どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「カット/オフ」

2020年11月15日 | 映画
スラッシャー・ホラー映画なのかなと軽い気持ちで見始めたドイツ映画「カット/オフ」でしたがなかなか濃厚なスリラー映画でした。色々と複雑でそんなに上手く展開しないでしょ普通は?という突っ込み所は満載なんですが物語としては説得力もありなかなか興味深く飽きずに見せてくれる見応えある映画でした。解剖場面とかはリアルでなかなかグロい。色々なミスリードな展開や謎が明らかになる部分の面白さがありますが結構強引で登場人物のキャラクター頼りな面も目立ちました。
映画や小説ならまぁ良いかと深く考えずに楽しんだ方が良いけどね。
後半ちょっと人物関係を理解するのに混乱もしましたがざっくりとは理解出来て楽しめました。
後でネットでの粗筋まとめ記事を読んでからそういう事だったのかぁと理解出来た部分もありました。ちょっと難しい面もあるけど飽きずに見れる映画でした。


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「追いつめられて」

2020年11月14日 | 映画
昔見たかどうか記憶が曖昧だけどポスターとかよく覚えていた映画「追いつめられて」を鑑賞。ケビン・コスナーとショーン・ヤングとジーン・ハックマン主演のサスペンス映画です。
見始めたらずるずると展開に惹き込まれて面白く見れましたがラブ・シーンの流れはイチャイチャし過ぎに感じました。そんな流れが急展開して、どうなるのか?と結構無理矢理だけどバレないように真相を探るというサスペンスフルな展開に飽きずに見れ楽しめました。そして最後に真相が判明したて思ったら更なるドンデン返しが待っていて冒頭のエピソードがそういう風に繋がるのかぁ…と見事に裏をかかれて映画的に満足感と内容的に複雑な感覚とともに見終える事が出来ました。


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「ヴィランズ」

2020年11月14日 | 映画
どんな映画なのか殆ど知らないまま「ヴィランズ」という映画を鑑賞。シナリオが評価高いんだけどなかなか映画化されなかったというもので脚本家が監督もされているとの事。
台詞のセンスは良くさりげない伏線の入れ方や回収等なる程良く出来てました。どこか憎めないドジっぽい主人公で徐々に感情移入も出来てきて見始めたら飽きずに見れる可笑しくも恐ろしくもある変わった展開の映画でした。
悪役はどっちなのか?みたいな先の読めない展開が面白かった。役者のキャラクターも台詞も活きてました。
印象的な場面は髪の毛での顔ウォッシュのカットでした。冒頭とラストで上手く使われてました。
この映画結構気に入りました。


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「search/サーチ」

2020年11月13日 | 映画
全編PC画面で展開する映画「search/サーチ」を鑑賞。先日同じくPC画面だけで展開する映画「アンフレンデッド:ダークウェブ」というのを見たのですがアレより倍ぐらいこちらの方が面白かったです。脚本が実に良く出来ていて展開に惹き込まれました。感情移入して見れたし謎解き要素も分かりやすく説得力もあり悲惨な展開が待っていて衝撃的だったりもするけど最終的にはホッとするまさかのドンデン返しがあったりで色々と良く出来たアイデアが見事な映画でした。
都合良い展開も多いけど映画的に面白く説得力もある流れで見せきってくれました。


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「スポンティニアス・コンバッション 人体自然発火」

2020年11月13日 | 映画
トビー・フーパー監督の映画「スポンティニアス・コンバッション 人体自然発火」をブルーレイで鑑賞。
昔レンタルビデオで見て変わった映画で何か良く分からない終わり方でもあったけどホラー映画というより核の犠牲になったモンスターの哀しみや怒りに純愛を描いたファンタジー映画として印象に残る好きな映画でした。
高画質で見れたのは初でしたがネオンが光る電話機とか美しかった。特撮とか今見るとチープに感じる部分はありますがラストはやっぱり良かった。
え?何?ここで終わり?みたいな急展開とエンディングなんですが憎めない良さがあります。
久しぶりに見ると「炎の少女チャーリー」に通じるような悲劇性と爽快感と喪失感が感じられました。
ジョン・ランディス監督が出演していて楽しそうに演じて燃やされ殺されていましたね。フーパー監督もちょい役で出てました。何か仲間達で楽しく作られてるような雰囲気も感じれた。
全体的にはちょっと失敗作というか期待外れ感もあるけれど独特の良さもある変わり種な映画だと思います。




