釉薬(陶磁器の表面のガラス質のもの)は
1から自分で作るものと
市販の釉薬があります
市販のものでも手を加えて、オリジナルにすることもできるのです
今日作ったのは後者の方
日本陶料の3号釉微粉
創立明治44年なんですね
明治44年と言えば西暦1911年
111年前ですね
この年なにがあったのか調べてみるとこちら参照
日本で初めてのスキーの指導とか
初のモンテカルロラリー開催とか
日本橋が石橋になって開通とか
国産飛行機初飛行とか
インディ500レース1回目とか
タイタニック号進水式とか
ニューヨーク州でザ・コンピューター・タビュレーティング・レコーディング・カンパニー(C-T-R、後のIBM)が設立。 これは びっくりしました。 111年前にコンピューターの会社が設立されていたんですねえ モナリザ盗難というのもある ロシア帝国首相ピョートル・ストルイピンがキエフでアナキストに狙撃される。ストルイピンは9月18日に死亡。 こんなこともあったんですねえ。キエフと言うのは今のウクライナのキーウのことだと思います ノルウェーのロアール・アムンセン隊が南極点に史上初めて到達。 気になったところだけ抜き出してみましたが 古いようでもあり新しいようでもあります そう言えば私の祖父はその頃の生まれだねえ 話が大きくそれました 釉薬のことでした この3号釉というのは約1240度で透明になる釉薬です 私はこれに手を加えて 白いマットにしております 栃木県の上河内サービスエリアの近所に 関白カオリンの出る所があります カオリンと言うのは白い粘土のようなものです これを透明釉に加えるとマット調になります さらに白くしたければ珪酸ジルコニウムを加える 釉薬上のピンホールを防止したければ 亜鉛華を加えるというようにして 調整していきます 亜鉛華は入れすぎると結晶が出てきますので3パーセント以内にしておきましょうね いずれにしても 使う粘土 窯の焚き方 によって調子は変化するので 誰がやっても同じようになるものでもないです |