陶芸の石膏型についてちょっと専門的な話
石膏型に泥を流し込むと
水分を吸ってくれるので
半日から一日ほどで固形の物になってくれます
完全に乾く前に仕上げをするので
作品の水分の状況を管理するのが大切になってきます
そして水を吸った石膏型は乾燥させないと
次の流し込みが出来ません
まあ・・流し込みをやれば出来るのですが
なかなか型から外れなくなる
能率が悪いのでやっぱり乾かしたほうが良いということになります
今日の天気予報は傘マークがついていたのですが
太陽もでてくれて外干しが出来て助かりました
何度か使用した石膏型は表面に結晶が出てきます
髪の毛よりも細い針のようなガラスのような結晶です
それがカビのように成長します
石膏の成分が水に溶けて表面に出てきて結晶を作るのだと思いますが
詳しくはわかりません
外に干しておくとおそらく風に飛ばされるのでしょう
結晶はなくなってしまいます
乾くと石膏型はキンキンと硬い音になります
濡れていると柔らかい音になって脆くなる感じがしますが
壊れるほどではありません
そうして繰り返し石膏型を使っていると
減ってくるのです
100回くらい使うと目で見てもなんとなく減ったとわかるようになります
そうすると新しい型に作り変えることになります
話を少し戻して
石膏型を乾かす方法は
天日乾燥が一番楽ですが
50度以内の温風と言う方法もあります
私はファンヒーターを使う時があります
窯が火照っていると上に乗せておくということも出来ます
コタツに入れると言う人もいるようですが
少量ならばそれも良いかもしれませんが、やったことはありません
本日はここまで