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「めだまろん ザ・レジデンツ・ムービー」

2020年11月12日 | 映画
ブルーレイで気になっていたドキュメンタリー映画「めだまろん ザ・レジデンツ・ムービー」を鑑賞。どんぐり眼プロダクションという自分の自主映画の冠マークに似た目玉キャラが印象的な変テコな音楽のバンドです。僕の方のロゴマークはゴールディ・ホーンの目が由来なのでパクリでは無いのだが大学時代に友人宅でレジデンツのレコードを聴いて気に入り何度も聴いたものでした。そのLPジャケットにはニヤけたおっさんが写っていたから、その人達がレジデンツというバンドのメンバーだと思っていたが違っていたらしい。目玉に帽子の顔を見せない謎のバンドで音楽も変わった可笑しさとホラー映画の効果音的な音とか一般的な音楽とは違った魅力があるものでした。
初めてドキュメンタリー映画を見て彼らの事が知れると思ったりもしたのですが全体的にはやっぱり良く分からない印象でした。だけど元々、映像関連とかに力を入れていて音楽もその一環として作られていたようで色々と実験的に映像や演劇とかやりたい事を好きなように試行錯誤していた事が分かりました。自主映画にも通じるものがありましたね。
ドキュメンタリー映画としてはマニアック過ぎてまぁまぁな印象でしたが特典映像にレジデンツの短編映画が沢山収録されていたので音楽も聴けて面白映像も見れてとても良かったです。


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「エイプリル・フール/鮮血の記念日」

2020年11月10日 | 映画
ポスターやVHSジャケットを見て昔から気になっていた映画「エイプリル・フール/鮮血の記念日」をようやく鑑賞。ホラー映画なのかコメディ系なのかイマイチ良く分からなかったのですが一応ホラー映画っぽい感じでした。
撮影や照明の雰囲気は良い感じで出演者のキャラクターも良かったんだけど、なんかツッコミ所満載であまり面白くは無い流れでした。ホラーとしても殺人シーンが無くて退屈。コメディとしても今一つ。でしたが最後どうなるんだろう犯人は?って見る事は出来て結局やっぱりな予想通りの犯人登場で色々都合良すぎる展開になる程ねぇ~と見てましたがドンデン返しが待ってました。これもちょっと予想はしてたけれど色々と無茶だから無いかなと思ってたパターンでした。更に続いて…とまぁホラーというかコメディというか何だか良く分からん変な娯楽作となっておりました。
しかし悪戯が酷いというか騙される方もアレだけど変な友人関係でしたね。
「13金part2」の主演女優エイミー・スティールに「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のビフ・タネン役の役者が出てました。他にも何かの映画で見た事あるような人が出てました。


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「アングスト/不安」

2020年11月08日 | 映画

見たかったけれどコロナ禍で劇場に行けず見逃していた映画「アングスト/不安」でしたが、まだ上映してたのでようやく鑑賞。80年代の映画で過去にVHSでは出ていたという事実を元にした殺人鬼の物語です。詳しくは内容知らなかったので、どう展開するのか分からなくて平然と進んでゆく異様な行動や流れに衝撃を受けつつ更にどうなるのか不明な展開に圧倒されながら見れました。役者の独特の存在感や動きのあるカメラワークや見せ方が素晴らしかったです。殺人鬼に感情移入をする訳でも無く、その行動をずっと間近で一緒に見て体験するような映画でした。死体の処理とかが地味にリアルに描かれていて生々しかった。
40年近く前の映画だけどドローンで撮ったような感じの撮影の見せ方とか映像のトーンとか古さを全く感じさせない映画でした。初めて「ポゼッション」という映画を見た時のような衝撃というか感覚を思い出しました。

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「ネクタイを締めた百姓一揆」

2020年11月08日 | 映画
シネマキャバレーの上映会をやってた頃の自主映画での知人の河野監督の映画が渋谷で公開されたので見に行きました。10年以上ぶりに再会し上映前に話も出来ました。映画は花巻市に新幹線の駅を作る為に悪戦苦闘した人達の実話を元にした物語で2時間半近くある長編映画でした。映画の作られた背景も市民達が集まって悪戦苦闘して作られたとの事。そんな目的に向けて一生懸命に頑張った人達の姿や姿勢が映画の中の物語と映画そのものと重なって見れた気がしました。
映画は昔見ていた河野監督の映画にも通じる監督らしさが感じられてキャラクターの個性が生き生きとして出ていました。プロの見慣れた役者さんでは無くリアルなその街に住んでいるような人達の素朴な姿や顔に子供達とか自然体に近い人々や演技がぎこちない人とか普通の映画には無い独特の魅力が感じられました。とにかく予想以上に色々な人達が沢山登場する群像劇でした。脚本も良く出来ていて良く調べて書かれたなぁと感心しました。編集もテンポ良く進みユーモアあるエピソードが挟まり楽しく飽きずに見れました。中盤はちょっと長いなと感じちゃう部分もありましたが途中で意外な展開もあったりして順風には進まない流れに考えさせられたり、しんみりしたりしながら見れました。
よくこんな壮大な群像劇を撮りきったなと感心。人々の顔つきが印象的です。


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「新幹線大爆破」

2020年11月07日 | 映画
面白い映画だと聞いていた「新幹線大爆破」を初鑑賞。面白かった。脚本とそれぞれのキャラクターに深みがある所が良かった。爆破の仕組みや設定とかがハリウッド映画「スピード」と同じでしたね。こっちの方が古いからパクられたか?2時間半の映画でちょっと長いなとも感じましたが結構どうなるのか目が離せない面白い映画でした。新幹線の安全装置が働くと止まってしまうので爆発するというのが設定として絶妙でもどかしさもあり良かった。運転司令室の方の苦悩や決断が見所でもありました。また犯人側の背景や心情もしっかり描かれていた点が単なるサスペンスものでは無く深みのある作品になっていたと思います。
やっぱり脚本が見事でしたね。


