画でのアイドル的存在の大谷充保ちゃんの魅力が出ておりました。食い逃げして逃亡するというバカップルのお話ですが、なんか憎めない所もあり、彼女には彼氏に対しての言えない悩みなんかもあり、それがさりげなく描かれていてちょっぴりホロリとさせるような大筋でも一本分かりやすい筋が通っており、万人受けしそうな内容の作品に仕上がっていたと思います。所々でCMっぽい感じの印象を受けたのはネットシネマのスポンサーだったのかな?やけに同じようなシチュエーションが残る所とかもそんな感じを受けた。でも、それを面白く描いてるので案外楽しめたんだけど。撮影も美しくDVDで見ても見応えはありました。役者さんでは田中要次さんが相変わらずいい味を出していて楽しそうに演じていた。この映画のエクゼクティブ・プロデューサーはあのホリエモンこと堀江貴文さんでした。いろんな事に手を出してたんですねぇ。
単純に楽しめる娯楽作でした。おいらもこういう明るいアイドル映画的な映画も作ってみたい!でも、次回作はまずはホラーですかね。その次にでも・・。

コメント

「ブラックダリア」

2006年10月14日 | 映画
今からデ・パルマの新作「ブラックダリア」見に行きます。感想は後ほど。
遅くなりましたが、見た感想とか。でも、謎解きもの?でもあるので内容にはあんまり触れずに。
ブラックダリア事件という実際に起こった猟奇殺人事件をモチーフにしたJ・エルロイ原作のノワール映画。
「L.A.コンフィデンシャル」に映画としては似た感じかな。このフィルム・ノワールというジャンルの作品ってどうも好きになれない所も多いのだが、一部で印象的な映画もあり、映像が陰影が強くなんともいえない良さというのかな、暗さ、陰湿さ、ゴージャスさ、血生臭さ、格好良さみたいなものが感じられる。この作品でもそれは出ていた。映画としても単純に楽しめる作りになっていたが、多少、登場人物の名前が途中で混乱しそうになったりもした。まぁ荒筋は分かりやすかったけども。被害者であるエリザベス・ショートさんの名前がベスと相性で呼ばれたりそうでなかったりしたせいだと思う。この事件を知ったのはケネス・アンガーの「ハリウッド・バビロン」っていう本の写真です。白黒の胴体から真っ二つに切断された全裸の女性の死体が草むらに横たわっている写真。横には実際のエリザベス・ショートさんの写真があって、とても美人さんでした。この細部まではよく見えない荒い白黒写真のイメージは強烈で映画ではどのように見せるのだろうというのが1つの興味ではありました。デ・パルマらしいカメラワークで登場します。モロに見せるのではなく遠景に配置した見せ方から徐々に対象に近ずくという見事な見せ方。詳しくは書きませんが映画館で見て貰いたいシーンの1つです。部分的にはそんな強烈なイメージを意識させる作りですが、その他はデ・パルマにしてはいたって真っ当な映画作りというか初期の頃のような実験的映像の面白さを駆使した映画ではなく「アンタッチャブル」のように作られた映画でした。ネタバレになるので書かないけども僕の大好きな彼の映画の役者さんが登場して怪演を見せてくれるのも良かった。エリザベス・ショートさん役の女優さんがとても魅力的ではかなく切ない美しさを出していて良かったのですが、彼女に瓜二つという設定で登場するヒラリー・スワンクさんの顔はどう見ても全然、似てないじゃん!って気がして、そこにはちょっと付いていけなかったなぁ。
演技は上手いんだけども顔が違うじゃん!って事で僕の中ではミスキャストだった。エリザベス・ショートさん役の女優(ミア・カーシュナー)の一人二役でも良かったんじゃない?ってちょっと思ったよ。
映画の中ではちゃんと犯人も出て来て結末を迎えるのですが、実際の事件の方は迷宮入りとなった事件。実際は映画よりも残酷で恐ろしい結末だったのだろうと思われます。性的変質者もしくはスナッフ映画なんかの犠牲になったのでは?となんとなく思いますが、真犯人は永遠に謎でしょう。

コメント (3)

毎日、会社で麻痺しそう。

2006年10月13日 | ノンジャンル
今日は昼から仕事。昨日アシスタントが大分、進めていてくれたお陰で新たな編集の作業にも突入出来ました。実験をいくつかやって編集も変えた。今日は徹夜で頑張ろうかと思っていたが、スケジュールとかが大きく変動したので今日は電車のある時間には止めて帰る事にしました。続きは日曜に持ち越し。来週もハードな流れ。今やってる仕事の他に別の2つの仕事もやらねば!なのです。アシスタントに今の仕事は進めて貰います。来週末には休みがとれる筈。無事に仕事終わってゆけばいいのだが!どうなるかなぁ。でも、終わらない仕事は無い。
コメント

