栃木県はが郡の

陶工のつぶやき

水ガラスは新鮮な方が

2014-05-02 17:37:26 | 陶芸



鋳込みと言う方法で陶芸作品を作る場合

粘土を泥状にするために水ガラスと言うものを使う

前にも何度かこのブログで書いたことがあるけれど

初めての方もいると思うので簡単に説明すると

窓ガラスを水につけておいて・・・いやこれはうそm(_ _)m

成分はガラスなんだけれど水飴のようになっているものが

売られているんです

ケイ酸ナトリウムとも言う

強いアルカリです

これに10倍程度の水を入れて撹拌すると

水に溶けてしまうんですね

これを少量粘土に混ぜて捏ねているうちに

サラサラした泥になっちゃうんです

粘土分子間のつながりを弱くしてバラバラにすると言う性質がある

とのことなんだけど

分子間のことは目に見えないので本の受け売り

陶芸材料屋さんに行くと500グラムで1800円くらいで売っている

鋳込みを始めた頃

500グラムではしょっちゅう買いにいかねばならないので

「大きいのはないの?」と聞いたら

「一斗缶のがあります。」

と言うのでそれを買ってきて使っていた

だけど最近になって正確に重さを計って使用しているのに

サラサラにならなくなってきたんですよ

おかしいな~?

と思って材料屋さんで聞いてみたら

「時間がたつと、劣化してくるようです。」とのこと

「へえ~そうなんだ。」

こういう物も劣化するんだ

さすがに一斗缶ではなかなか使い切れず

劣化してきたのか~

変色するとかなにか異変があるわけでもないので

まったく気づかなかった

500グラムより多くて一斗缶より少ない

”適量”のはないのかな?

最初から10倍に水で薄めているともっと楽なんだけど

いや・・・泥で売っているともっと楽かな・・・いや

素焼で売っていると・・・完成品を買ってくるってのはどうだ!


そうなると私の存在意義がなくなるかなあ




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