栃木県はが郡の

陶工のつぶやき

灰こし

2023-11-02 17:51:28 | 雑記
妻が

「小屋にあるブリキのバケツに入った、袋は何?」と言う

はて?なんだろう?

行ってみると

あ~~これは・・・多分

土灰だな

土灰と言うのは

以前使っていた薪ストーブの灰で

楢や椚などの薪を燃やしたものなんですが

これが、釉薬の原料になるのです

で、いつか使うだろうと取っておいたのですが

それから幾星霜

存在すら忘れ

ブリキのバケツの底には穴が空いて

トトロのメイちゃんみたいに覗くと向こうが見える^^;

天然の土灰と言うのは買うと結構高価なもので

このようにしておくのは、陶芸の神様のバチが当たる可能性あり

「で、どうするの。これ?」と妻が仰る

神様の前に妻のバチが当たるのが怖いので

灰濾しを急遽することにした

バケツやら篩(フルイ)やら柄杓やら用意して

不純物を取り除く

炭の燃えさしやら

不思議なことに入れてない砂のような物などが混じっている

何か化学変化など起きているのだろうか?

などと考えながら45リットルのポリペイルに一杯になりました

このあと、何度か水を取り替え

アク抜きをするのです

ところで

いつか使うだろうと言うのは

なかなか使わないもので

さて、アク抜きが済んだ暁には

どう料理してやりましょうか?