荒心

2006年10月12日 | ノンジャンル
今日から再び別の仕事の続き。もう着替えも無くなったし今日は早く終えて帰りたいと思ってましたが、打ち合わせを夜に行うという事なので電車で帰るのは無理になった。夜御飯にお好み焼き、ネギ焼き、焼きそばを食べた。美味しかった。打ち合わせ後にタクシーで帰宅する事にしたが、禁煙タクシーな上に運転手が横柄でムカつく。帰って着替えを探すが、替えはあまり無い。風呂入ってから「ワイルド・アット・ハート」を少し見る。あまり好きじゃない映画でしたが、今なら好きになれそう。昼夜逆転してるからなかなか寝付けず。
コメント

結構、かかりましたです。

2006年10月11日 | ノンジャンル
今日も昨日の仕事の続き、結構、変更があって色々と時間がかかりましたが、なんとか形にして一旦終了!となりましたが、続きは来週に待っています。今日の仕事が終わったら明日からの別仕事の素材の取り込みをしなくちゃいけないけども。今日の仕事の素材整理等もしなくちゃいけない。既に深夜を大きく過ぎているので朝方近くまでかかっちゃいそうな勢いです。何時になったら一旦区切りが付いて休めるのだろう。しばらくは今週は土日も休み無しは決定です。着替えの服がもう無いですよ。明日、いい時間で終わらせて一旦帰りたいなぁ。と思いますがうまくいくかな? 疲れが溜まって来ています。友人の舞台だとか上映会とかライブとか行きたいイベントが今月は多いのだが・・行けそうにありませんなぁ。ごめんね!って感じです。
今晩、寝る前にDVDで「ニア・ダーク」の特典映像とか見たいなぁ。気晴らしの為にも。でも、素直に寝る?
コメント

仕事の続き。「ニア・ダーク/月夜の出来事」

2006年10月10日 | 映画
昨日の作業の続き、今日は遅刻出来ませんよ。で時間通りに行って普通に作業。
色々とやって、とりあえず形になるまで進行。細かい詰めは明日にする事にして今日は終了。だけど電車はもう、走ってない。っていうか別仕事の素材の取り込み作業をやったりする。今月は本当に仕事が続いていて大変。なんとか無事、終わればいいが・・。それが終わってもまた来月も長~い仕事が待っているようだ。むむむむ。休みの予定の日だけはちゃんと休みたいし、有意義に過ごしたい所。
「ニア・ダーク/月夜の出来事」を流し見しながら日記書きしてます。時々、映画に見入ってしまいます。吸血鬼ものの青春アクション・ホラーですがとても切なく美しい愛の物語です。撮影も美しくとても大好きな作品です。最近DVDがやっと発売されました。
お勧めの映画です。是非、この隠れた?名作を興味を持たれたら見てみて下さい。
きっと気に入ると思います。主演の女優ジェニー・ライトさんのポヮ~ンとした表情が美しい。髪型とかなんか素敵。そんなに何度も見た記憶は無かったのですが、音声とか映像の印象的なカットは結構、今でも覚えていました。ポスターを検索したら色々と出て来ましたがデザインとかイマイチというか内容の良さが伝わらない感じね。汚らしいB級映画っぽい印象を受けそうですが実際は綺麗な映像だし丁寧な作りの映画ですよ。
B級アクション映画っぽい要素とか吸血鬼とか西部劇っぽい感じとかはポスターでもいい感じで再現出来ていますけどね。

コメント (2)

ショック!ヘコみました。

2006年10月09日 | ノンジャンル
朝から仕事なのに目覚ましの携帯電話のアラームはマナー・モードになったままで、鳴っているのに気が付かなかった。近くに置いておくとすぐにアラーム音を止めてしまう傾向があるので、昨晩あえて離れた場所にセットしたのが逆効果です。
会社から何処にいるんだ!と電話が来てたのにも気が付かなかった訳で起きたら、昼でもう、そりゃあショック!そして、申し訳ない事をしてしまったと。自分の不甲斐無さにヘコむ。作業そのものはアシスタントが進めてくれたりしていて大きくは問題無かったのですが、監督に怒られましたよ。とにかく今日は反省です。
色んな意味でも勿体無い事をしてしまいました。その後は黙々と仕事をする。なかなかいい感じの画作りをじっくりと出来ました。綺麗なCMが出来上がりそうです。

