どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ファイブ・イージー・ピーセス」

2006年10月19日 | 映画
朝、なか卯で納豆定食を食べてから帰宅。そのままダウンでぐっすり睡眠。夕方に起きるもまた寝ちゃう。そんな訳で久々の休日は毎度のごとく寝てばかりで終わった。明日は朝から仕事なのにまた昼夜逆転モードで深夜になってから起きてる状態で多分、そのまま出社となるでしょう。1日無駄に過ごしたので随分昔に買ったけども見ていないDVDを観る事にしました。ジャック・ニコルソン主演の映画「ファイブ・イージー・ピーセス」です。名作との呼び声高い作品のようです。
ラズロ・コバックスによる撮影が素晴らしい。「イージー・ライダー」に似た印象も受ける。太陽とか夕焼けなんかのシルエットとかいい瞬間が収められている。
アメリカのその時代の空気というか光景が映し出されている感じがしました。風景をただ美しく捉えていただけのつもりだったが時代性みたいなものも捉えていましたみたいな感じです。ニコルソン演じる主人公は良い意味では束縛を嫌い自由を求める男であり、悪い意味ではただのダメ男ともとれる役柄。だけど全てに嫌気がさすというか本当の居心地のよい場所を見つけられない感じが凄く出ていてよく分かった。案外、色んな事に耐えて頑張っている面もあるんだけども、どこか周囲とズレがある感じが・・。なんかごく普通に展開して話は進んでいくのですが、ラストに向けて色んな想いやら考えが集中してくる感じで雰囲気的にこうなるんじゃないか?という考えの通りになりました。そのラストシーンは印象的でした。スキッとした気分になるラストではなかったですが、複雑ながらちょっぴり清々さみたいなものも感じるものでした。

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