栃木県はが郡の

陶工のつぶやき

窯冷ましながら釉薬作り

2022-06-29 14:24:34 | 陶芸
釉薬(陶磁器の表面のガラス質のもの)は

1から自分で作るものと

市販の釉薬があります

市販のものでも手を加えて、オリジナルにすることもできるのです

今日作ったのは後者の方


日本陶料の3号釉微粉


創立明治44年なんですね

明治44年と言えば西暦1911年

111年前ですね

この年なにがあったのか調べてみるとこちら参照

日本で初めてのスキーの指導とか

初のモンテカルロラリー開催とか

日本橋が石橋になって開通とか

国産飛行機初飛行とか

インディ500レース1回目とか

タイタニック号進水式とか


ニューヨーク州でザ・コンピューター・タビュレーティング・レコーディング・カンパニー(C-T-R、後のIBM)が設立。

これは びっくりしました。

111年前にコンピューターの会社が設立されていたんですねえ

モナリザ盗難というのもある

ロシア帝国首相ピョートル・ストルイピンがキエフでアナキストに狙撃される。ストルイピンは9月18日に死亡。

こんなこともあったんですねえ。キエフと言うのは今のウクライナのキーウのことだと思います

ノルウェーのロアール・アムンセン隊が南極点に史上初めて到達。

気になったところだけ抜き出してみましたが

古いようでもあり新しいようでもあります

そう言えば私の祖父はその頃の生まれだねえ

話が大きくそれました

釉薬のことでした

この3号釉というのは約1240度で透明になる釉薬です

私はこれに手を加えて

白いマットにしております

栃木県の上河内サービスエリアの近所に

関白カオリンの出る所があります

カオリンと言うのは白い粘土のようなものです

これを透明釉に加えるとマット調になります

さらに白くしたければ珪酸ジルコニウムを加える

釉薬上のピンホールを防止したければ

亜鉛華を加えるというようにして

調整していきます

亜鉛華は入れすぎると結晶が出てきますので3パーセント以内にしておきましょうね

いずれにしても

使う粘土

窯の焚き方

によって調子は変化するので

誰がやっても同じようになるものでもないです
















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