コメント

某超人気アイドル・グループのコンサート

2006年10月08日 | 音楽
今日は夕方から某超人気アイドル・グループのコンサートに行って来た。
某野球場でのコンサートでしたが、関係者席みたいな所は野球では監督やコーチ、選手の入るベンチだったので普段、普通では入れないそんな場所にちょっと感動。
野球の監督の座るであろうベンチに座ってコンサートを鑑賞。裏のブルペンは凄い事になってました。コンサートそのものは3時間半もある一大イベントです。そのスケールは凄いです。照明、美術、映像と見応えがあり、それだけ見ていても結構楽しめました。色々と裏事情なんかも僕は事前に知ってたので違った見方もしていたのですが、某アイドル・グループのみんなも凄いです。そんな彼らのパフォーマンスも楽しめたのですが、何より凄い!とこのコンサートで衝撃を受けたのはファンの人達です。その数も凄いし客層の厚さ熱狂ぶり、楽しんでる様子でした。特に会場内を埋め尽くすペンライトの数は尋常じゃなくて赤青緑の光が動く様はとても美しくて圧倒されました。コンサートのステージじゃなくて、そちらに途中何度も眼を奪われたりしていました。某アイドル全てのメンバーが真近で見れたのですが、映像で見るよりも実物の方が格好イイというかなんか輝いて見えましたよ。
帰る時に色んな芸能人も目撃しちゃいました。真近で見たMEGUMIさんの胸の大きさにビックリ!一瞬すれ違っただけですけど思わず目が釘付け。
帰りに新宿に寄って「ニア・ダーク/月夜の出来事」「ワイルド・アット・ハート」のDVDを購入。2枚で2500円。帰って「ワイルド・アット・ハート」の特典映像だけ見るが、明日の仕事も早いので今日は早めに眠りにつく事にしました。

コメント

「アトミック・カフェ」

2006年10月07日 | 映画
帰りにBOOKOFFに寄ってDVD「アトミック・カフェ」と「ナチュラル・ボーン・キラーズ」を購入。2枚で1500円。「ナチュラル・ボーン・キラーズ」の特典映像の未公開シーンなんかを一通り見る。監督のインタビューなんかを聞くと当時、やりたかった意図とか狙いが分かって面白かった。
その後、「アトミック・カフェ」という核兵器のドキュメンタリーを見る。パッケージには笑撃のドキュメンタリーと書いてあって、マイケル・ムーアに影響を与えた原点の映画と書いてあるので、ユーモア、笑いみたいな視点で描かれたちょった笑えるけど考えさせられる深いテーマを持った作品なのだろう。と期待したのだが、この映画、正直、笑えませんでした。当時のニュース映像等の素材を編集しただけのシンプルで力強い作品だが、原爆を落とされた国は日本ですよ。日本に原爆を落としたパイロットだとかの証言や原爆を落とした当時の経緯なんかを聞いてると腹立たしささえ感じましたよ。何にせよ原爆、そして水爆等の核の競争となる課程なんかのプロパガンダ映画の数々は滑稽でもあるが、許せない感じもする。当時のB級モンスター映画なんかは、この核の恐怖を扱った映画が多くその気分はよく分かる。映画としてはそれらの方が面白いですね。