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「ポラロイド」

2020年11月03日 | 映画
何かの映画を観に行った時に劇場で予告篇を見ていた映画「ポラロイド」を鑑賞。全体的に暗い画面の続くじれったい間と音響効果がジワジワと恐怖感を盛り上げるホラー映画でした。
タイトル出るまでの流れとか惹き込まれましたが、その後の展開は予想が付くし定番で次々と人が殺されるパターンで段々と恐怖感よりマンネリ感を感じてしまい傍観するように見る流れでした。見せすぎない演出とか音の演出は良かったけど話の内容にもっと面白い捻りとか工夫が欲しいな。と見てました。結果的に面白い捻りや背景が判明したりと興味深く見れて良かったんだけど強烈な驚きとか恐怖みたいなものまでは無いまま普通に面白く見れたという感じの映画でした。


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「狂人ドクター」

2020年11月03日 | 映画
ジェイムズ・フランコが共同監督・主演という「狂人ドクター」という映画をタイトルに惹かれて鑑賞。内容とか全く知らなかったのですが実話をベースにしている話らしい。主演女優が綺麗な人で他にも沢山美人さんが出てくる精神病院の物語でした。ソフトフォーカスの美しい撮影で上品に綺麗に描かれますが内容はどんどん陰湿に洗脳されてゆく主人公がまったり描かれてゆきます。ちょっと単調で何がしたいんだ?と思ったりしましたが後半で急に以外な方向に振れてゆきました。
どこまでが実話ベースなのかよく分かりませんが舞台となった精神病院は2009年に閉鎖されたとの事。結構最近までそのままだったって事?
基本的な内容は「エンジェル・ウォーズ」と似た感じでしたがこちらは地味にねちっこく丁寧に撮られています。
鬱気味の主人公が洗脳されて別人格を作らされ演劇やらされたりしてプッツンして最後に復讐するような展開ですがその流れの説得力というのがイマイチ感じられないものがありました。




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「コーンヘッズ」

2020年11月02日 | 映画
昔レンタルビデオで見てなかなか面白かった記憶の残る映画「コーンヘッズ」のDVDを衝動買いして久しぶりに鑑賞。キャラクターとかは凄く印象的でしたが話の内容はかなり忘れてました。今見ると移民問題とか社会的な問題も背景に入れた作品だった事が分かりました。深い事考えずに何か憎めない変テコなコーンヘッズ家族に感情移入して楽しく見れて最後は何か暖かい気持ちになれるファミリー映画でもありました。奇想天外で都合の良い展開が炸裂してゆきますが適度に特撮とかしっかりと見せてくれる見せ場もあってとんがり頭の可笑しな家族の面白い面を見せてくれました。ダン・エイクロイドはもちろん母親に娘役の女優さん達もとても良かったです。


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「フラッシュゴードン」

2020年11月02日 | 映画
ブックオフで目にして懐かしの映画「フラッシュゴードン」のDVDを衝動買いしちゃう。昔テレビ放送で見て以来に鑑賞。期待した割に合成とかチープで荒が目立ちちょっとイマイチ感が記憶に残ってましたが今見るとそんな合成バレバレな映像も味があるというか憎めない素敵なケバケバしい世界観とかも良い感じに見れました。
クイーンの音楽が凄く印象的でしたが、やはり良かったです。エンドロールに入る辺りの音楽とかも最高で気持ち良く映画を見終える事が出来る娯楽作でした。
絵本のような美術やセットに煌びやかな衣装とか美女とか見た目に楽しい映像世界でした。
何か独特のセンスが前面に出た80年代初期の映画です。昔テレビ放送で見た時より楽しく見れました。


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「007 ダイヤモンドは永遠に」

2020年11月01日 | 映画
ショーン・コネリーさんが亡くなられたと知り彼の代表作である007シリーズから1本何か見ようと「007 ダイヤモンドは永遠に」を追悼鑑賞。
今作は既に見た事あるのかどうか記憶も曖昧でしたが最後の船上でのやりとりは覚えていたので見た事あったのかも。だけど本編の殆どを新鮮な感覚で見れました。程よくユーモアもありテンポ良く展開するので飽きずに見れた。ショーン・コネリーの声の響きも懐かしく良かった。彼のボンド映画は全部テレビ放送で見ていて吹替で見ていたんだけど他の色々な映画で元の声も印象に残っていたのでした。
ボンドガールというか美女の敵との戦いとか良かった。引き絵の爆発場面は合成で安っぽい印象でしたが時代を考えるとしょうがないね。ラストの爆破は逆に見応えありました。喧嘩アクションとかは良い感じ。娯楽作として楽しめるサービス精神に溢れた映画でした。ショーン・コネリーさんのご冥福をお祈りします。


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