コメント

「ワールド・トレード・センター」

2006年10月07日 | 映画
今日は久々のお休み。久々なのでグズグズで終わりという事のないように映画を観に行く事にしました。
オリバー・ストーン監督の新作「ワールド・トレード・センター」です。9.11のワールド・トレード・センターで救助活動に向かった消防士の活躍を描いた映画・・・では無くて、救助に向かったけども一人も救助することなくビルが崩壊してしまい瓦礫の下に閉じ込められてしまった消防士が生還するまでの実話を淡々と描いた映画でした。スケールのデカすぎる被害の背景にしては題材は地味ですが、実にじっくりと描かれていて見応えがありました。テロとかそういうテーマではなく日常の人々の繋がりや絆を描いた作品。何度か見てる側にもキツいと思わせるような閉鎖感とか恐怖も味あわせてくれて、人物に感情移入も出来て各人物それぞれの気持ちや想いが伝わり、後半では何度か涙が溢れました。色んな事を考えさせられる映画で見終わってからも、しばらく色んな想いが頭の中で渦巻きました。でも、見終わって重たい気分になる映画じゃなくて、どこか癒しじゃないけどもそんな感じの残る映画でした。映画の中ではあのニュースで何度も見た衝撃的な映像等はあまり直接的には使われず描かれません。色々な配慮等もあってそうしたのでしょうが、そこは、やっぱりちゃんと見せた方が僕は良かったと思う。ずっと瓦礫の中という設定で見せ切った所は見事でしたが、外の状況がどの段階のものなのか?やもう一度、テロについて(何故テロが起きたのか?何の為にテロをしているのか)についても考えさせる為にも飛行機が突っ込む映像。崩れるビルの映像は見せた方がいいとは感じたな。
映画としては実に素晴らしい出来で良かったので文句は無いのですが、オリバー・ストーンが監督しているという事なのでJ.F.K.の映画のように大きな問題定義なんかも投げかけて欲しかったという欲求も残る。
やっぱり、そこら辺はアメリカ人としては触れてはいけないものがあって避けているような感じはした。実に潔く奇跡の救出劇の物語になってました。素直に遺族の方等、事件に関わった人々へ捧げた映画だったと思う。映画としてはそれでいいとは思います。
そこで、話変わって、今後描いて欲しい別の現実について。救出に向かった消防士他、警察官等、ヒーローと呼ばれている人たちへの国の現在の扱いについてはオリバー・ストーンに是非、描いてもらいたい。あのビルの瓦礫の塵を吸って救助活動をした多くの人が現在、肺の病気やガンに侵されているという現実を見過ごしているという事。彼らをヒーロー扱いして賞賛する一方で、その病気に対しての国や市の保証が全く無いと聞く。(ようやく一件は国も病気の原因をビルの塵のせいだと認めたようだが)やはり全ての人の保証を行なうには金額的に凄い事になるので因果関係もはっきりしている事が分かっていても、ある意味、見捨てているという現実。過去にもベトナム帰りの軍人に対して国がしたような冷たい対応を繰り返しているように思います。
それから、飛行機がビルに突っ込む、ビルが崩れるという映像が規制されているのか分かりませんが、しっかりとあの後、テレビ等でじっくりとは検証されてない気がします。っていうか何か隠してるような気さえします。改めてYouTUBEで当時の映像を冷静に見直してみたのですが、なんか当時から気になっていた色んな矛盾点、疑問点が蘇ってきました。それにしてもビルの崩壊は見事過ぎる。飛行機が突っ込んだだけでビル全てが跡形もなくなるまで崩れるっていうのは不思議。崩れ方がプロの爆破班がやったかのように見事。そして、犯人のパスポートが見つかったとか、当初、混乱からかもっと多くの飛行機がハイジャックされてると報道のあった他の飛行機のその後の情報はあやふやで修正の報告は聞いていない。等、どうも何かJ.F.K.の暗殺の時のように何か大きな嘘で固められているような見えないアメリカの暗部が潜んでいるような気がしてしょうがないのは僕だけの妄想なのでしょうか?分かりませんが気になります。
映画の話に戻って・・この映画のプロデューサーはデボラ・ヒルさんでした。僕の中ではホラー・SF映画の名プロデューサーでどちらかというと低予算ながらアイデアで面白い映画を作ってくれるという人だったので、その人がまだ活躍していて、こんな大きな予算のっていうかテーマの映画を作った事に対して驚きと何か大きな事をやってくれたという嬉しさみたいなものを感じましたが、パンフを読むとデボラ・ヒルさんの遺作となったとの事。1年以上前にガンで亡くなっていたようです。これには、かなりショックを受けました。
今まで多くの僕を楽しませてくれる映画を作ってくれてありがとうございました。映画は善し悪し色々ありましたが今でも心に残る作品が結構あります。合掌。

コメント (2)

あ~ぁ!

2006年10月06日 | ノンジャンル
なんか、いまいち乗ってこなくてマッタリと作業の続き。空を青くとか色調整を進めてゆきました。でも、今日はなんにしても早めに切り上げて帰ろうと思ってました。が、しかし、帰る直前に新情報が入ってきて、どうしたものやら。結局、打ち合わせに参加して今後の方針を確認しに行く事に。打ち合わせの結果、今までやってきた事の殆どが無駄になりそうです。喜ばれる箇所は僕がイケてないなぁと思ってる所ばかりな上、最初から分かってる問題点を今になって言われる始末。結局、振り出しに戻る事になったので、一回全て忘れて休みます。
コメント